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2020-12-29 20:00:00

2020年は世界中に猛威をもらたしている新型コロナウイルスに関する報道が連日、続きました。

 

菅官房長官や知事の記者会見に手話通訳がつくことも多く見受けられるようになりました。

 

その中で「なぜ、手話通訳者はマスクをしないのか?」がニュースとして取り上げられました。

 

医師である薬師寺みちよ前参議院議員のFacebookでその理由が触れられています。自作マスクやお願の記事と併せて、以下、転載してご紹介します。

 

転載元はこちら↓

薬師寺みちよ参議院議員のFBより 演説付.jpg

 

 

 

2020-4-9  「自作マスク」より.jpg

 

新型コロナとの闘いは、さらに次のステージに移っています。

 

町では誰もがマスクをつけるのが当たり前。

 

しかし、マスクをつけると困る方がいらっしゃることも知っていただきたいのです。

 

それが聴覚に障害を持っていらっしゃる方々です。

 

日頃、口の形や表情を見て、言葉の意味を理解していらっしゃる方々にとって、マスクは天敵。

 

手話も手の形だけではなく、口の形や表情もその表現の一部です。

 

ご高齢の方で耳が遠い方も、自覚していないだけで口の形を見ていることも少なくありません。

 

しかし、今回の様に感染予防となれば話は別です。

 

我々医療者も、マスクで口元が見えないだけで、患者様の微妙な表情や感情が読み取れず、もどかしさも残ることもございます。

 

その様な方向けに、クリアファイルとセロハンテープ、サージカルマスクのゴムを使って透明マスクを自作してみました。

 

医療用としては使えませんが、大きな飛沫は防げます。

 

無いなら手元にある材料で作るしかありません。

 

皆で知恵を出し合いながら、新型コロナと人類の闘いに勝利しましょう!(この画面に音声はあえてつけませんでした)

 

 

*薬師寺みちよ先生の動画(外部リンク)はこちらから↓

 

https://www.facebook.com/michiyo.yakushiji.1/videos/1349116515276541/?fref=nf

 

4月 自作マスク.jpg

(Special thanks 薬師寺みちよ先生)

 

 

 

2020-5-4  差別意識について.jpg

 

今、医療者やコロナ感染者への差別や偏見の報告が絶えません。

 

病院から帰宅しようと思ったらタクシーに乗せてもらえなかったり、医療者の子供が保育園の通園を断られたり、市町村で感染者が出たらどこの誰なのかを特定する様な動きがあったり、治癒しても家に帰ると差別が待っていると言った悲しいニュースが日々報道されております。

 

ウィルスは人を選びません。

 

誰しもが感染する可能性がございます。

 

今、全日本ろうあ連盟が製作した映画が2本無料公開されております。

 

聴覚に障害があるだけで、運転免許も取れない時代がありました。 聴覚に障害があるだけで、医療関係の免許が取れない時代がありました。 その歴史を自らの努力で打ち破り、未来を勝ち取ってきたろう者の作品です。 明日5/5まで無料公開されております。

 

映画『ゆずり葉』 https://youtu.be/KwJRQVDeo9E

 

映画『段また段を成して』 https://youtu.be/fwDU0PinGIU

 

多様化が図られている昨今ですが、昔から日本では差別が当たり前の様に行われてまいりました。

 

今一度、我々の心に蔓延った差別意識について考えてみませんか?

 

当たり前のことが当たり前ではない社会、日常に時間の余裕がある今だからこそ、家族でも話してみませんか?

 

子供は大人の鏡です。

 

お子さんの感想に、日頃気づかないわが心を曝すことになるかもしれません。

 

皆様、有意義な連休を!

 

 

*薬師寺みちよ先生の動画(外部リンク)はこちらから↓

 

https://www.facebook.com/michiyo.yakushiji.1/videos/1369642246557301/

 

 

4月 PCR検査.jpg

(画像は4/16の記事から/Special thanks 薬師寺みちよ先生)

 

 

 

2020-6-5  お願い.jpg

 

6月3日、日本医師会に全日本ろうあ連盟の新型コロナウィルス危機管理対策本部の医療支援チームの一員として、「きこえない・きこえにくい人への医療機関での診療などの際の配慮について」お願いにまいりました。

 

要望は

 

1、「遠隔手話サービス」や「電話リレーサービス」についての理解

 

2、医療従事者の表情や口元(口形)が見える工夫や、コミュニケーションの補助手段についての配慮

 

3.分かりやすい文章での筆談への配慮、等についての理解 の3点です。

 

本日、電話リレーサービスに関する法案が国会で可決され、いよいよ制度化に向かって本格的に歩み始めることになりました。

 

しかし、これで満足してはなりません。

 

聴覚に障害をお持ちの皆様だけではなく、我々聴者もこの制度を使いこなさねば意味がありません。

 

殆どの国民は、電話リレーサービスや遠隔手話サービスを知りません。

 

コロナで直接病院を受診出来ない、保健所に連絡せねばならない、感染リスクのため手話通訳が同行できない、そんな時、電話リレーサービスや遠隔手話通訳を使用し、聴覚の障害に関わりなく、同じ医療サービスを受けていただきたいのです。

 

しかし、電話を受ける者が電話リレーサービスをしらなかったら・・・ 遠隔手話通訳サービスがあることを知らなかったら・・・・ 今回の様な緊急時には命が危険にさらされてしまうのです。

 

透明マスク生産再開についても、医師会にもご協力いただきたいとお願いいたしました。

 

写真で私がはめているのが、製造中止になっている、ネットメロンの透明マスク(ルカミィ)です。

 

これがあると、口の形も見え、かつ感染予防も可能となります。

障害の壁はテクノロジーと知恵で超えていけ!

 

今日は、医療支援チームの中西理事、嶋本理事も遠隔システムを利用し、滋賀県や兵庫県から参加していただきました。

 

Withコロナの社会は、多様性を認め合う社会。 多様性は武器です。

 

これからも新たな価値創造のために、出来ることをコツコツと積み上げてまいりたいと思います。

 

日本医師会の横倉会長、松本担当理事、本当に貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

 

2020年6月5日 日本医師会にて.jpg

(Special thanks 薬師寺みちよ先生)