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2017-12-30 06:30:00

平成29年7月18日~30日まで、第23回夏季デフリンピック競技大会がトルコのサムスンで開催されました。

 

デフリンピックはオリンピックやパラリンピックに比べて知名度が少ないのが現状です。だからこそ支援してくださる議員さんの力が必要です

 

現地まで応援に行ってくださった薬師寺みちよ参議院議員のFBからデフリンピックの様子をご紹介します。

 

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4月3日、「デフリンピック支援議連」の立ち上げについて、全日本ろうあ連盟事務局長の久松さんとスポーツ委員会事務局長の倉野さんとご一緒に、元文科大臣の馳先生のお部屋にご相談に伺わせていただきました。

 

相談の結果、近々立ち上げを行うことに決定いたしました!

 

これで、7月のデフリンピックは、200名近い選手団を議員連盟の皆で送り出し、応援することが出来そうです。選手の皆さまも最後の調整に余念がないと伺いました。我々も本格的に議連立ち上げの準備に入ります。

 

夢が一つ、現実となりました。

 

次の大きな夢、デフリンピック日本招致の夢を叶えるために、今日からまた、一つ一つ高いハードルを越えてまいります。

 

7月はみんなで「デフリンピック」を応援いたしましょう!

 

 

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4月23日、豊根村から駆け下り新幹線に飛び乗ってたどり着いたのが品川大井ふ頭中央海浜公園です。第16回JDFAデフリーグの決勝戦の応援にまいりました。

 

昨日より開催されているこのデフリーグ。名前から分かるように、聴覚障がい者が中心のサッカーチームの交流戦です。

 

毎年、東京京浜ロータリークラブが共催してくださって、この時期に開催しているとのこと。特に今年はデフリンピック参加選手もこの大会に出場しているため、デフリンピックでサッカーを盛り上げたいと多くのボランティアの皆さまもお手伝いにいらして下さいました。

 

デフリンピック応援オリジナルピンバッチも素敵です。何と、デフリンピック支援への募金も二日間で84,688円集まりました。これも選手の大きな力となることでしょう。

 

私も何か貢献せねばと、表彰のプレゼンターのお手伝いをさせていただきましたが、いつもの無茶ぶりで「来賓あいさつ」までついてきました。

日本ろう者サッカー協会の皆さまとはそんな冗談が言い合える仲であり、私もサッカー仲間の一人として受け入れてくださっていることは感謝の念に堪えません。

 

さあ、いよいよデフリンピックまで3か月。

さらに様々なイベントが開催されることでしょう。

私も時間が許す限り、応援に回りたいと思います。

 

立ち上げとデフリーグ.jpg

 

 

29-7-18  サムスンの町はデフリンピック一色.jpg

 

やっとサムスンのホテルに到着いたしました! イスタンブールで待つこと12時間。24時間以上かけ、やっと目的地サムスンに到着です。一日2便しか出ていない国内線をラウンジで待つのも苦にならぬほどの興奮ぶりです。

 

イスタンブール・サムスン間の機内は95%がデフリンピック関係者。そこでは手話が共通言語。席の前から後ろから頭の上を手話が飛び交ってまいります。オランダ・スウェーデン・韓国・イタリア・インドネシア等々、選手たちは修学旅行の様な雰囲気です。誰かが席に備え付けられている枕を投げて遊びだすと次々に枕投げが始まってしまい、挙句の果てにコーチに怒られるというハプニングも(笑)。

 

また、私も手話の練習にと、機内では近くに座っていたオランダの選手団と手話させてもらいました。私も相手も片言の国際手話。何となくニュアンスでも伝わるものですね。デフリンピック関係者だとわかるだけで、すでに気分は仲間なのです。

 

町はデフリンピック一色です。飛行機から降りた途端にトルコのゆるきゃらに捕まってしまい記念撮影。驚くことに、空港の荷物担当者も国際手話の達人、トルコ航空のCAさんも簡単な手話でやりとり出来ることも発見いたしました。しかし、クーデターの後ということもあり、空港外には銃を持った兵士がウロウロ。やはりここは外国なのだと実感いたしました。

 

一旦空港を離れると、低層住宅を中心とした穏やかな空気が漂い、色とりどりの街並みが続きます。町の至る所にもデフリンピックのシンボルマーク。 国を挙げてデフリンピック応援を頂けていることがはっきりわかります。

 

今日、宿泊するホテルへ。大規模なクーデターからトルコはまだ1年。まだまだ治安が万全だとは言い難い状況。そのため、このホテルに入る道路は途中で通行止め、最大限の安全性確保に努めている様に見えました。

 

明日は、トルコ公使と鈴木スポーツ庁長官と合流し、結団式を選手村で取り行います。 また、夜は開会式と1日が終わるまで長丁場となります。しっかりと皆様にレポート出来るように様々な体験に挑戦してまいりたいと思います!

