インフォメーション
薬師寺みちよ先生は手話や聴覚障害にもっとも理解があり、参議院議員として様々な課題に非常に熱心に取り組んでくださいました。
手話の普及やデフリンピックのPR、そして「電話リレーサービス」を公的なインフラとして整備することを国会で訴えられていました。
12月12日にイタリアで開幕した冬季デフリンピックの応援に行ってくださっています!
薬師寺みちよ前参議院議員のFacebook(2019/12/13)から以下、転載してご紹介します。
12月12日、冬季デフリンピックイタリア大会の開会です!
町中の人々が通りに並び、その真ん中を選手団はそれぞれの国の国旗を持ち、堂々の入場行進です。
今回のICSD(国際ろう者スポーツ委員会)では、新たに台湾のKang Chenさんが委員長に選出されました。
彼は親日家としても日本のろう者の間で知られており、私も何度もお世話になっている間柄。2025年デフリンピック日本開催に大いに期待してくださっているお一人です。
ICSD改革委員会では筑波技術大学の大杉先生が先頭に立って頑張ってくださっております。
我々日本勢も今後のデフリンピック日本招致だけをゴールに設定しているのではありません。未来の子供たちのためにも、国際的にデフスポーツを主導していく立場で頑張っています。
いよいよここ寒いイタリアで熱戦が始まります。
皆様の応援、よろしくお願いいたします!
(Special thanks 薬師寺みちよ前参議院議員)
平成30年11月下旬、2019年手話カレンダーが完成しました♪
2019年版は1,300部を作製して昨年同様、秋田市の医療機関や秋田県内の小中学校・特別支援学校や図書館、行政機関などに無料配布しました。
手話が身近な社会になるように、掲示依頼があったときは、ぜひ、ご協力をお願い申し上げます。
この手話カレンダーは多くの人に見ていただけるよう無料配布を目的に作製していますので、販売はしておりません。趣旨をご理解くださいますようお願い申し上げます。
平成30年3月、手話を身近な社会にするために取り組んできた手話カレンダーの無料配布事業が、「平成29年度秋田県バリアフリー推進賞【活動部門】」に選定されました♪
3年間続けて手話カレンダーを作製し、医療機関や教育機関、行政機関、図書館などに無料配布してきたことを評価していただけました。とくに「聞こえのバリアフリー」への取り組みとして表彰を受けるのはとても光栄です。
昨年開催した「手話の活用を考える講習会&ワークショップ」でも少し触れましたが、私は「バリアフリー」という言葉にはこだわりがありました。
「聞こえる人と聞こえない人の間には目には見えないけれど大きな壁があって、その壁を壊したい」という思いが強くあります。
そのためにはハード面のバリアフリーだけではなく、相手に伝えたい・通じ合いたいという気持ちが大事なんだと思っています。
手話は言語であり大切なコミュニケーション手段です。このバリアフリー推進賞の受賞が広く発信の機会になってくれれば嬉しいです。
表彰式は3月22日、秋田県庁3Fの第一応接室で開催され、中島副知事から賞状と記念品をいただきました。
平成29年度は当センターも含めて7団体が受賞され、集合写真を撮りました。
せっかくの機会ですので中島副知事と記念写真を撮りました。
”継続こそが力”だと思っていますので、今後も手話カレンダー事業を続けていくことで「聞こえのバリアフリー」や手話への理解につなげていきたいと思っています。
<平成29年度秋田県バリアフリー推進賞表彰事例集>
pdfはこちら→ 平成29年度秋田県バリアフリー推進賞表彰事例集.pdf (1.8MB)
手話秋田普及センターでは、2016年7月より「手話でありがとう」のイラストがプリントされている「手話サブレ」を販売しています。
製造元は「秋田菓子宗家 かおる堂」様です。
2018年4月にはデザインを「おめでとう」に変えて、期間限定販売をしました。以下は2018年春の記事からです。
春ですね♪ そこで新作、手話サブレ「おめでとう」を作ってみました。秋田菓子宗家かおる堂様の「かおるサブレ」に私が描いたイラスト「手話でおめでとう」をプリントしています。
この春限定で平成30年4月12日から4月30日までの期間限定販売しました。
当センターでは引き続き、手話サブレ「ありがとう」を販売しております。
1枚216円(税込み)です。1枚からでもOKです。数量によってはお時間をいただくかもしれませんが、よろしくお願いします。
【2023年4月追記】現在は常時販売を休止(要応談)としていおりますので、ご了承ください。
干支が亥(いのしし)となる2019年用の年賀郵便切手の図柄に秋田市に伝わる郷土玩具「八橋人形」の亥が採用されました。嬉しいですね♪
ところで手話をイラストにした切手はあるのでしょうか?
