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6月10日、武内伸文秋田市議会議員に時間を取っていただき、お話しをお伺いしました。 武内市議は、2015年に「秋田県聴覚障がい児を持つ親の会」で私が「子育てサロン」を担当していた時から参加してくださっていました。
昨年、当センターで開催した講習会&ワークショップでもご来賓としてお招きしていて、聴覚障害者団体と深く関わってくださっている議員さんです。
Q.本日はよろしくお願いします。HPでプロフィールを拝見しましたが、外資系のコンサルティング会社で勤められた後、イギリスへ留学されています。
武内市議:コンサルティング会社での専門は「組織・人の変革」で、8年間勤めました。仕事を経験していく中で、「社会の変革」に携わりたくなり、知識と経験を求めてイギリスへ留学しました。
Q.イギリスではどのようなことを学ばれましたか?
武内市議:大学院で環境にやさしい持続可能な社会づくりをテーマに研究していました。英国の社会は誰もが気軽に社会活動に参加できます。私も環境団体のボランティアを通じて、たくさんの経験をさせてもらいました。
Q.帰郷後に社会活動を始められました。
武内市議:家業と親の介護をしながら、社会活動団体「SiNG」を立ち上げました。「わらしべ貯金箱」「ベロタクシー」の運営などイギリス留学の経験を活かした社会活動を10年以上続けてきました。他にも「竿燈市民パレード」「グリーンドリンクス」「新春!!夢綱引き!」「ボクシンク」「アキタ・バール街」等の様々な地域活動に取り組んでいます。
Q.市議会議員を目指されたきっかけを教えてください。
武内市議:秋田市には人口減少や高齢化など多くの課題が山積みです。これまで様々なテーマの社会活動に取り組む中で、いろいろな人とのつながりが出来てきました。地域の課題に立ち向かい、社会を変えていくスピードをもっと早めたいと思ったので3年前に市会議員に立候補しました。
Q.当選1期目で会派「そうせい」の会長をされています。
武内市議:慣例や前例など既存の枠組みやしがらみにとらわれず、常に市民としての目線で議論し、提案し、行動したく、新しい会派をつくり、会長を務めています。
Q.会派では「市民セミナー」などを開催されています。
武内市議:「そうせい市民セミナー」は市民とともにまちづくりを議論する場です。今後もまちの主役である市民とともに意見交換できる場を積極的に作っていきます。
Q.手話通訳をつけるなど「情報保障」にも取り組まれています。
武内市議:会派「そうせい」の市民セミナーでは、ろう者も参加できるように手話通訳をつけることにしてます。この取組を他団体へもPRしながら、情報保障が当たり前になるような社会づくりに努めたいですね。
Q.聴覚障害や手話に関わったきっかけを教えてください。
武内市議:竿燈市民パレードのメンバーの中に手話サークルに入られている方がいます。その方を通じて聴覚障がい者との交流が始まったのがきっかけです。
Q.以前にFBの記事を転載させていただいたことがありますが、印象に残っていることがあるそうですが。
武内市議:秋田県聴力障がい者福祉大会に出席したところ、休憩時間、会場席にて衝撃的な体験をしました。私以外のほとんどの参加者が手話で会話を始めたのです。まず孤独を感じ、この感覚は初めて外国に行った時の感覚に似ていると思っておりましたが、次の瞬間、会場の大多数がろう者であって、日常においては立場が逆転していると気づきました。
できるだけ、ろうの方にとっても、社会参加しやすい環境づくりをしなければという思いを強くした瞬間でした。
Q.東京・秋葉原で開催された「情報アクセシビリティ・フォーラム2015」にも参加されました。
武内市議:社会参加しやすい環境づくりに何が必要かを学びたくて東京へ足を運びました。手話が大切なことは勿論ですが、ICTの活用や他自治体の取り組み例などが参考になりました。
Q.手話サークルに入られていると聞いていますが。
武内市議:手話を覚えるのは大変ですが、ろう者の方とのコミュニケーションがとても楽しいです。
Q.今後の聴覚障がい者への取り組みで課題は何だと思っていますか?
