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2016-12-31 13:00:00

手話でありがとう 切手シート.jpg

 

手話秋田普及センターでは平成28年2月11日より「手話でありがとう」とイラストされているオリジナル切手シート(大型サイズ)の通信販売を開始しました。

 

82円切手 大.jpg

 

「手話をイラストした切手」があって、多くの人が使ってくれれば、それもまた手話の普及につながると思っていました。しかし手話のイラストをあしらった切手は海外では僅からながら発行されていますが、日本国内では見つけられませんでした。

 

海外手話切手.jpg

 

そこで「無いんだったら作る!」のコンセプトのもと、手がけてみました。

おそらくですけど、法人で「手話をイラストした切手」を販売目的で作ったのは国内初ではないでしょうか?(もしあれば、教えていただけるとありがたいです。)

 

82円切手が10枚ですが、日本郵便㈱様からオリジナル切手として作ってもらったので、もちろん使えます。

 

大型サイズの特徴はそのサイズ、3.2センチ&3.2センチなので見ごたえがあります。

比較用に秋田を代表する竿燈まつりの切手、秋田犬の普通切手と並べてみました。

 

秋田犬と比較.jpg

 

2/21よりは「手話でありがとう・切手シート(花柄)」の通信販売も始めました。

 

82円切手 花柄.jpg

 

こちらも82円切手10枚のオリジナル切手シートで、もちろん使えます。背景色も4種類ありますので、それぞれに楽しめると思います。

 

大きさの比較ですが、左側が3.2センチ&3.2センチの大型サイズ、右側が花タイプですがこちらは2.4センチ×2.4センチです。見ごたえで選ぶなら「大型サイズ」、かわいさで選ぶなら「花柄」でしょうか。

 

切手、サイズ比較.jpg

 

8月5日より、「52円はないの?」という要望にお応えして52円切手シートも販売を始めました。こちらは52円切手が20枚で1シートで1,700円です。

 

52円切手シート 2PT.jpg

 

(平成29年6月1日よりハガキ代金は62円に改定になります。52円切手シートは在庫がなくなりましたので4月29日、販売を終了しました。)

 

この切手を多くに人に使っていただくことにより、手話の普及につながれば大変うれしいです。

 

商品代金は大型サイズ・花柄どちらも1シート1,500円に郵送料となります。

 

郵送方法ですが原則として「対面でお届けし受領印をいただく」レターパックプラス(+510円)又は「郵便受けへお届けする」レターパックライト(+360円)とし、どちらかを選んでいただきます。

なお、5シート以上ご購入いただいた場合は郵送料を当方負担とし「レターパックプラス」にて送らせていただきます。

 

【ご購入例】

 

①1シートをレターパックプラスで申し込まれた場合

   1,500円+510円=2,010円

 

②1シートをレターパックライトで申し込まれた場合

   1,500円+360円=1,860円

 

➂5シートを申し込まれた場合

   1,500円×5シート=7,500円

 

82円切手2種.jpg

 

*ご注文のかたは「通信販売のご案内」をご確認のうえ、「お問合せ・ご注文」のフォームからメール、またはFAXにてお申込みくださるようお願い申し上げます。

 

また、手話サブレと一緒に購入したい場合はその旨をお書きください。できるだけご負担のかからない方法を検討してお見積りを送らせていただきます。

 

通信販売 ここをクイック.jpg 

 

2016-12-31 11:00:00

2016年 8月14日東京ヴェルディ手話講習会.jpg

 

2016年8月14日~17日にかけて秋田市雄和で「第20回AKITA花まるっCUP」が開催されました。

 

この大会のため来秋された東京ヴェルディサッカースクールの子供たちに、8月14日の夕方6時から手話講習会を開きました。

 

場所は秋田市雄和の県営トレーニングセンター宿泊棟です。

 

東京ヴェルディ 場所、横断幕.jpg

 

当センターとしても手話講習会は初めてのことなので、講師と手話通訳者を依頼して臨みました。お盆期間でしたが快く引き受けてくださったお二人には感謝でいっぱいです。

 

講師の佐藤先生はフットサルもされていて、手話での挨拶や指文字だけではなく、子供たちにデフサッカーのことやフットサルとのルールの違いなども教えてくれて適任でした。

 

東京ヴェルディ 手話講習会.jpg

 

東京ヴェルディ 講習.jpg

 

娘もちょっとだけですが、みんなの前に立ってお手本を見せてくれました。

 

当初は東京ヴェルディサッカースクールの子供たち18名とのことでしたが、途中から同泊しているエレファントという他のチームの子供たちも参加してくれて40人近くが集まってにぎやかな講習会になりました。もちろん、ウェルカムです!

