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2018-12-30 17:00:00

3月11日に秋田市の遊学舎で開催された「あゆむ~共に明日を~」に参加しました。音楽交流会で川崎ツトムさんと鈴木ちかこさんによる手話ソングを見たかったのと、娘と「Kid’s防災コーナー」に参加したかったからです。

 

3月11日 あゆむ~共に明日を~.jpg

 

川崎さんはプロのギタリストとして東京で30年近くご活躍され、2000年に秋田に戻られました。戻られてからの主な活動として「うさちゃんクリーニング」のテーマソング作曲や由利高原鉄道応援大使としてローカル線を応援されています。

 

東日本大震災の際には被災地60箇所の避難所を慰問演奏でまわられ、昨年から手話の普及を応援すべく仙台市在住の”鈴木ちかこ”さんとコラボして「手話ソング」を始められたそうです。

 

演奏の前に川崎さんが「被災時や避難所で(聴覚障がい者が)アナウンスが聞こえなくて困っていたこと」を後から知ったということをお話されました。聴覚障がい者向けのイベントではなかったのですがそういうお話をしてくれたこと、何より手話を取り上げてくれたことがとても嬉しかったです。

 

川崎さんのギター演奏と歌に鈴木ちかこさんが手話をつけられました。

 

手話の普及のためにはたくさんのチャンネルがあったほうが良いし、それぞれの人がそれぞれの思い(こだわり)でされながらお互いに協力していくのが一番です。そんな思いで手話の普及に取り組んでいきたいです。

 

音楽演奏会は最初に”Mu~むぅ~”によるオカリナ演奏から始まり、工藤牧子さんによる朗読もありました。

 

3月11日 朗読.jpg

 

工藤牧子さんは元宮城テレビ放送アナウンサーで、ABSラジオ「ラジオ体操GO!GO!のマキ」のパーソナリティを務めています。朗読会「グループほたほた」を立ち上げられ、このたび朗読をされましたがとても素敵なお声でした。

 

娘とは防災コーナーで折り紙を折ったり、ツナ缶で作るランプ作りをしました。

 

KIDS防災 ツナ缶.jpg

 

ツナ缶を少し開けてティッシュを芯にして火をつけるとランプになるんです。消えた後は勿論、食べられます。いざという時には役に立つことでしょう。

 

防災や減災は永遠のテーマでもありますので、当センターでも出来ることを頑張っていこうと改めて思いました。

 

 

あゆむ 3月11日.jpg

 

2018-12-30 16:00:00

志方弥公様の「きせきのいのち」を配布しています。.jpg

 

志弥公様との出会いは「きせきのいのち」です。平成28年10月に私が素敵な絵本だなーと思って10部いただいて、聴覚支援学校などに寄贈しました。

 

以前の記事はこちら⇒志方弥公 きせきのいのち

 

きせきのいのち より.jpg

 

多くの人に知っていただくて北都銀行様で開催されているロビー展でも置かせていただいております。

 

きせきのいのち 牛島店.jpg

(画像は北都銀行牛島支店様で開催時です。)

 

志方弥公様は「きせきのいのち」の1万冊無料配布を目標に児童養護施設などに送る活動をされています。このたび1,000部を増刷されまして、当センターで100部を引き受けさせていただきました。

 

以下、志方弥公様のFBから一部抜粋して転載します。

 

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やっぱり私は、こういう活動がすごく好きだし、幸せを感じます。

こういう使命を持って生まれてきたんだなあと実感します。

この活動はぶっちゃけお金がすごくかかります(笑)何万も飛んでいきます、一気に。

でも、お洋服やメイクに何万と払って手に入れる喜びより、はるかに大きいんです。

勿論、ご厚意で送料を負担して下さる方がたくさんいます。そういうご厚意は有り難く頂戴しております。

そうやって輪になっていき、強くしていくものだと信じています。

 

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さっそく、NPO法人秋田県就労・生活自立サポートセンター理事長の鎌田亮様とお会いして寄贈させていただきました。NPO法人秋田県就労・生活自立サポートセンター様は「心といのちのホットライン」など精力的な活動をされています。

 

秋田 こころといのちのホットライン.jpg

 