武内市議:まず、目指すべき社会として、障害があってもなくても誰もがチャレンジ出来るような環境づくりが必要だと思っています。 秋田県は昨年4月に条例が出来て変わってきていることもあるけど、もっとスピード感をつけていくこと。例えば2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに何をしていくのか、1年づつ区切ってゴールを決めることが大切です。
今年であれば11月に秋田で「全国ろうあ青年討論会」が開催されるのでそれに向けて盛り上げていく必要があると思っています。 大事なのは市民それぞれの意識作り、これまでの社会活動をさらに活発にしていくことで、いろんな人が住みやすい社会にしたいと思っています。
そうですよね。「障がい者が住みやすい社会はみんなが住みやすい社会」とよく言われています。当センターもこれから活動を通じて、少しでもみんなが住みやすい社会に近づけたいと思っています。
本日はお忙しいところ、ありがとうございました。今後の更なるご活躍を祈念しています。
(2018年6月10日、インタビュー後の記念写真です。)
2016-12-30/ 秋田市が「意思疎通支援条例」の制定を明らかにしました。
静岡県沼津市の4名の市議会議員が行政視察で来秋され、10月26日に当センターの活動状況の視察をされました。
行政視察されたのは、市民クラブに所属する市議会議員です。
鈴 木 秀 郷 様(8期)代表
渡 部 一二実 様(3期)議長
梶 泰 久 様(2期)
霞 惠 介 様(1期)
視察場所は、ロビー展を開催中の北都銀行明田支店様で、北都銀行様には営業中にもかかわらずご協力いただきまして感謝申し上げます。
明田支店様の応接室をお借りし、当センターの設立目的や活動内容、秋田県の現状などを説明させていただきました。
(応接室にて:右から鈴木秀郷議員、渡辺一二実議員、梶泰久議員、霞惠介議員)
☆私は耳が聞こえない娘を持つ親ですが「手話を覚えても社会では通じない」のが現状で、だからこそ手話を普及したいこと。
☆そのために手話カレンダーを配布したり、ロビー展等で身近に感じていただいたり、聴覚障害への理解や配慮につながる講習会等を開催していること。
☆3人の小さな法人なので周りからご協力いただきながら活動していること。
等をお話しさせていただきました。
全国の自治体では続々と「手話言語条例」が成立していて追い風となっています。秋田県でも平成29年4月1日に点字等も含む「情報・コミュニケーション条例」として施行されました。ただ残念ながら市町村ではまだありませんので、もっともっと発信していくことが必要だと思って活動しています。
それから開催中のロビー展を見学していただきました。
北都銀行様でのロビー展は手話や聴覚障害、聴導犬の発信拠点として昨年の4月1日から続けています。
手話カレンダーなどの他に県内の他団体のリーフレットやY-SMILE.株式会社様、志方弥公様、仁・実様、栗田一歩様など他県で活動されている素晴らしい取り組みも紹介していること、などを説明しました。
限られた時間の中で伝えきれなかった部分もありましたが、何かひとつでも参考になることがあれば幸いです。
沼津市議会議員「市民クラブ」の皆様、ありがとうございました。
(ロビー展に展示中のポスターです。)
「手話カレンダー」は、手話を身近に感じていただくために1,200部を作製して、医療機関や行政機関・学校・図書館などへ無料配布してきました。
秋田県庁(本庁舎)内では1Fの「県民ホール」と2Fの「障害福祉課」に、秋田県庁第二庁舎では7Fの「秋田県教育庁」内に掲示していただいています。
11月になってからですが、新たに「県庁食堂」内にも掲示していただけることになりました♪
「県庁食堂」は秋田県庁(本庁舎)地階にあり、リーズナブルで美味しいメニューとお弁当が好評で、県庁職員以外の一般の方も利用できます♪
食堂内奥にあるテレビの左側に「秋田県バリアフリー推進賞」のパンフレットと共に掲示していただきました。
「2枚貼るよ」と言ってくださり、もう1枚は出口側の電子レンジの上に掲示していただきました。
出入口のすぐ横で、電子レンジの待ち時間のとき視線が行く場所なので嬉しいですね、ありがとうございます(*^▽^*)
まだまだ「手話=福祉」が一般的なイメージなのかもしれませんが、「手話=言語」です。今後もさらに多くの場所に掲示していただけるよう続けていきたいと思っています。
《11月17日現在の進行状況です。》
ただ今、2019年版手話カレンダーの作製に取り掛かっています。イラストはほぼ描き終わっていて、11月下旬に完成予定です。
2019年版は1,300部作製します。頑張ります!(^^)!