 

子供たちは来秋されたばかりで日中は試合に練習にと疲れていたことでしょうしご飯前という時間帯でしたが、熱心に手を動かしている姿にとても嬉しく思いました。

 

手話講習会が終わってからみんなで「手話でI LOVE YOU」のポーズで集合写真を撮りました。

 

東京ヴェルディ 集合写真.jpg

 

東京ヴェルディサッカースクールの子供たちには手話講習会の記念に絵ハガキをプレゼントしました。中段の「サッカー」と「がんばる」は娘が描いたイラストです。

 

今回の手話講習会は当センターにとっても、とても貴重な機会になりました。帰りに「手話でありがとう!」って見送ってくれたお子さんがいて、こちらこそ「ありがとう!」っていう気持ちでいっぱいです。

 

東京ヴェルディサッカースクールのコーチや参加してくれた子供たち、講師の佐藤先生や手話通訳者、その他ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

 H28 10月13日 手話講習会inかまくらの郷様.jpg

 

手話秋田普及センターでは、10月13日、秋田駅前西口(秋田市中通)にある居酒屋「かまくらの郷」様で手話講習会を開催しました。

 

「かまくらの郷」様はとてもおいしい新鮮な料理とその種類の多さも魅力ですが、雪国・秋田が凝縮された凝ったつくりの店内と「なまはげショー」が必見のお店です。

 

かまくらの郷 紹介.jpg

 

ことのきっかけは、9月3日に行われた「秋田きこえのバリアフリー体験(秋田県聴覚障がい児を持つ親の会主催)」の前夜祭が「かまくらの郷」様だったこと。

 

ろう者の方も参加していたので手話を使っていたら、なまはげに「手話でありがとうってどうやるんだ?」と訊かれました。そこで、なまはげに教えて実演していただいたのです。その時の画像がこちらです。

 

なまはげ「ありがとう」.jpg 

 

この画像をFBにUPしたところ、なまはげが手話をしている画像が珍しかったのか、とても反響がありました。

 

そこで後日、店長に「これまで以上にろう者や手話に理解のあるお店になって欲しい」旨と合わせて「手話講習会の開催」を打診したところ、快諾をいただきました。

 

ろう者で秋田大学文化教育学部、同医学部、国際教養大学の手話サークルで手話指導をされている仁村隆司様に講師をお願いし、全国手話通訳問題研究会秋田支部から手話通訳者を派遣していただきました。

 

仁村様には参加された皆様に「ありがとう」や「いらっしゃいませ」をはじめ、初心者向けで飲食店でよく使われそうな手話を教えていただきました。

 

なまはげも真剣に教わっています!

 

なまはげ 指導.jpg

 

なまはげには復習も兼ねて習った手話を実演していただきました。立ち振る舞いがダイナミックなので、とても見やすい手話でしたよ。

 

なまはげ 実演.jpg

 

もちろん1度の手話講習会で覚えられる手話はほんのわずかです。ろう者との実際のやりとりとなれば筆談やジェスチャーのほうが多いでしょう。しかし「聴覚障がい者が店に来られたことがないのでどう接したらいいか分からない、失礼にあたるので予約をお断りした。」などというお店とは対極にあることを理解して欲しいと思います。

 

手話講習会終了後は、素に戻ってお店の前で仁王立ちした「なまはげさん」でした。

 

かまくらの郷 なまはげ仁王立ち.jpg

 

この度はお忙しい中、時間をとっていただいた「かまくらの郷」の皆様、講師の仁村様、手話通訳者様、お疲れさまでした。

 