無料配布はもっとも効果的な方法ですがコストがかかっています。それでも続けてこられた志方様の思いを広く知っていただけるよう秋田から発信していきたいと思っています。

 

2018-12-30 16:00:00

大変嬉しいことに4月は、秋田さきがけ新聞で記事とコラムになりましたのでご紹介します。

 

平成30年4月9日に北都銀行新入行員様の研修会で講師をさせていただき、その様子が4月10日の秋田さきがけ新聞で記事になりました。

 

H30-4-10 北都銀行研修会.jpg

<秋田魁新報社許可 180427-066号>

 

続いて、4月21日は1面のコラム「北斗星」で紹介されました♪

 

H30-4-21 北斗星.jpg

<秋田魁新報社許可 180427-067号>

 

電子配信もされていますので、全文を転載してご紹介します。 

 

北斗星

 

 右手の人さし指を立てて、左右に軽く振る。「なに?(どうしたの)」を意味する手話だ。右手の側面で左手の甲をトンと1回たたくのは「ありがとう」

 

▼こうした基本表現をイラスト入りで分かりやすく紹介するカレンダーがある。一般社団法人手話秋田普及センター(秋田市)の「手話カレンダー」。3年目となる2018年版も1千部超を作り病院や学校などに無料配布した

 

▼センター代表理事の中島奈津子さん(43)は、生まれつき耳が聞こえない長女(9)との生活などを通じ聴覚障害者が日々感じる不安に気付くようになった。例えば、近くで楽しそうに話す人たちの会話が分からず「何か私のことを言われているのでは」と感じたり、外出先で「非常ベルが鳴った時、分かるだろうか」とびくびくしたり

 

▼共生社会が叫ばれて久しいが、現実は依然バリアー(障壁)だらけだ。懸命に生きる聴覚障害者への理解を深められるよう、一人でも多くの人に手話を広めたいのだという

 

▼手話のできる人はまだ少ないが、カレンダーがきっかけで「病院の受付で『お大事に』と手話で話し掛けてもらった」と聴覚障害者から知らせが届くようになった。中島さんは「少しずつでも普及に努めたい」と語る

 

▼「県手話言語条例」の施行から今月で1年。柱に据えているのも手話の普及だ。実現に向け大切なのは県民が聴覚障害者の気持ちに寄り添うことなのかもしれない。その思い一つ一つが真のバリアフリーの礎になる。

 

<2018・4・21>

 

3年間積み上げてきたことがコラムで紹介され、とても励みになりました♪

これからも聴覚障害や手話への理解につながる活動を続けていきたいと思っています。 

 

 

関連記事.jpg

 

手話を身近に 手話カレンダーを作製しました♪

 

2018-12-30 14:00:00

6月9日(土)に秋田駅前フォンテ6Fで行われた川崎ツトムさんの「夏のギターコンサート」へ3人で行ってきました♪

 

夏のギターコンサート .jpg

 

川崎さんは東京で30年近くプロミュージシャンとしてご活躍され、秋田に帰ってきてからも精力的に音楽活動をされています。ストレートに響き渡っていてとても素敵なギター演奏でした♪

 

夏のギターコンサート ソロ.jpg

 

手話ソングにも取り組まれていてソロ演奏の後、相方の鈴木ちかこさんがハナミズキなど三曲に手話表現をつけて披露されていました。観客の中には前列で一緒に手を動かしていたり熱心に手話表現を見られている音楽家の方もいられました♪

 

6月9日 夏のギターコンサート.jpg

 

川崎さんとは何度かお会いしてお話しをしていますが、先日、改めて手話ソングに取り組まれたきっかけ等についてお尋ねしました。

 

<川崎さん>

自分の作る音楽や演奏で何かに貢献したい!という思いを強く思うようになった時に、相方の鈴木ちかこさんに「手話ソングを一緒にやってくれませんか?」とお願いされたのが手話ソングを始めたきっかけです。

 

以前に「いぬねこネットワーク」で活動していた時、耳が聞こえない娘さんとその親御さんとのやり取りを見てハッとしたことがあります。その時のことを思い出してトライしてみようと思ったのです。自分の得意なギターで貢献出来るのはとても幸せな事だと思っています。

 

