インフォメーション
山形県山形市の「独立行政法人国立病院機構 山形病院」で「手話外来」が開設されています。
脳神経外科部長の朽木秀雄先生が山形県登録手話通訳者の資格を取られて、2020年4月に開設されました。
ろう者と医師が手話で直接コミュニケーションをとることが出来るようになり、とても嬉しい取り組みです。
以下、山形病院のHP https://yamagata.hosp.go.jp/index.html から転載してご紹介します。
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院長のおすすめ
〜 手話外来について 〜
2020年4月より耳の不自由な方を対象に「手話外来」を開設します。医師自身が登録手話通訳者の資格を持ち、山形県はもとより全国でも例をみない取り組みです。手話通訳の予約、同席は必要ありません。私の専門の脳神経外科にこだわらず、あらゆる病気の相談、診察、検査結果の説明を医師自ら手話で行います。病気や健康で気になることがあれば気軽にご相談下さい。
脳神経外科部長 朽木 秀雄
問い合わせ先(平日のみ)
電話番号:023-681-2303
FAX番号:023-681-9477
Email: 117-yamagata-renkei1@mail.hosp.go.jp
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朽木先生とは先日お会いする機会があり、いろいろお話しを聞かせていただき、とても勉強になりました。
改めて、手話に興味を持つ・手話を覚えようと思う・手話が出来るようになる、きっかけを作るような活動を続けたいと思っています。
朽木秀雄先生には大変ありがたいことにとてもお忙しい中、冊子「十人十色Ⅱ」にコラムを寄稿していただきました。
「医療手話通訳」と取り組まれている「手話外来」について述べられていますので、ぜひご一読ください。
*全ページはこちらから↓
冊子「十人十色Ⅱ~見えない・障害を考える2020~」公開ページ
《事業2-1》「見えない・障害を考える 2020」講演会&冊子配布事業♪
手話秋田普及センターでは、手話を身近に感じていただくことを目的に2016年版から「手話カレンダー」を作製して、秋田市内の医療機関や秋田県内の学校等に無料配布しています。
5年目となる2020年版手話カレンダーは、新たに秋田県内の高等学校(約60部)にも配布先を広げ、1,400部(昨年は1,300部)を配布しました。
なお、2020年版手話カレンダーの製作費用は<あきぎんCSR私募債/寄贈者:有限会社半田葬儀社様>によるものです。深く感謝申し上げます。
<2019年10月15日/寄贈式の記事です>
秋田銀行様より「〈あきぎん〉CSR私募債」寄贈式を10月15日に開催していただきました♪
有限会社半田葬儀社様が「〈あきぎん〉CSR私募債」の発行に伴う寄贈先に当センターを選んでくださったのです。大変嬉しいです‼
〈あきぎん〉CSR私募債 とは?
『〈あきぎん〉CSR私募債は、私募債を発行されるお客さまから受け取る手数料の一部(私募債発行額の0.20%相当額)で、地域の学校や医療・福祉施設、環境保全や文化財保護を行う団体等へ寄贈を行うものです。寄贈先についてはお客さまにお選びいただけますので、お客さまは私募債発行を通じてCSR活動に取り組むことができます。当行は、本商品を通じて、地域の企業さまとともに地域貢献に取り組んでまいります。』
(秋田銀行HPより)
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寄贈式は秋田市大町の「半田葬祭ホール 寺町セレーネ」にて、代表取締役 半田雅之様から「手話カレンダー制作費」として受贈しました♪
せっかくなので会場となった葬祭ホール「寺町セレーネ」も見学させていただきました。昨年オープンした葬祭ホールですが、とてもきれいで高級ホテルのような雰囲気でした。ソファの色やアメニティにもこだわりを感じました。以下、半田葬儀社様のHPから転載してご紹介します。
メインホールは間接照明を取り入れた吹き抜けの天井。パープルの椅子が優しく包み込むハイモダンなホール。家族葬から最大120名様まで対応。
リビングは赤を基調としたモダンな空間。充実のアメニティでご葬儀までゆっくり過ごすことができます。
ロビーに飾られているのは、ニッポン画家「山本太郎」氏が寺町セレーネのコンセプトに共感し、このホールのために描き上げた3部作です。
(会場となった「寺町セレーネ」〒010-0921 秋田県秋田市大町6丁目6)
(「みやびの記」〒010-0922 秋田県秋田市旭北栄町1-25)
(有限会社 半田葬儀社HPより)
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半田葬儀社様では「寺町セレーネ」「みやびの記」「想心記」の3つの葬祭ホールを持ち、ご要望に沿った様々なスタイルでお見送りをすることが出来ます。
2020年版手話カレンダーは、新たに秋田県内の高等学校(約60校)にも配布しました。これからも活動の幅を広げて聴覚障害や手話への理解に繋げたいと思っています。
秋田銀行様、半田葬儀社様、ありがとうございました!