当センターでは今後もこのような活動を続けることで、ろう者への理解や手話の普及につなげていきます。ご協力ありがとうございました。

 

 

かまくらの郷 バナー.jpg

 

 

 

喫茶飲食生活衛生同業組合 講演会.jpg

 

平成28年11月6日の「秋田県喫茶飲食生活衛生同業組合」様が主催されている講演会に参加させていたきました。

 

フードサービスの新時代 パンフ.jpg

 

秋田県喫茶飲食生活衛生同業組合様では、「フードサービスの新時代」と題し「受動喫煙防止対策」と「障がい者差別解消推進」をテーマにした講演会を開催しています。

 

その第三回目の湯沢会場(日程は11/2→11/6に変更になっています。)での講演会にて少し時間をいただくことが出来たため、夫と娘と三人で湯沢市に行ってきました。

 

湯沢会場 式次第.jpg

 

「障がい者差別解消推進への取り組み」として手話サークルたんぽぽ会長の清水俊明様の講演のあと、私がお話しをさせていただきました。

 

手話をもっと身近な社会にしたくて法人を設立したことやあいさつなどの接客手話の重要性についてです。

 

手話(日本手話)での会話までとなると難しいけれど、あいさつなどの簡単な手話をいくつか覚えて使っていただくことは喜ばれる接客につながるはずという趣旨でお話しさせていただきました。

 

娘にもお手伝い(手話の実演)をしてもらったので、実際に手話を身近に感じる機会になってくれたのかなと思っています。

 

コラム1でも書きましたが差別は「正しく理解をしていない、正当な評価をしていない」ことから生まれると思っています。

 

主催者様には、手話や聴覚障がいに関する理解を深めていただくこのような機会を設けていただき深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

2016-12-31 10:00:00

平成28年6月17日、秋田市のJR羽越線新屋駅舎内に "小さな図書館" がオープンしました。 開設されたのは秋田公立美術大美術学科助手の田村剛さんです。

 

ご自身の経験から、駅を利用する学生などに本に親しむ機会を増やしてもらおうと待合室に小さな図書館を作ることを考えられたそうです。

 

小さな図書館.jpg

 

新聞の記事で知ったとき、とても素敵な取り組みだなーと思いました。

せっかくだから手話や難聴の本を置いていただけないかと田村さんに連絡をとってお会いして、手話や難聴や子育ての本などを寄贈させていただきました。

 

ちいさな図書館 寄贈.jpg 

 

駅を利用される方が本を手にとってくれて、手話や難聴のことに少しでも興味を持ってくれたらうれしいです。

 

上の”小さな図書館”の画像を見て2つのことに気づかれましたか?

 

ひとつは「これからはじめる手話」と「ベビーサイン」の本の表紙が見えるように置かれていること。

これはオープンに立ち会った私に撮りやすいように配慮してくださったためで、もちろんこの時だけです(笑)。

 

もうひとつ、右上のハガキに気づかれましたか? 

なんと、田村さんのご厚意により本棚の上に絵ハガキを置かせていただけることになりました!!

 

手話の紹介①.jpg 

 

ハガキは「ご自由にお持ち帰りください」としていて時折訪ねては補充していきます。「手話のご紹介①」とあるのは②⇒➂と続けていきたいと思っているからです。

 

6月21日に「手話のご紹介②」を新たに置いてきました。4月に熊本地震があったことから、秋田からも発信になればと思い「くまモン」を描いてみました。

(こちらも撮影用に本等を動かしています。撮影後は元に戻しました。)

 

手話のご紹介②.jpg

 

 8月14日に「手話のご紹介➂」を置いてきました。昨年、手話カレンダー用に描いたイラストで医療機関向けに描いたものですが、「だいじょうぶ」や「おだいじに」はよく使われる手話なのでぜひ多くの人に覚えていただきたいです。

 

新屋駅 手話の紹介➂.jpg

 

 

この素敵な”小さな図書館”の広がりとともに、手話に少しでも親しんでいただける機会になってくれたらうれしいです。田村さん、ありがとうございました。

2016-12-31 09:00:00

(H28/4/26) みゆさんの4コマ漫画①「マーチといえば・・・」

 