頑張れ日本、がんばれデフリンピック!

  

トルコ到着 ゆるキャラと.jpg

 

 

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7月18日のFBより

 

7月18日、今日は午前中に選手村で結団式が開催されました。ここサムスンは、1919年の5月19日にアタチュルクがアナトリアの防衛軍を組織するために上陸した際に、トルコ独立戦争の中心地となった都市です。

 

選手村はこの歴史にならい「5月19日大学」と名付けられた大学のキャンパス内に設けられております。残念ながら、公式練習時間での開催でしたので、一部の競技の選手には参加してもらえなかったのですが、今まで練習や試合を見せてもらった多くの友人と再会することができました。皆、キラキラと輝く目に精悍な顔立ち、闘う顔になっていました。

 

さて、今晩開催予定の開会式ですが、日本時間では0時から以下、大会公式開会式ネット中継(YouTube)で見ることができます。

https://www.youtube.com/channel/UC4F_NB0NgMfExUZIizCPBmA

 

また、日本選手団結団式の映像が19日朝(日本時間)のNHKニュースで放送される予定です。少しでも認知度を上げ、選手の応援団が増えることを願って、日本に向け私も情報発信を続けてまいります!

 

7月19日のFBより 

 

デフリンピック開幕式が、いよいよ始まります!

ステージではパフォーマスが始まりました。

 

デフリンピック会場.jpg

 

デフリンピック 開会式.jpg

 

皆様へお知らせです。本日のデフリンピック日本選手団結団式と大会開会式がNHKで放映されるようです。

 

明日の(日本だと今朝)4時半おはよう日本、また夜までのニュースの枠で何度かご覧いただける予定です。大事件が起こってしまうと変わってしまいますが、福祉枠としてではなく、オリパラと同様にニュースとして報道いただけることは大きな前進です。

 

多くの皆様にデフリンピックを知っていただけるチャンスです!NHK取材班がカイロ支局から駆けつけ、所狭しと会場を走り回りながら映像も撮ってくださいました。朝日新聞や読売新聞も取材班がサムスン入りしてくださっています。彼らの活躍にも心からの感謝です。

 

デフリンピックの第1回開催国であるフランスを先頭にABC順で入場行進が始まりました。鈴木大地スポーツ庁長官、中村トルコ公使と共に、日本選手団の行進を大興奮で国旗を振って応援いたしました。皆、見えたかな?

 

ロシアは昨年のパラリンピックに出場停止となったため、今回は450人もの選手団が参加をしています。いつまでたってもその列が途切れることがなく、会場から驚きの声が上がっておりました。

 

トルコの国民は正直です。友好国には大拍手、敵対している国には大ブーイング。ここまではっきりと敵味方を区別する国民性に少し驚きを感じました。

 

また、光栄にも、トルコのアキフ・チャータイ・クルチ青年スポーツ大臣にもご挨拶させていただく機会もいただけました。日本を代表して、素晴らしい大会開催につき御礼申し上げました。今回のトルコ大会は、今までになく国を挙げて力を入れてくださっています。そして、ここサムスンは大臣のご地元。熱の入れようが違うはずです。

 

この開会式会場もデフリンピックのために建てたもの。この勢いを、最後はオリパラ夏季大会の招致につなげたいという悲願があるようです。皆様が想像していらっしゃる以上に盛り上がった開会式でした。トルコの威信をかけという意気込みが感じられました。

 

我々も負けてはいられません。日本でのデフリンピック招致に向け、議員連盟でもさらに強く訴えていく必要があるでしょう。

 

この開会式を見て鈴木長官もデフリンピックに対する認識を改めていただけたようです。デフスポーツ応援について、長官も今後は力を貸していただけることでしょう。

 

ますます楽しみになってまいりました。 皆様も是非、「デフリンピック」認知度向上のためにお力を貸していただけませんでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

 

 

トルコデフリンピック開会式会場あと.jpg

 

 

7月20日のFBより 

 