丸山浩路さんの著書に「百万人の手話」という本があります。
初版は昭和55年ですからもう40年近く前の本ですが、今の時代にあっても学ぶべきことがたくさんある名著です。
「恥ずかしい話」という印象に残ったコラムがあります。
丸山さんが聾唖の友人と電車に乗っていて、二人で手話で会話しているときのことです。
乗り合わせていた五歳くらいの男の子が「ね、ね、あの二人踊っている。」そんなことをお母さんに話しました。
お母さんは「いけません。あれは耳の聞こえない人の手真似というの。耳の聞こえない人達の言葉なの。」そんな説明を男の子にしていました。
続けてお母さんの声が聞こえました。
「ね、あなたも遊んでばかりいて勉強しないと、あんなふうになるわよ」
・・・・恥ずかしい話です。
丸山さんは聴者ですが、このお母さんは二人ともろう者だと思って発した言葉なのでしょう。ろう者や手話が今よりもはるかに無理解で偏見や蔑視があった時代です。
とはいえ、差別の連鎖は大人が、そして親が生み出すものです。
私は娘と手話で会話していた時、全く対照的なことがありました。
3年ぐらい前のある日、娘と病院の待合室にいた時のことです。
娘が「ジュースが飲みたい」と言い、私は隣の薬局に薬を取りに行かなければいけなくて「後で」と返事をした時に近くにいたお母さんの声が聞こえてきました。
そのとき待合室にいたあるお母さんが私たちのやり取りを見て
「お手手でお話しているよ~。 かっこいいね~!」
と2人の子どもたちに話していました。
子どもたちも「すごーい」って感じでこちらを見ていました。障害があるからとかではなく自然に子どもたちに話していたことが、とてもうれしかったです。
こんな素敵なお母さん(大人)が増えてくれたら、社会はきっと変わります。
2018年も国会は大荒れですが、そんな中でも薬師寺みちよ参議院議員が国会で様々な課題を取り上げられ内容の濃い質疑をしてくださいました。
また全国を飛び回り、各地のイベントに足を運んでくださり、9月8日には秋田でも講演をしてくださいました。
幅広い活動の中の一部ですが、薬師寺みちよ参議院のFBから転載してご紹介します。
3月5日、今日も予算委員会では嵐の様な風が吹き荒れました。私は私、いつもの様に薬師寺流の質疑を行わせて頂きました。いつもの様に拙い手話ですが、見ている方に何かを感じていただければと願っておりました。
しかし、今日はいつもと違います。質問を行いながら目頭が熱くなってしまいました。だから女は困ると言われてしまえばそれまでですが、うちの秘書も同様だったようです。
安倍総理は「頑張ります!」
加藤厚労大臣は「私共も、これからも障がいのある人々の支援を頑張ってまいりたいと思います。」
突然、手話が飛び出し、思いが共有できたことに胸がいっぱいになってまいりました。野党無所属の一議員の質疑です。障がいをお持ちの皆さまが抱える課題については、与党も野党も政党も関係ございません。真剣勝負で臨めば道は開けます。また、それ以上に答弁の内容も前向きで一刻も早く皆さまにお伝えしたいものばかりです。
総理から、緊急通報システム(NET119)の整備も行っていただく旨の答弁がございました。外国人も含めた障がい者に対しても、前向きに取り組んでいきたいと、海外旅行客へも配慮も期待できそうです。
今回の働き方改革では、障がいをお持ちの皆さまへの施策も充実されます。少しお時間をいただき、字幕を入れ編集を行ってFBにもアップさせていただきますね。
今日の質問は、
①NET119の普及について総務大臣に問う
②緊急通報用電話の整備について総理大臣に問う
③来日する外国人障がい者の交通運賃などの割引について総理大臣に問う
④障がい者の働き方改革について
⑤障がい者の学びなおしについて
以上の5点でした。
まだまだ予算委員会は続きます。 もうひと頑張りです!