半田葬儀社様のHPはこちらから↓
手話秋田普及センターでは、2019年度は聴覚障害や発達障害などの「見えない障害」をテーマに事業活動を行いました。
「一般財団法人 秋田県教育関係職員互助会助成事業」です。
聴覚障害がなぜ理解されにくいのか?と考えた時、「見えない・見えにくい障害」でもあることが一因だと思いました。
また、他の障害をお持ちの方やそのご家族とお話しをしていく中で「共通の願いや悩み」がたくさんあることに気付きました。
そこで発達障害なども含めての「見えない障害」として講演会を2回開催することと、講演のダイジェストとコラムを綴った冊子を作って配布することを企画したのです。
2019年7月7日と9月1日に開催された講演会の様子と、12月1日に完成した冊子をご紹介します。
2019年7月7日、日向大吾様、日向まどか様ご夫妻を山形県からお招きして第1回「見えない障害を考える講演会」を開催しました。
開催にあたり、ご来賓を代表して秋田県議会議員の竹下博英様と秋田市議会議員の武内伸文様からご挨拶をいただきました。
第一部は日向まどか様が「発達障害児の自立のために親ができること」と題して講演をしてくださいました。
第二部は日向大吾様が「きこえないということ」と題して講演をしてくださいました。
お二人ともとても素晴らしい講演内容で、私自身、たくさんの学びと感動をいただきました(*^。^*)
*日向まどか様のHP「発達障害をみんなで考える会『ここから』」でも紹介されていますので、こちらからお読みください↓
発達障害をみんなで考える会『ここから』>>7/7 見えない障害を考える会 in 秋田
7月8日の秋田さきがけ新聞でも記事にしていただきました!
(秋田魁新報社許可 190708-106号)
前日は、せっかく秋田までおいでいただいたので、日向ご夫妻と夫と娘と5人で男鹿水族館と雲昌寺へ遊びに行ってきました♪
主催者として、とても楽しく有意義な2日間を過ごすことが出来ました。
講師の日向大吾様・日向まどか様、スタッフ、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
(2019年7月6日:男鹿市の雲昌寺にて♪)
☆講師プロフィール☆
☆日向 大吾様(ろう者、山形県立酒田特別支援学校教諭)
外部から聴覚障害や情報保障、手話言語の仕組み、言語発達などをテーマにした講義・講演や手話指導を依頼されることも多数。
他に手話アーティストとして舞台に立ったり、
水泳のデフ・パラアスリートとしても活動していて、全国大会などで多数の金メダルを獲得している。
4年連続で山形県スポーツ賞を受賞。
障害を持つ子どもたちの目標であり続けたいと水泳を続けている。
☆日向 まどか様(発達障害をみんなで考える会「ここから」代表)
鶴岡市で活動している、
発達障害をみんなで考える会『ここから』代表。
2019年5月からは当事者限定の会『彩えんぴつ』を立ち上げる。
息子の発達障害や不登校という現実をきっかけに、発達障害及び、不登校児の支援活動を始める。
毎月の例会や相談を通じてたくさんの事例と向き合う。
発達障害のペアレントメンター、バリアフリー推進員。
聴覚障害の夫を持ち、聴覚障害にも多少の理解あり。自殺予防のゲートキーパーでもありたいと思い、日々自分なりに勉強している。
2019年9月1日、宮城教育大学准教授の松﨑丈様をお招きして第2回「見えない障害を考える講演会」を開催しました。
聴覚障害や発達障害など見た目では分かりにくい障害は、分かりにくいが故に理解されにくい障害です。ろう者で宮城教育大学准教授の松﨑様から当事者として、また研究者として様々なことを教えていただきたいと思って企画した講演会です。
開催の挨拶の後、ご来賓の3名様から大変心強いご挨拶をいただきました。
秋田県教育庁 教育次長 渡部 克宏様
秋田県議会議員 竹下 博英様
秋田市議会議員 武内 伸文様
(左から渡部教育次長、竹下県議、武内市議)
講演は松﨑先生が取り組まれている「当事者研究から見えてきたもの」を中心にお話しいただきました。
事前に原稿を見た時はちょっと難しそう、って思っていたのですが、先生はとても分かりやすく解説してくださいました(^^)
私も11歳の娘が耳が聞こえていないと分かってから11年以上になり、色々なことを知りました。そして多くの人に理解して欲しくて活動してきました。
松﨑先生の講演を聴講して、改めて多くのことに気付かされ、まだまだ足りない事がたくさんあってとても勉強になりました!
