マーク等のご紹介
各団体で普及を進めている聴覚障害に関わる様々なマーク等をご紹介します。
一般財団法人 全日本ろうあ連盟様が、手話や筆談で対応できる窓口だと知らせるため「手話マーク」と「筆談マーク」を作成しました。
それぞれを「全日本ろうあ連盟のHP」からご紹介します。
手話マーク・筆談マークのご紹介
【マークについて】
①手話マーク・・・国外への普及も考え、5本指で「手話」を表す形を採用し、輪っかで手の動きを表現しました。
【意味】「手話で対応します」「手話でコミュニケーションできる人がいます」
②筆談マーク・・・相互に紙に書くことによるコミュニケーションを表現しました。
【意味】「筆談で対応します」
全日本ろうあ連盟のホームページから無償でダウンロードすることができます。
詳細はこちらから➡手話マーク・筆談マークについて( 全日本ろうあ連盟)
行政機関や金融機関の窓口で「耳マーク」を見かけられた方も多いと思います。
「耳マーク」については、「一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会のホームページから耳マークの説明文・事例2」を転載してご紹介します。
『◆耳マークの意味は・・・?◆
耳の不自由な方が、自分の耳が不自由であることを表すのに使用します。また、自治体、病院、銀行などがこのマークを掲示し、耳の不自由な方から申し出があれば必要な援助を行うという意思表示を示すのに用います。
・聴覚障害と援助の内容を知らせる
聴覚障害は、外見からは障害が分からず、また障害の程度も、必要とする援助も、人によって違います。手話による援助よりも筆談のほうが分かったり、口元をはっきり見せて、ゆっくり話すほうが良いかたもいます。そして聴覚障害者であることが分からないために病院の呼び出しなどで名前が呼ばれても聞こえず後回しになってしまう恐れがあります。
このため簡単に周囲に自分が聴覚障害者であることを知らせる必要があると、この「耳マーク」が考案されました。
このマークの形は、耳に音が入ってくる様子を矢印で示し、聞き手が一心に聞き取ろうとする姿をイメージしています。耳マークだけでは、その人が受けたい援助は分からないため「耳が不自由です。お手数ですが筆記してください」といった、自分が受けたい援助を示したカードをあわせて利用することもあります。
・ 聴覚障害者が援助を受けやすい環境を目指す
このほか耳マークは、自治体や銀行、病院などが、聴覚障害者に援助をしますよと呼びかけるマークとしても利用されています。このマークがあることで、聴覚障害者は援助の依頼がしやすくなります。』
(一般社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会から転載の許諾を受けています。)
さらに詳細な内容についてはこちらからどうぞ
秋田県ではヘルプマーク、ヘルプカードの配付を12月1日から始めましたので、秋田県の公式ホームページ 美の国あきたネット から転載してご紹介します。
県では、「障害の有無にかかわらず、相互に人格と個性を尊重し合いながら、共生する社会の実現と、障害のある方などが社会参加しやすい環境づくり」を目指して、さまざまな取組を進めています。そのような中、外見では障害などがあると分からなくても援助や配慮を必要とされる方が、周囲の方の援助を得やすくなり、みんなで助け合う社会の実現を目指して、ヘルプマーク、ヘルプカードの普及に取り組むこととしました。
ヘルプマークを身につけている方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかけるなど、「思いやりのある行動」をお願いします。ヘルプカードの提示がありましたら、書かれている内容にそって、支援をお願いします。
※ヘルプマーク・ヘルプカードは、社会生活などにおいて、配慮や支援が必要であることを周囲に知らせるためなどに使用するものです。
ヘルプマーク・ヘルプカードの提示によって交通料金や施設利用料割引などのサービスを受けることはできません。
ご理解のうえ、ご使用くださるようお願いします。
*ヘルプマーク、ヘルプカードに関するお問合わせは、下記にお願いします。
秋田県健康福祉部 障害福祉課
TEL:018-860-1331 FAX:018-860-3866
E-mail:shoufuku@pref.akita.lg.jp
広島県のY-SMILE.株式会社様が普及を進めている手話バッジ(ちょーすけバッジ)を、HPから転載してご紹介します。
ちょーすけバッジの形は聴導犬の後ろ姿です。まだまだ認知度の低い聴導犬の存在を知ってもらって、聴覚障害者に「聴導犬と暮らす」という選択肢があるという事を知ってもらいたいです。また、聞こえる人にも「聴導犬と暮らしている聴覚障害者が居る事」を知ってもらい、みんなが暮らしやすい社会をみんなで作っていきたい、そんな想いを込めました。
また、聴導犬の候補は保護犬から選ばれる事も多くあると知り、聴導犬の育成・普及は、殺処分されるかもしれないワンちゃんの命を救う事にも繋がるという事を、多くの人に知ってもらいたいという想いから、聴導犬をモチーフにしました。
更に、「手話を学んでいる人が居る事」も、もっともっと知ってもらいたいという想いから、背中にアイラブユーのイラストを描きました。アイラブユーの数で、手話が出来るレベルが一目で分かるようになっています。
「相手が聞こえないので手話を使ったら、手話が分からないと言われた」「聞こえる人は手話が分からないだろうと思って口話でコミュニケーションを取っていたが、実は手話が出来る人だった」といった事は、思い込みから始まるズレです。ちょーすけバッジを付ける事で、お互いの思い込みを無くして、コミュニケーションをスムーズにする第一歩になればいいなと思います(*'ω'*)
ちょーすけバッジ製作のきっかけ
手話バッジを作ろうと思ったきっかけは、災害です。防災意識は高まっていますが、災害というのはいつか起きてしまうもの。防災意識と同じように、災害が起きてからの行動も大切だと考えました。
皆さん、避難所での生活を想像して下さい。困る事は沢山ありますが、聞こえない人はコミュニケーションに困ったというお話をよく聞きます。周りの人が話している内容やアナウンスが聞こえないので、情報がありません。自分が取り残されてしまった、自分だけ分からない、と孤独に感じ、ますます不安になってしまいます。避難所生活はいつまで続くか分かりません。そんな時、少しでも不安を無くせたらと考えついたのが、手話バッジなのです!
自分がもし聞こえなかったら、「この中に聞こえない人は居るかな?その人と話したいな…」と考えます。でも、どの人が聞こえないのか、見た目では分かりませんよね?このバッジを着ければ、一目で分かります。また、聞こえる人が聞こえない人に何かサポートしたいと思った時も、このバッジならすぐ分かります。
手話バッジを作る上で大切にした事は、①可愛い、②シンプル、③分かりやすい、④色の意味です。聞こえる人、聞こえない人、聞こえにくい人の3種類作り、遠くからでも分かるように、色付けをしました。形は聴導犬の後ろ姿です。犬の背中には、手話で「アイラブユー」のイラストを描きました。このアイラブユーの数で、手話が出来るレベルが分かるようになっています。
「聴導犬が増えますように」と願いを込めて、「ちょーすけバッジ」と名付けました。1個¥880(税込)で、売り上げの一部は、日本聴導犬推進協会へ寄付されます。
詳細につきましてはこちらからどうぞ↓
(Special Thanks Y-SMILE.株式会社様)