更にビックリしたのは、仙台で若い頃に一緒にバイトしてた方が手話の講師をされてて、偶然にも鈴木ちかこさんの先生だったという事実を知り、これは偶然ではなくて必然なんだろうなと感じました。

 

中島さんや手話サークルのゆっきーさん(酒井敬幸さん)に思い切って声をかけた事も、きっと何かが背中を押してくれたんだと信じてますよ。手話はなかなか覚えられませんが、こうやってギターでバックアップすることで前に進むならそれも善しと考えてます。

 

<3月11日の震災イベントについての思いを後日、FBに書かれていました。>

 

<川崎さん>

遊学舎で行われた3.11に思いを向けたイベントに参加しました。去年から「手話ソング」というものにチャレンジしてたので、何かしらこの3.11につなげたいと考えてました。

 

ところがつなげるも何も被災されて亡くなった方々の死亡率が、聴覚障害の場合ですと倍近くになってる事を知りました。3.11以降すぐに避難所を慰問して回りましたが、そんな事実はこれっぽっちも知らずに回ってたんですね・・・

 

避難所を60箇所回りましたが、聴覚障害のある方には自分の演奏は聞こえていなかったということも手話ソングを始めてから気づきました。

 

自分は元々動物愛護活動に関わってたので、避難所でのペットの扱い等には目は向いていたと思います。そうペットの中にも障害を持った子達が居ますよね?今まで知らなかった事、気がつかなかった事、色々あると思いますが、まずは知る事から始めましょうと伝えるようにしています。

 

3月11日 あゆむ~共に明日を~  紹介用.jpg

(3月11日 遊学舎で開催された「歩む~共に明日を」でのステージ)

 

<ろう者とのこんなエピソードもありました。>

 

<川崎さん>

某イベント等で一緒になるA君とお友達なんですが、彼がろう者という事は全く知らず一生懸命話しかけてたんですよ。ニコニコしてるだけで何も答えてくれない事に「シャイなんだろうな?」ってずっと思ってました。

 

それがアルヴェで行われた市民活動の時に中島さんと手話でやり取りしてるのを見て「そうだったのか」って気付かされたんですよ。

 

だからと言って彼との関係は今までと変わりなくフレンドリーで居ると思います。それは彼を取り巻く人達がわざわざ「Aくんは聞こえないんだよ」とは説明してくれなかった事から悟ったんです。一般社会の中で揉まれるには、わざわざ説明しなくても本人に体験として積ませる前向きな気持ちだったんだろうって・・・

 

なので何も出来なくても理解してあげるだけでもと考えて行動して行きたいと思っています。

 

川崎さんはいつも聴衆の皆さんに演奏だけではなく、聞こえない人のことや手話についてもお話しされていて、とても嬉しく思っています。素敵なギター演奏とインタビューありがとうございました。鈴木ちかこさんとの手話ソング、今後ともご活躍を楽しみにしています♪

 

関連記事.jpg

 

2018-03-16/  3月11日に開催された「歩む~共に明日を~」に参加しました。

 

2018-12-30 13:00:00

6月10日、武内伸文秋田市議会議員に時間を取っていただき、お話しをお伺いしました。 武内市議は、2015年に「秋田県聴覚障がい児を持つ親の会」で私が「子育てサロン」を担当していた時から参加してくださっていました。

 

昨年、当センターで開催した講習会&ワークショップでもご来賓としてお招きしていて、聴覚障害者団体と深く関わってくださっている議員さんです。

 

 

プロフィール武内伸文 .jpg

 

 

Q.本日はよろしくお願いします。HPでプロフィールを拝見しましたが、外資系のコンサルティング会社で勤められた後、イギリスへ留学されています。

 

武内市議:コンサルティング会社での専門は「組織・人の変革」で、8年間勤めました。仕事を経験していく中で、「社会の変革」に携わりたくなり、知識と経験を求めてイギリスへ留学しました。

 

Q.イギリスではどのようなことを学ばれましたか?