海外では僅かにあるようですが、残念ながら日本郵便では発行されていないようです。
手話をイラストした切手を多くの人が使ってくれればそれもまた「手話の普及」につながります。「無いんだった作ればいい」というコンセプトのもと「手話でありがとう」の大型と花柄の2種類の手話切手シートを販売していましたが、
「ありがとう(花柄)」が完売しましたので販売を終了します。
(完売しました。お買い上げ、ありがとうございました。)
2019年10月の消費税増税に伴い郵便料金の改定が予想されますので、再作成はしないで「ありがとう(大型)」も在庫のみの販売とさせていただきます。
〈追記〉「ありがとう(大型)」も、2019年9月を持ちまして販売を終了しました。お買い上げ、ありがとうございました。
平成30年4月9日、北都銀行新入行員の皆様へ研修会での講師をさせていただきました。昨年に引き続き、聴覚障害や手話のことを知っていただく機会を設けていただいて北都銀行様にはとても感謝しております。
その中から今年新たにお話しした内容を中心にご紹介します。
自己紹介のあと、最初に「聞こえない人が来たらどのような配慮が必要か?」をグループディスカッションしていただきました。
それぞれグループに分かれて真剣に考えられて3分という短い時間でも様々な意見や大切なことを回答されました。自分だったらどうするか?まずは考えることからが第一歩です。
それらを踏まえて、mami satoさん(昨年9月18日の講習会&WS「災害対応」の講師でろう者です。)のブログ「ねこちゃんねる」の記事から2つの事例を紹介しました。
かつては手話そのものが差別の対象でしたので、手話の歴史も知っていただきたいと思いました。平成25年に全国で初めて手話言語条例が成立した鳥取県手話言語条例の附則から紹介しました。
平成29年4月1日に「秋田県手話言語、点字等の普及等による円滑な意思疎通の促進に関する条例」が施行されていることも紹介しました。手話言語条例は全国で広がり続け、4月6日までに178自治体で成立(全日本ろうあ連盟調べ)しています。
「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」から、京都市が観光都市として「もてなしの心」を持ち、手話を必要とする観光旅行者などへの対応に取り組まれていることも紹介しました。
下の画像は仁・実さんの「耳が聞こえる人が基準の社会の中で」からコラムを紹介している様子です。
その他にも、耳が聞こえない人が感じている困りごとや、娘のエピソード、指文字や聴導犬などを紹介させていただきました。
最後にイラストや写真を見せながら「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「はじめまして」などの基本的なあいさつの手話を紹介しました。
栗田一歩様の作品「ようこそ」も使わせていただきました。「いらっしゃいませ」という手話にもなります。Sigb Lab.というサイトからたくさんの素敵な写真作品を発信されています。
研修会の様子はNHK、ABS、AKTでそれぞれニュースになり、新入行員の皆さんがあいさつなどの手話を覚えようとしている姿が映し出されました。
4月10日の秋田さきがけ新聞でも記事になりました。記事でも触れられていますが、北都銀行様では窓口でのコミュニケーションをよりスムーズにするツールとして「コミュニケーションボード」が全営業店に設置されています。
また本店営業部にはCOMUOON(コミューン:声が聞こえやすくなるスピーカーです)が設置されていて、ハード面とソフト面から聞こえのバリアフリーへの対応に取り組まれています。
(本店営業部に設置されているCOMUOON)
研修会には次の方から資料や画像を提供していただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
mami satoさま(山形県)
栗田一歩さま(京都府)
Reem Mohamedさま(日本⇔エジプト)
仁・実さま(千葉県)
Y-SMILE.株式会社さま(広島県)
【紹介順】
秋田県、鳥取県、京都市
この研修会が聴覚障害や手話への理解へつながる機会となってくれれば嬉しいです。そして手話をひとつでも覚えて使って「通じ合う」ことを体験して欲しいなぁと思います。私自身にとっても、貴重な機会となりました。ありがとうございました。
全国手話通訳問題研究会(略称:全通研)秋田支部中央地域班様の7月6日の例会でお話しさせていただきました。
全通研秋田支部様には手話講習会や昨年の講習会&ワークショップなどで手話通訳を依頼したり、スタッフとして協力いただいたりと大変お世話になっています。
個人的に交流のある方もいますが、今日は改めて手話に関わったり法人を設立したきっかけや活動コンセプト・活動内容等についてお話しさせていただきました。
私は20代のとき手話を少し習っていたので、娘の耳が聞こえてないと分かった時、「手話で育てる」という方向付けは早かった方かもしれません。
「手話をやっても社会に出たら誰もやってくれないでしょ。」と仰っていた方もいました。子供が重度難聴のとき、多くの親が「人工内耳」を選択するのは世の流れなのでしょうが、私は手話で育て、そして手話を普及する活動を始めました。
法人は設立するよりも継続することが大変なので、協力していただきながらひとつひとつの活動を積み重ねていきたいと思っています。
ここ数日、娘の耳が聞こえないことを知った時からどう子育てしてきたか(浮かんでくるのは反省点ばかりですが(>_<))などを思い出しながら原稿を書いてました。
私自身も初心に返る貴重な機会になりました。ありがとうございました。
2018年8月14日、今年も東京ヴェルディサッカースクールの子供たちに手話講習会を開催しました!(^^)!