*動画を↓の参議院インターネット審議中継 から見ることができます。
(視聴方法)
①↑のバナーをクリック
②左側カレンダーの下の予算委員会をクリック
➂予算委員会の開会日平成30年3月5日を選択(または30年3月5日を検索)する
④発言者一覧から薬師寺みちよ(一番下)を選択します。
*薬師寺みちよ議員の質疑開始は7:03:35頃~、
安倍首相の「頑張ります」は7:08:16頃、
加藤厚労大臣の「私共も、これからも障がいのある人々の支援を頑張ってまいりたいと思います。」は7:19:44頃です。
予算委員会開催中、3月後半、厚生労働委員会もやっと店開きです。
3月20日、厚労大臣の所信を聴きました。働き方改革に主眼を置いた内容となっており、さらに法案審議の際にも深掘りしていかねばなりません。
3月22・27日、大臣所信を受け質疑させて頂きました。私がテーマとしたのは、「障害者と就労」 働き方改革というのであれば、障害をお持ちの皆様も労働者として日本の産業を支えて頂く力となっていただかねばなりません。
しかし、現状、一般の就労に向け必要な知識や能力を習得してもらうため雇用契約を結び働く場を障がい者へ提供する「就労支援A型」では問題が山積しているのです。
事業所も利用者もうなぎ登りで増えております。障害を持っていても働きたいという意欲の表れとして歓迎すべきことです。残念ながら、国から補助金が支給されるため、安易な儲かる産業として、一部「貧困ビジネス」の様相を呈しているのです。
真面目な取り組みを行い、障がい者の新たな可能性を引き出してくださっている事業所も多々ございます。その事業所の足を引っ張る様に、次々と事業所が閉鎖、100名単位で障がい者が放り出されてしまっているのです。
今日は厚労省・中小企業庁とともに、さらに事業所の質を高め、安易な参入を規制し、障害をお持ちの皆様も収入が得られる仕組みについて共有いたしました。思いの外、中小企業庁も協力いただける様で、経営改善に関してもアイディアを頂きながら厚労省も手を入れてくださることとなりました。
3月23日、予算委員会から各常任委員会へ付託され、各省庁の予算を審議いたします。これは参議院ならではの仕組みで、より細かく省庁別に予算を審議することが出来ます。ここでは、厚労省のメンタルヘルス支援事業について質問いたしました。
メンタルヘルス対策等事業で「こころの耳」ポータルサイトをご覧いただいたことがありますか? まだまだ普及いておりませんが、とても「使える」サイトです。eラーニング等の仕組みも組み込まれております。
ストレスチェックテストも義務化されましたが、集団分析結果の活かし方が次への課題です。こころの耳ポータルサイトの相談から見えてくる課題を施策に反映させるための仕組みもまだありません。
また来年度、療養・就労両立支援指導料・相談体制充実加算が新設されますが、その適応は「がん」だけ。治療と仕事の両立という看板を掲げるのであれば、すべての疾患に適応すべきです。
まだまだ議論すべき点は多々ございます。これから本格的に厚労委員会は法案審議にもはいります。 機会を見つけ、自分なりの感性を活かし質疑を展開してまいりたいと思います。
こころの耳のホームページはこちらから↓
5月31日、厚生労働委員会、今日は2階建て。
午前は生活困窮者自立支援法改正案、午後は一般質疑。毎日の様に続く質問に追われながらも一つ一つ丁寧に議論したいと努めております。
一般質疑は「ヤングケアラー」について質問いたしました。
ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。
この様な子ども達の存在は「お手伝いして偉いね」と片付けられてまいりました。
しかし、高齢化や共働き等、家族構成の変化によって、お手伝いの域を超え、子ども達の生活に大きな負担となっているケースも少なくありません。
昨年、「残夏」というろう者の皆さまが中心となり造り上げた素晴らしい舞台を見た際に、コーダ(ろう者の親を持つ聴者)の苦悩が描かれていたことが強く印象に残っておりました。
新聞の社説で「ヤングケアラー」の問題について取り上げられたのを拝見し、介護を担っている子ども達も同様に悩みを抱え、それを開放できずにいるのではないのかと調べておりました。
大阪府内の高校生の調査からは20人に一人が介護に携わり、その半数がほぼ毎日であることも分かってまいりました。 しかし、この様な状態を学校も把握していないのです。 南魚沼市や藤沢市の教員調査からも、学校が認識していても家庭の事情にまで踏み込めない現状が分かりました。
2012年に総務省が発表した調査によると、家族を介護する15~29歳は約17万7千人にものぼり、この数は年々増加の傾向にあるといわれています。 残念ながら、厚労省も文科省もヤングケアラーの存在は認識しながらも現状把握を行うことなく放置してきたのです。 ケアラーとなることで、孤立し子どもらしく過ごせる時間を奪われ、将来のキャリアも閉ざされてしまうことになりかねません。
日本ケアラー連盟も「ヤングケアラー」を支援するためのプロジェクトを立ち上げ、調査研究の結果も公開しています。 まずは行政がヤングケアラーの存在を認識し、支援策を考えていかねば解決にはつながりません。
イギリスでは、すでにヤングケアラーをサポートするための居場所づくり等の施策を充実させております。 全国的な調査を行い、学校でのマニュアル作成等、厚労省と文科省にお願いいたしました。 連携し、話し合わせてもらいとの回答。
これからも、じっくりとこの課題に向き合ってまいりたいと思います。
6月10日に開催された全日本ろうあ者大会において、「デフリンピック日本招致に関わる特別決議」が行われ、会場において承認されました!