 

武内市議:大学院で環境にやさしい持続可能な社会づくりをテーマに研究していました。英国の社会は誰もが気軽に社会活動に参加できます。私も環境団体のボランティアを通じて、たくさんの経験をさせてもらいました。

 

Q.帰郷後に社会活動を始められました。

 

武内市議:家業と親の介護をしながら、社会活動団体「SiNG」を立ち上げました。「わらしべ貯金箱」「ベロタクシー」の運営などイギリス留学の経験を活かした社会活動を10年以上続けてきました。他にも「竿燈市民パレード」「グリーンドリンクス」「新春!!夢綱引き!」「ボクシンク」「アキタ・バール街」等の様々な地域活動に取り組んでいます。

 

Q.市議会議員を目指されたきっかけを教えてください。

 

武内市議:秋田市には人口減少や高齢化など多くの課題が山積みです。これまで様々なテーマの社会活動に取り組む中で、いろいろな人とのつながりが出来てきました。地域の課題に立ち向かい、社会を変えていくスピードをもっと早めたいと思ったので3年前に市会議員に立候補しました。

 

Q.当選1期目で会派「そうせい」の会長をされています。

 

武内市議:慣例や前例など既存の枠組みやしがらみにとらわれず、常に市民としての目線で議論し、提案し、行動したく、新しい会派をつくり、会長を務めています。

 

Q.会派では「市民セミナー」などを開催されています。

 

武内市議:「そうせい市民セミナー」は市民とともにまちづくりを議論する場です。今後もまちの主役である市民とともに意見交換できる場を積極的に作っていきます。

 

Q.手話通訳をつけるなど「情報保障」にも取り組まれています。

 

武内市議:会派「そうせい」の市民セミナーでは、ろう者も参加できるように手話通訳をつけることにしてます。この取組を他団体へもPRしながら、情報保障が当たり前になるような社会づくりに努めたいですね。

 

Q.聴覚障害や手話に関わったきっかけを教えてください。

 

武内市議:竿燈市民パレードのメンバーの中に手話サークルに入られている方がいます。その方を通じて聴覚障がい者との交流が始まったのがきっかけです。

 

Q.以前にFBの記事を転載させていただいたことがありますが、印象に残っていることがあるそうですが。

 

武内市議:秋田県聴力障がい者福祉大会に出席したところ、休憩時間、会場席にて衝撃的な体験をしました。私以外のほとんどの参加者が手話で会話を始めたのです。まず孤独を感じ、この感覚は初めて外国に行った時の感覚に似ていると思っておりましたが、次の瞬間、会場の大多数がろう者であって、日常においては立場が逆転していると気づきました。

 

できるだけ、ろうの方にとっても、社会参加しやすい環境づくりをしなければという思いを強くした瞬間でした。

 

Q.東京・秋葉原で開催された「情報アクセシビリティ・フォーラム2015」にも参加されました。

 

武内市議:社会参加しやすい環境づくりに何が必要かを学びたくて東京へ足を運びました。手話が大切なことは勿論ですが、ICTの活用や他自治体の取り組み例などが参考になりました。

 

Q.手話サークルに入られていると聞いていますが。

 

武内市議:手話を覚えるのは大変ですが、ろう者の方とのコミュニケーションがとても楽しいです。

 

Q.今後の聴覚障がい者への取り組みで課題は何だと思っていますか?

 

武内市議:まず、目指すべき社会として、障害があってもなくても誰もがチャレンジ出来るような環境づくりが必要だと思っています。 秋田県は昨年4月に条例が出来て変わってきていることもあるけど、もっとスピード感をつけていくこと。例えば2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに何をしていくのか、1年づつ区切ってゴールを決めることが大切です。

 

今年であれば11月に秋田で「全国ろうあ青年討論会」が開催されるのでそれに向けて盛り上げていく必要があると思っています。 大事なのは市民それぞれの意識作り、これまでの社会活動をさらに活発にしていくことで、いろんな人が住みやすい社会にしたいと思っています。

 

そうですよね。「障がい者が住みやすい社会はみんなが住みやすい社会」とよく言われています。当センターもこれから活動を通じて、少しでもみんなが住みやすい社会に近づけたいと思っています。

 

本日はお忙しいところ、ありがとうございました。今後の更なるご活躍を祈念しています。

 

6月10日 武内市議にインタビュー.jpg

(2018年6月10日、インタビュー後の記念写真です。)

 

関連記事.jpg

 

2016-12-30/  秋田市が「意思疎通支援条例」の制定を明らかにしました。

 

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