「第22回 AKITA花まるっCUP少年サッカー大会」が8月15日~8月17日に秋田市で開催されます。この大会のために遠征してくる子供たちとの交流も3年目になりました。エレファントサッカー少年団の子供たちも合流してくれて30名超の参加者で行うことが出来ました。続けて参加してくれた子供たちもいてとても嬉しいです。
今年は10歳になる娘を講師に、私が進行役という形で進めました。昨年、一昨年と教えてくれた方がとても上手で「好評だったよ」と言っていただいていたので比較されることへの不安もありましたが、娘も少しは手伝っていたので今年は思い切って1時間任せることにしました。
始まってみれば、娘は私と違って人前でも物怖じしない性格で、堂々とやってくれましたよ(*^▽^*) 秋田に帰省中の菊地武実さん(ろう者)ご家族がサポートしてくださったので安心して進めることが出来ました。
事前に「何を教えたい?」と訊いたら「色」と答えられ、「いや、去年も色だったんだけど・・・」と思いながらも彼女なりのこだわりがあるんでしょうね。
赤、青、白、黒・・・と一通り教えた後、「好きな色は何色?」って子供たちに訊いて手話で表現してもらいました。「赤」という子がいた時、コーチから「緑じゃないんだ~(~_~;)」という声が聞こえ、その後は「緑」「緑」「緑」と続く一幕も。。
というわけで、今年の集合写真はチームカラーの「緑」の手話で撮りました(#^^#)
サプライズで東京ヴェルディのサイン入りのユニフォームをいただきした(@_@) サインはJ2でご活躍されているトップチームの選手たちにコーチが依頼してくれて書いていただいたもの。嬉しすぎます(*^^*) チームはJ1昇格を目指して奮闘中で、秋田から応援しています!!
子供たちは好奇心旺盛で素直でとても楽しい手話講習会でした♪ 大会とともに秋田での思い出になってくれれば幸いです。娘も成長が見られて頑張りました!!企画してくださったコーチ、サポートしてくださった菊地さんご家族、何より参加してくれた子供たちに感謝しながら、今後も活動を続けていきたいと思っています(*^▽^*)
2018年9月28日、秋田市の「杉の木園」様で「聴覚障害とバリアフリー」と題した研修会の講師をさせていただきました。
杉の木園様は「社会福祉法人 一羊会」様が運営する生活介護事業所で、職員向けに様々な研修会を行って日々スキルアップに励まれているそうです。
聴覚障がい者の利用者はいらっしゃらないそうですが、朝礼で「今日も一日よろしくお願いします」と手話を使っているとのこと(゚д゚)!
とても嬉しい取り組みですね(*^_^*)
一括りに聴覚障害といっても必要な配慮は失聴の程度、時期、育ってきた環境、本人のアイデンティティによってもそれぞれ異なります。
また、聴覚障がい者に対するバリアフリーは、そもそも何がバリアーになっているのかが聴者には気づきにくいので、「視覚的情報が大切」だという事と「どう伝えるか、通じ合うか」ということをメインにお話しさせていただきました。
耳が聞こえていない娘を育てている中で感じたエピソードなどもお話しさせていただきました。子育ての中で気づいたことや分かったことが参考になれば幸いです。
もちろん、あいさつや自己紹介など基本的な手話も実践していただきました。
この研修会は職員のお仕事が終わってからだったので17:45から始まり18:50頃終了しました。お疲れのところだったと思いますが、熱心に聞いて頂けました。
私もとても楽しかったです。ありがとうございました(*'ω'*)