「当事者研究」は多くの参加者にとっても初めての内容だったかと思いますが、「とてもよかったよ」と言っていただけて、嬉しかったです。
松﨑先生には多忙なスケジュールの中、秋田で講演をしてくださいまして、とても感謝しています。ありがとうございました。
☆講師プロフィール☆
☆松﨑 丈様(ろう者、国立大学法人宮城教育大学准教授)
研究は、家族中心アプローチによる早期支援、聴覚障害児・者への合理的配慮、学校コンサルテーションによる教員育成、ろう重複障害児・者(主に発達障害、知的障害、肢体不自由)のことば・コミュニケーションに関わる諸問題と教育的対応に関する実践研究、聴覚障害当事者研究など多岐にわたる。
全国で講演多数。
12月2日、講師をされた日向まどか様、日向大吾様、松﨑丈様と、障害と関わってご活躍されている薬師寺みちよ様、髙橋恒治様、渡辺敦生様、中山隆子様、Reem Mohamed様、藤木和子様、佐藤万美様に執筆をしていただいて冊子を700冊作製しました。
冊子は秋田県内の小・中・特別支援学校・高等学校、障害福祉課等へ無料配布しました。
助成事業の性質上、販売等はしておりませんがご一読いただければ幸いです。
公開ページはこちらから↓
2018年/ 日向大吾様のFBより「チャリティコンサート」を終えて
2018年/ 日向大吾様のFBより/鶴岡市役所の前に名前が掲示されました
2019年/ 第2回 聴覚障害当事者研究シンポジウムのご紹介
2018年/ 松﨑丈先生のFB(2018/7/28)「困っている」ことの意味。
手話秋田普及センターでは、2019年度は聴覚障害や発達障害などの「見えない障害」をテーマに事業活動を行いました。
「一般財団法人 秋田県教育関係職員互助会助成事業」です。
講演会で講師をされた日向まどか様、日向大吾様、松﨑丈様と、障害と関わってご活躍されている薬師寺みちよ様、髙橋恒治様、渡辺敦生様、中山隆子様、Reem Mohamed様、藤木和子様、佐藤万美様に執筆をしていただいて冊子を作製しました。
冊子は秋田県内の小学校・中学校・特別支援学校・高等学校等へ配布しました。また、多くの方にも読んでいただきたいので公開します。
冊子は全40P(表紙含む/本文は白黒)です。ご一読いただけば幸いです。
全ページ(40P)はこちらから↓
【冊子】「十人十色~見えない障害を考える 2019」(公開ページ)
*冊子は学校等に配布を目的に作製したもので、販売および個別配布はしておりません。事業の趣旨をご理解くださいますようお願い申し上げます。
2019年/《事業2-1》「見えない障害を考える 2019」講演会&冊子配布事業♪
2019年6月22日に東北労働金庫労働組合秋田県支部様の講習会で講師をさせていただきました。
会場は秋田拠点センターアルヴェ2F。アルヴェでは7月7日も9月1日も予定していますが、何度も主催者として講演会を開催しています。ただ、当センターで主催する講演会は外部から講師をお招きするので、私自身がアルヴェを会場に講師を務めるのは初めてでした。
講習会では、まずは「聴覚障害や手話」のことを知っていただければ、という思いで原稿を作りました。
耳の聞こえない娘を育てている中で気づいたこと、法人の事業活動の中で多くの方と交流して私自身が教わったことを”ぎゅっ”と詰めてお話しさせていただきました。
接客などの時に、少しでも参考になれば幸いです。
貴重な機会をいただきまして、ありがとうございました。
東北労働金庫様には1月に、社会貢献団体として「東北ろうきん復興支援助成金」もいただいていて、改めて感謝申し上げます。
2019年7月8日、秋田市の雄和市民サービスセンターで、女性セミナー「ゆうわ」の講師をさせていただきました。
演題は「手話がどこでも見られる社会を目指して」
娘の耳が聞こえていないと分かった時からどんなことを思ってきたのか、が、手話秋田普及センターの設立につながりました。
普及センターでどのような活動をして、そしてなぜ「手話がどこでも見られる社会」にしたいのかをお話しさせていただきました。
私自身もこれまでの子育てや事業活動を振り返り、その多くは反省点ばかりですが(^-^; 、、改めて発信させていただく機会となり、お声がけをいただいことに感謝申し上げます。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
2019年8月14日、今年も東京ヴェルディサッカースクールの子供たちとの手話交流会を開催しました!(^^)!
「第23回 AKITA花まるっCUP少年サッカー大会U-12」が8月15日~8月17日に秋田市で開催されます。
この大会のために遠征してくる子供たちとの交流も4年目になりました。今年初めて参加された子供たちが多かったですが、続けて参加してくれた子供たちもいて、とても嬉しいです。
今年も11歳の娘を講師に、私が進行役という形で進めました。U-12の大会なので、150センチの娘の方がお姉さんに見えたりして、4年前から比べると時の流れを感じました(^-^;
娘は最初こそ少し緊張している様子でしたが、私と違って人前でも物怖じしない性格で、堂々とやってくれました(*^▽^*)
今年は、動物や食べ物のイラストを見ながら手話表現を考えてもらったけど、子供たちの発想力がとても豊かで、感心しながら見ていました!
手話表現だけでなく、手をたたかずにひらひらとする「ろう者の拍手」が興味深かったようで、集合写真ではとくに決めずに撮ったのですが、「ろう者の拍手」をしてくれる子どもが多かったです(#^^#)
子供たちは好奇心旺盛で素直でとても楽しい交流となりました♪ 大会とともに秋田での思い出になってくれれば幸いです。
娘も成長と落ち着きが感じられて、頑張ってくれました!!企画してくださったコーチ、参加してくれた子供たちに感謝しながら、今後も活動を続けていきたいと思っています(*^▽^*)