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平成29年1月7~8日に開催された「第22回どさんこ・みちのく聴覚障害教職員秋田研修会」に参加してきました。
私は教職員ではありませんが「聴覚障がい児の保護者や会の趣旨に賛同し聴覚障害教育に関心がある方」も参加できる研修会で、今年は秋田で開催ということもあって先生からお声をかけていただきました。
山形聾学校と大宮ろう学園の授業ビデオを視聴して、授業者(両校の教諭)による説明を受けました。その後「ろう・聴障教育現場の専門性としての『話し合い活動』の充実をねらって Part2~話し合い活動の充実をベースにしたアクティブラーニングの方向性を探る~」をテーマにワークショップ活動をしました。
保護者として、先生たちがそれぞれ工夫しながら取り組んでいることをとてもうれしく思いました。私自身も2日間にわたってとても勉強になりました。貴重な機会をいただきましてありがとうございました。
話は変わりますが、冬休みも終わり1月16日より学校が始まりました。
娘が通っている秋田県立聴覚支援学校は通称”かがやきの丘”に視覚支援学校ときらり支援学校と療育センターと併設されています。
毎年恒例(といっても昨年が雪がなくて出来ませんでしたが(^-^;)、きらりのお父さんたちが雪像を作ってくれていました(@_@)
娘たちも大喜びです♪ 残念ながら数日でとけてしまいましたが、とても楽しめました。雪像を作ってくださってありがとうございました。
このたび当センターは広島県の「Y-SMILE.株式会社」様と手話の普及事業について提携していくことになりました♪
手話に限らずですが、人が何かを始めるには必ずその「きっかけ」があるはずです。
手話を広めたいなら、その「きっかけ」のチャンネルをたくさん作ることが必要だと思い、私は平成27年8月に一般社団法人を設立しました。
ピラミッドの頂点が日本手話ができるろう者や手話通訳者だとすれば、まず、ピラミッドの登り口に立ってくれる手話初心者をたくさん増やすことから始めなければ、と思っていたからです。
広島県の山口夫妻も「手話」と「聴導犬」を広めることを目的に平成28年5月に「Y-SMILE.株式会社」を設立しました。
妻で専務の山口亜澄様とはFacebookを通じて交流していて、「お互いに協力しながら普及活動をしていきましょう!」と呼びかけたところ快諾をいただきました。ホームページ等の転載の許可をいただきましたので、社長さんのごあいさつから紹介させていただきます。
ごあいさつ (Y-SMILE.株式会社様のHPより転載)
初めまして! Y-SMILE.株式会社 代表取締役の山口義博と申します。「だれもが互いに協力し合える世の中に」を目指して、元気な方も、障がいを持たれてる方も関係なく、みんなが楽しく元気に生活出来る社会を創りたい!と会社を立ち上げました。
Y-SMILE.の商号も考え抜いて付けました。「Y」はYamaguchi(山口)と、You(あなた)の両方を意味してます。
「SMILE」は文字通りの(笑う)です。
「-(ハイフン)」は「Y」と「SMILE」を1つに繋ぐ手の役目をしてます。
これで、「山口とあなた=笑う」になり、皆が笑って過ごす事が出来る、いつも笑顔がそばにある、の意味を込めて付けました。
最後の「.」(ピリオド)は商号の画数占いを調べた時に理想の画数に1画足りなかったのでピリオドを入れました(笑)
ですがこのピリオドを付けるのと付けないのを比べた時、付けた方がより繋がりが深く表現出来る様に感じられ、個人的にかなりのこだわりを持ってます(笑)
私とあなたでY-SMILE.(お互いに笑って)してだれもが互いに協力し合える世の中にしていきましょう!
どうぞよろしくお願いいたします。
Y-SMILE.様のイラストは専務(通称あずみん)が担当されています。私も初めてFBで手話でありがとうのイラストを見た時は「同じこと考えてる!」と思ってうれしくなりました♪
北都銀行様でのロビー展でも、協力していただいています !(^^)!