これで、「2025年デフリンピック日本招致活動」が本格的に始まります。日本で初めてのデフリンピック開催に、会場中のきらめく拍手が高く高くあがりました。
今後、開催地はじめ、費用負担のあり方や支援体制の構築など検討事項も多く、国会でも議員連盟ワーキングチームで情報共有しながら進めていかねばなりません。
私も昨年開会式に参加したトルコサムスンのデフリンピックは、規模・費用共に過去最高のデフリンピックであったと評されております。開会式の会場も溢れんばかりの人人人・・・ ボランティアも手話で会話することに楽しみを見いだしている様で、選手を見かけると積極的にコミュニケーションをとっていました。
町に繰り出せば選手はヒーロー。 一緒に写真をとってほしいと子供たちが集まってまいります。
それと同じ状態を日本でも造りだしたいのです。 日本手話・国際手話等の研修も行わねばなりません。市民の皆様にも手話に興味を持っていただき世界中から集まってくるろう者への理解を深めてもらわねばなりません。
そのためのツールも作成せねばなりません。 来年には正式にICSD国際ろう者スポーツ委員会へ手を上げる事になります。音の無い中で戦う彼らの素晴らしさを1人でも多くの方に届けたい。宣言を聴き、ぎゅっと手を握りしめ、天を仰ぎました。
招致活動も、皆様の協力なしでは実現できません。少しずつ確実に前進出来るように、私も全力を尽くしてまいります!
(2017年7月 デフリンピック開会式にて)
(2017年7月 デフリンピック会場) Special Thanks 薬師寺みちよ参議院議員
7月18日、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が成立いたしました。私も7月5日から参考人質疑を含め計4回、厚労委員会の質疑に立たせていただきました。
これまで努力義務だった受動喫煙防止を義務化することになり、望まない受動喫煙をなくすことができます。
住宅や旅館、ホテルの客室を除くすべての施設や公共交通機関など多くの人が集まる施設は原則として屋内禁煙とし、違反者には罰則を適用されます。
しかし問題もいくつか残りました。その一つが、飲食店のうち個人や中小企業が経営する客席面積が100平方メートル以下の既存店には例外を認め「喫煙可能」などと標識で示せば喫煙を認めことになったことです。
今回の規制が施行されても、飲食店のうち約55%の店に例外措置が適用されて喫煙できることになります。5年で3割強の飲食店が入れ替わるとされており、例外が適用される店は徐々に減っていくことが予測されます。
しかし、面積で区切り、喫煙可能とする施策はスペインの失敗例として世界的にも採用されておりません。
また、学校や病院、児童福祉施設、行政機関などは敷地内を禁煙とすることにも問題が。屋外に喫煙場所を設けることはできるのです。
改正法では、急速に普及している「加熱式たばこ」も対象になりますが、健康影響が未解明として、紙巻きたばこよりも規制は緩く、加熱式たばこ専用の喫煙室では飲食も可能なのです。禁煙エリアに灰皿などを設置した施設管理者に50万円以下、禁煙エリアで喫煙した人に30万円以下の罰則もあり、都道府県知事らの指導や勧告、命令に従わない場合に適用されます。
すでに受動喫煙防止条例のある神奈川県や兵庫県では一度も罰則を適応されておらず、その実効性については疑わしい点も残ります。
細かい点を上げれば、様々なご意見もあることでしょう。しかし、たばこを吸う人と吸わない人の対立を煽る事がこの法律の本来の目的ではありません。ルールを守りながら、お互いに心地よい環境を整備することが出来ればそれに超した事はありません。
この法律には5年後の見直し規定が入っております。5年後に向かってすでに次への検討が始めなければなりません。今回の法改正を最低限のルールとして、さらに残された課題についてもしっかり取り組んでまいります!