友人のみゆさんが、代車でマーチを借りたときの娘とのやりとりを4コマ漫画で描いてくださいました。

 

娘は「青い車」が大好きなので、車種よりも色が気になるのですが,マーチと言ったら返ってきた手話は・・・。

ことちゃん4コマ-01 (2).jpg

  (H28/4/26 みゆさん画、Special thanks)

 

 

 

(H28/5/16) みゆさんの4コマ漫画②「うどん屋さんできつねと・・・」

 

まだ娘が幼稚部の頃のことなのですが、うどん屋さんでのやりとりです。私はきつねうどんを、対して娘が頼もうと手話で表現したものは・・・というお話です。

ことちゃん4コマ02訂正.jpg

(H28/5/16、みゆさん画, Special thanks)

 

 

 

(H28/6/23) みゆさんの4コマ漫画➂「手話はこんなときに便利です・運動会編」

 

友人の「みゆさん」が、みたび4コマ漫画を描いてくださいました、ありがとう!!第3作目は、娘が幼稚園の運動会にて、おばあちゃんを見つけて教えてくれた時の話です。オチはありませんが、「手話ってこんなときに便利だね」っていうのがテーマです。  

ことちゃん4コマ03.jpg 

(H28/6/23、みゆさん画, Special thanks)

 

2016-12-30 20:00:00

平成28年3月13日、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」と題した学習会が秋田市にぎわい交流館AUにて開催されました。

 

一般社団法人日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会様の主催で、主管は一般社団法人秋田県聴力障害者協会様です。

 

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きこえないから我慢してきた・・・。いつのまにかこころが壊れてしまった・・・。これってどんな症状?

誰かが自分の悪口を言ってる? 誰かに嫌がらせされてる? 幻聴? 妄想?

私たちは自分のこころを守るために何が必要か学習し予防につとめなければなりません。

「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」は、ろうの俳優による手話の寸劇(オムニバス)を用いた学習会です。

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(秋田開催の案内パンフレットより転載しました。) 

 

ソーシャルワーカーによる相談コーナーも設けられていて、このような活動をされている協会があることは、保護者としてありがたいし、大変心強いです。

 

聴覚障害は結局「コミュニケーション障害」に行きつくともいわれています。「伝えられないから」「(障害が直接)見えないから」、周りの人にはなかなか分かりづらいのです。

 

この学習会にはろうの俳優として、庄崎隆志さんと河合祐三子さんが出演されました。

 

庄崎隆志さんは2009年6月、(財)全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画「ゆずり葉」(早瀬憲太郎さんが監督)で今井絵理子さんとともに主役を演じていました。「office 風の器」を主宰されていて、俳優、演出家としてとてもご活躍されている方です。

 

河合祐三子さんはNHKの「子ども手話ウィークリー」や「手話ニュース845」に出演されています。社会福祉法人トット基金「日本ろう者劇団」(黒柳徹子理事長)に所属されています。

  

私は日程の都合がつかなかったためこの学習会には参加できずに残念な気持ちでいましたが翌日(3/14)、ソーシャルワーカーの館脇さん、保泉さんとともに聾学校にワークショップで来てくださいました。

 

庄崎隆志さん 宮沢賢治.jpg

 

庄崎隆志さんは、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」を演じてくださいました。NHK「みんなの手話」では見たことがあるのですが、生で観ることが出来て感激です!!

 

館脇さんからは「なかま事業」の事業内容等についてご紹介がありました。

 

庄崎さんと河合さんは手や身体をつかった表現の仕方を、日本語を使わなくても、手や表情や体だけの表現で伝えていました。手話がよくわからない人にでも伝わったと思います。動きに合わせて手や足を動かしたり、お題に合わせて一人一人が身体で表現していました。

 

参加した生徒たちがとても楽しそうだったのが印象的です。即興劇では、生徒たちがそれぞれ役割分担を相談しながらすばらしい表現力、創造力で演じました。

 

終わってからお二人にご挨拶をさせていただきました。

 

庄崎さんと河合さんと.jpg

 

これから東京へお帰りとのことで、少ししかお話しができなくて残念でしたが、また秋田にいらしてくださればと思います。