昼からは5月19日大学の病院に視察にまいりました。ここは今大会のメディカルセンターとなっております。組織委員会のメディカル責任者のドクターAliから、サムスンでの開催が直前になり決定した後の体制整備についてお話を伺いました。

 

聴覚障がい者にも分かるように、着ているポロシャツの色で役割が分かる工夫や、地域のドクターはデフリンピックの期間中に有給休暇を取らないように協力を要請していることなど、勉強になりました。我々が視察している間にも、選手が運び込まれてまいりましたが、特に混乱はありませんでした。

 

普段の診察にプラス選手の対応、彼らの労力に負担がかかっているはずなのですが、聴覚障がい者の幸せのためにはと普通に考えられるトルコ文化には感動致しました。特に大切だったのが手話通訳の養成だそうです。トルコ手話通訳者に対し3ヶ月間の国際手話の特訓を行い、医学的な知識の本も配布して下準備をしてきた様です。

 

これも2020を控える日本でも急務です。ここでも国を挙げてデフリンピックを医療面からも支援いただけている事が良く分かりました。今回の医療面での報告書も共有頂けるとのこと。2020オリンピック・パラリンピックにも参考になることが沢山ヒアリング出来ました。

 

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7月21日のFBより 

 

7月21日、いよいよサムスンを離れることになりました。日本選手団結団式からはじまり、デフリンピック開会式と試合観戦に医療視察と4日間の濃密な時間でした。時間の許す限り試合を回らせていただきましたが、残念なことに陸上などこれから始まる競技もあり、全てとはまいりませんでした。本当に残念です。

 

昨日は、表彰台の一番高いところに日本選手が上り、金メダルを受け取る瞬間を間近に見ることが出来ました。 日の丸が揚り国家が流れた時には、私も手話で国家を歌いながら、言葉では言い表せない感動で胸がいっぱいになりました。もちろん、涙で目の前は全く見えません。日本選手団の活躍を誇りに思い、これ以上ない拍手をきらめかせました。

 

400M自由形で金メダルを獲得した藤原君。50M背泳ぎで銅メダルを獲得した金持君。しかし活躍したのは彼らだけではありません。メダルは逃したけれども選手は皆、力の限り頑張っていました。

 

彼らは試合相手は勿論のこと、社会の敵とも闘っているのです。今回、鈴木長官にも選手たちの声を直接聴いてもらいました。普通に仕事が終わり、7時から10時まで毎日練習する姿や地域のクラブチームに聴覚障がいが理由で入れてもらえなかったり、この大会への参加も職場の理解がなく諦めかけた様子など、まだまだ劣悪な環境にも関わらず世界を目指して必死で頑張っているその姿は、長官も心にも何かを残したに違いありません。

 

また、いつでもデフリンピックや世界大会やアジア大会の様に大きなデフスポーツ大会を、日本で開催することが出来るように、様々な施設や医療機関なども視察させていただきました。

 

昨日お世話になった組織委員会の医療責任者ドクターAliは、朝早いにも関わらずサムスン空港まで見送りにいらしてくださいました。何かあれば全面的にバックアップするのでいつでも連絡が欲しいと、今回医療機関で使用した簡単なハンドブックも託されました。

 

「サムスンでデフリンピックを開催したことで、聴覚障がいへの理解が進むでしょうか?」

 

昨日の視察でそう問うと、そもそもトルコでは障がいに対する差別や偏見はないよ」との答え。

 

日本は財政的には先進国なのかもしれませんが、心の豊かさから言えば後進国なのでしょう。その質問をした私自身が、日本の恥をさらしたように恥ずかしくなってしまいました。

 

パラリンピック開催によって、障がい者への理解促進、 デフリンピックを日本に招致することで聴覚障がい者への差別解消、そんなことを言っている段階で、すでに世界からは大幅において行かれていることをもっと我々が認識しなければなりません。

 

次の4年後のデフリンピックに向け、私も新たな目標が出来ました。まだ内容は公表できませんが、しっかりその時までこれまで同様に選手や競技団体をバックアップしてまいりたいと思います。お世話になった在トルコ日本大使館の一寸木さん、末光さん、本当にありがとうございました。まだまだこれから30日にかけて試合は続きます。皆様も引き続き応援よろしくお願いいたします!

 

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薬師寺みちよ参議院議員のFBより 演説付.jpg

(Special Thanks 薬師寺みちよ参議院議員)

 

 

 

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