第196通常国会が182日間の会期を終え閉会いたしました。
今国会では、厚労委員会の質問回数34回、11時間40分。予算委員会18回、3時間35分。少数野党だからこそ頂ける質問時間を最大限に活用し、政策を動かしてまいりました。
しかし、終わってみると今国会は政治的な動き振り回された国会となりました。
まず、前半の予算委員会では、もりかけ問題・獣医学部新設問題に多くの時間を費やしてしまいました。証人喚問を行うも新たな事実は明らかにならず、さらに公文書の書き換えという異常事態。政府の姿勢が改めて厳しく問われることとなりました。
予算委員会で本来取り上げられるべき財政規律・社会保障等、国の根幹に関わる本質的な議論が行われず、政府への批判ばかりが目立ち、建設的な議論が交わされることはほとんどございませんでした。
中盤では、一部野党の18日間に及ぶ審議拒否という前代未聞の事態に加え、通常国会真っ只中で野党の離合集散のために委員会運営等も混乱を来すという、国会議員として国民の皆様にお詫びしてもしきれない程、政治が混乱を極めてしまいました。
一方で、この様な国内の混乱をよそに、海外では米国を巻き込んだ朝鮮半島の駆け引きが活発化いたしました。南北首脳会談、そしてシンガポールで行われた歴史的な米朝首脳会談と、歴史を変える重要なその時に、国会では相変わらずの混乱ぶり。この様な外交問題についても真面な議論はほとんど交わされる事はございませんでした。
皆さまに「日本の未来は大丈夫だろうか」と不安を与え、「国会議員はもっとしっかりしてくれ」とお叱りを受けても仕方ございません。
「政治不信に陥った日本において、政治を諦めたくない!」その思いを訴え、私も5年前に初当選をさせて頂きました。
参議院議員としての任期はあと1年。国会の内情を知れば知るほど、落胆と失望が連続する5年間でございましたが、それでも私は、この国の未来を諦めたくないのです。ただ前のみを見つめ、自分の信じた政策を1人でも多くの皆様に賛同いただき、歩んでまいりたいと思います。
今後も皆様から頂いた声を政策に活かし、国を動かして参りたいと思います。
10月24日、いよいよ本日から第197回国会が開会いたしました。
今日、初日は安陪総理大臣の所信表明演説、麻生財務大臣の財政演説がございます。
午後2時から衆議院本会議場の様子がNHKで生中継されます。
その演説に今回から「字幕」がつくことになりました。
また、今月末に予定されている各党の代表質問の一部にも(の予定でしたが、質問と答弁「すべて」に字幕がつくように努力していただけるとのこと!)字幕がつく予定です。
すべての委員会での議論やその他の中継で字幕がつくというところまではまだまだ到達しておりませんが、NHKも議論を重ね、実現に向け一歩一歩努力してくださっています。
字幕を付けるためにはそれ相当の労力が必要です。リアルタイムで字幕を打つには3・4人で連携していかねばなりません。またそれを確認する人、画面に合わせて字幕の位置やタイミングを決め画面に載せる人等々、多くの方々の素晴らしい連係プレーで成り立つものなのです。
私も現場を見せていただき、息つく暇もない緊張し張り詰めた中での業務に感服いたしました。
NHKで、それも国会中継ということになれば、さらに正確性を求められることでしょう。
まずは、皆様もご覧いただきご意見いただければ幸いです。
私は、今国会も、議論の場を「厚生労働委員会」・「予算委員会」・「復興特別委員会」に頂きました。
与えられた時間を一生懸命に議論させていただきたいと思いますので、今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。
(Spcilal Thanks 薬師寺みちよ参議院議員)
2018-12-29/ 薬師寺みちよ参議院議員のFBより/2018年電話リレーサービスの普及推進