Y-SMILE.様では、手話が全く分からない人、ちょっと興味がある人など、どなたでも参加出来る、オリジナルのプチ手話教室を開催しています☆
(*2017年4月1日のプチ手話教室のご案内です。)
聴導犬の普及にも力を入れていて、当ホームページでも順次紹介させていただきますが、リンク元は↓です。
手話と聴導犬の普及につながるようお互いに協力して頑張っていきたいです。
(ホームページはこちらから↓)
(Special Thanks Y-SMILE.株式会社様)
Y-SMILE.株式会社様の普及活動ご紹介-聴導犬と手話バッジ編
2017-12-30/ Y-SMILE.株式会社様の普及活動ご紹介①プチ手話教室編~
4月1日から北都銀行様の営業店でロビー展を開催していますが、私の大好きな志方弥公様の絵(印刷物ですが(^-^;)も展示中ですのでご紹介します。渋谷の東急東横店内の壁画や新ビル東急プラザ銀座の巨大壁画などを手掛けたプロの画家です。
志方様から展示のご了解をいただくにあたり、合わせて作成していただいたプロフィールはこちらです。もし東京に行く機会があればぜひ壁画を見てみたいです♪
4月1日~5月8日まで開催していた北都銀行泉支店様では「夢のなる木 Ver1,2 」を展示していました。右側に見えるのがプロフィールです。
5月9日からは秋田西支店様で開催していますが、「沈黙の森」と「森の中のコットンと片足うさぎ」と絵本「きせきのいのち」とポストカード2種類を置かせていただいています。絵やポストカードは時折入れ替える予定です。
泉支店様と秋田西支店様での展示の様子です。手話や聴覚障害への理解もそうですが、志方様の作品を観て癒されていただければとてもうれしいですね♪
平成28年11月4日の記事はこちら
志方弥公様から「きせきのいのち」という絵本を10冊いただきました。私がFBで見つけて「素敵な絵だなぁ」と思ってお願いしたのです。
志方弥公様の「命」に対する思いがたくさんあふれていて、とてもメッセージ色の強い素敵な絵本なので多くの人に読んでいただきたいと思います。
当センターで1冊いただきまして、秋田県立聴覚支援学校へ3冊(学校の図書室、小学部、幼稚部)、秋田県聴覚障がい児を持つ親の会様、秋田県聴覚障害者支援センター様、オリブ園(難聴児通園施設)様、ルーテル幼稚園様に寄贈させていただきました。残り2冊は医療機関へ寄贈しました。
■志方弥公(しかたみさと)PROFILE■
本名:藤田 奈保子(ふじた なおこ) 兵庫県西宮市在住
先天的聴覚障害を持っている。
■活動歴:
【2015年】
5月 渋谷の東急百貨店東横店の2-3階階段踊り場壁画担当
11月 西宮甲子園Cafe「ココカラ∞」志方弥公個展
12月 八王子市夕やけ小やけふれあいの里主催 志方弥公展
「目で聴くテレビ」志方弥公特集番組 CS放送・京都テレビ放送
【2016年】
1月 「目で聴くテレビ」志方弥公特集番組 テレビ神奈川放送
■受賞歴:
2015年2月 スペイン・バルセロナ国際サロン 銀賞
2015年2月 Shiu「Paralym Art」CDジャケットデザインコンペ受賞
(きせきのいのちより抜粋)
志方弥公様、とても素敵な絵本をありがとうございました。
なお志方弥公様は「きせきのいのち」の1万冊の無料配布を目標としていて児童養護施設に順次送っているそうです。詳細につきましては下のリンクからお願いします。
(Special thanks 志方弥公様)
秋田中央郵便局で「ヘレン・ケラー秋田訪問80年記念切手展」が開催中です。
ヘレン・ケラー(1880~1968年)が初来日されたのが1937年(昭和12年)で、秋田をご訪問されたのが同年の6月12日~16日です。今年は80年の節目に当たり、犬好きで秋田犬の神風号が贈られたというエピソードがあります。
秋田犬は海外でも人気で、パネルの左下の記事はロシアのプーチン大統領にも「ゆめ」という秋田犬が寄贈された時のです。中央下の記事はプーチン大統領からは猫の「ミール」が贈られた時のです。そして「聾つながり」というか「猫つながり」で特別に当センターの「手話切手シート」も展示(パネルの左下)させていただきました!(^^)!
6月10日、再びお伺いしてゆっくりお話しを聞いてきました。「ヘレン・ケラーは誰でも知っているけど、女史が秋田犬が大好きでアメリカに連れていったことも知って欲しい」と言っていました。昭和12年6月15日の秋田魁新聞で、小笠原一郎巡査より神風号が寄贈された時の記事(上のパネルの中央左側)なども展示されています。
改めて、入り口から見て左側、正面、右側の展示の様子を撮ってきました。とても希少で珍しい切手も展示されていて見ごたえ充分です。
秋田県立聾学校「創立百周年記念誌」によると、初来日された昭和12年の6月16日に秋田県立盲唖学校にご来校されました。(下の画像は同誌によるものです。)
入場は無料で、最終日ですが6/12の9時~16時に開催されます。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
6月4日の記事はこちら
ヘレン・ケラーはアメリカの教育家・社会福祉事業家で、今から80年前の1937年(昭和12年)に初来日しました。同年の6月12日~16日に来秋され、6月16日に県記念館で講演後、秋田県立盲唖学校(昭和23年に盲聾分離し校名を秋田県立聾学校に改称⇒平成28年から秋田県立聴覚支援学校)にご来校されました。
ヘレン・ケラーは秋田犬が大好きだったようで、訪日にあたり秋田犬の「カミカゼ号」と「ケンザン号」の2頭が贈られました。帰国後にヘレン・ケラーに連れられた愛犬カミカゼ号が初めてアメリカに持ち込まれた最初の秋田犬となったそうです。
秋田訪問80周年を記念して、記念切手展が開催されるのでご紹介します。
偉人は切手に使われることが多く、左下の切手は「ヘレン・ケラーとサリバン先生(アメリカ発行)」で彼女(たち)を描いた切手は多くの国で発行されています。中央下の切手「ベートーヴェン(モルジブ発行)」はドイツの大作曲家ですが、彼が使ったとされる4個の補聴器が描かれています。右下の切手「ツィオルコフクキー(セント・ビンセント発行)」はロシアの科学者で9歳の時に聴覚を失いながらも「ロケットの父」と呼ばれる研究をされた方です。
上の切手は以前に、この切手展の出品者で私の伯父でもある加賀谷長之からお借りしたものです。またヘレン・ケラーの来秋記念ということもあり、特別に当センターの手話切手シートも展示いただけることになりました!
ちなみに秋田犬は普通切手の2円の絵柄として使われています。切手展の様子は改めてUPしますが、たくさんの方にご来場いただければうれしいです。