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2017-12-31 08:00:00

秋田中央郵便局で「ヘレン・ケラー秋田訪問80年記念切手展」が開催中です。

 

ヘレン・ケラー(1880~1968年)が初来日されたのが1937年(昭和12年)で、秋田をご訪問されたのが同年の6月12日~16日です。今年は80年の節目に当たり、犬好きで秋田犬の神風号が贈られたというエピソードがあります。

 

秋田犬は海外でも人気で、パネルの左下の記事はロシアのプーチン大統領にも「ゆめ」という秋田犬が寄贈された時のです。中央下の記事はプーチン大統領からは猫の「ミール」が贈られた時のです。そして「聾つながり」というか「猫つながり」で特別に当センターの「手話切手シート」も展示(パネルの左下)させていただきました!(^^)! 

 

ヘレンケラー 9日の様子.jpg

 

 

6月10日、再びお伺いしてゆっくりお話しを聞いてきました。「ヘレン・ケラーは誰でも知っているけど、女史が秋田犬が大好きでアメリカに連れていったことも知って欲しい」と言っていました。昭和12年6月15日の秋田魁新聞で、小笠原一郎巡査より神風号が寄贈された時の記事(上のパネルの中央左側)なども展示されています。

 

改めて、入り口から見て左側、正面、右側の展示の様子を撮ってきました。とても希少で珍しい切手も展示されていて見ごたえ充分です。

 

ヘレンケラー切手展 左側.jpg

 

 

ヘレンケラー切手展 中央側.jpg

 

 

ヘレンケラー切手展 右側.jpg

 

 

秋田県立聾学校「創立百周年記念誌」によると、初来日された昭和12年の6月16日に秋田県立盲唖学校にご来校されました。(下の画像は同誌によるものです。)

  

ヘレンケラーご来校.jpg

 

入場は無料で、最終日ですが6/12の9時~16時に開催されます。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。

 

 

6月4日の記事はこちら

 

ヘレン・ケラーはアメリカの教育家・社会福祉事業家で、今から80年前の1937年(昭和12年)に初来日しました。同年の6月12日~16日に来秋され、6月16日に県記念館で講演後、秋田県立盲唖学校(昭和23年に盲聾分離し校名を秋田県立聾学校に改称⇒平成28年から秋田県立聴覚支援学校)にご来校されました。

 

ヘレン・ケラーは秋田犬が大好きだったようで、訪日にあたり秋田犬の「カミカゼ号」と「ケンザン号」の2頭が贈られました。帰国後にヘレン・ケラーに連れられた愛犬カミカゼ号が初めてアメリカに持ち込まれた最初の秋田犬となったそうです。

 

秋田訪問80周年を記念して、記念切手展が開催されるのでご紹介します。

 

ヘレンケラー切手展.JPG

 

 

偉人は切手に使われることが多く、左下の切手は「ヘレン・ケラーとサリバン先生(アメリカ発行)」で彼女(たち)を描いた切手は多くの国で発行されています。中央下の切手「ベートーヴェン(モルジブ発行)」はドイツの大作曲家ですが、彼が使ったとされる4個の補聴器が描かれています。右下の切手「ツィオルコフクキー(セント・ビンセント発行)」はロシアの科学者で9歳の時に聴覚を失いながらも「ロケットの父」と呼ばれる研究をされた方です。 

 

聴覚障害を克服した偉人.jpg

 

上の切手は以前に、この切手展の出品者で私の伯父でもある加賀谷長之からお借りしたものです。またヘレン・ケラーの来秋記念ということもあり、特別に当センターの手話切手シートも展示いただけることになりました!

 

秋田犬と比較.jpg

 

 

ちなみに秋田犬は普通切手の2円の絵柄として使われています。切手展の様子は改めてUPしますが、たくさんの方にご来場いただければうれしいです。 

 

2017-12-31 07:00:00

7月2日、秋田県難聴者・中途失聴者協会/秋田市支部様主催の講演会&懇談会に参加(賛助会員です)してきました。

 

講師の秋田市福祉保健部 障がい福祉課の石垣様から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(略称:障害者差別解消法)の概要」について講演していただきました。

 

障害者差別解消法は「障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しあいながら共生する社会の実現につなげること」を目的として平成28年4月1日に施行されました。しかし、どのようなことが障害を理由とする差別に当たるのかが分かりづらいと思っていました。

 

分かりづらいことのひとつに「行政機関」と「民間事業者」に求められることが違うことが挙げられます。

 

不当な差別的取り扱いの禁止はどちらも法的義務を課しているのに対し、合理的配慮の提供は行政機関等は法的義務ですが民間事業者は努力義務になっています。民間事業者は事業内容や規模に幅があるため、合理的配慮の提供については一律に義務とせず、努力義務とされているのです。

 

もうひとつはどこまでが「合理的配慮」なのかということです。「過重な負担が生じない範囲での配慮」ともなっていますからどこまでが「過重な負担」といえるか、ということになります。

 

石垣様からは「不当な差別的取り扱いの禁止と合理的配慮」について聴覚障害に限らず色々な事例をもとに説明していただきました。日常での合理的配慮の提供の例や障がい者差別にかかる事例なども紹介いただきました。

 

私も聴覚障害に関わる事例については調べたりもしていますが、他の障害に関してはよく分かっていないところもあるのでとても勉強になりました。講演後の懇談会でも色々お話を聞くことが出来てよかったです。主催していただいた秋田県難聴者・中途失聴者協会/秋田支部様、石垣様ありがとうございました。

 

 

秋難聴 障害者差別解消法.jpg 

2017-12-31 06:30:00

8月12日、LGBT成人式にお邪魔してきました。成人式とはいっても20歳のお祝いではなくて、「なりたい人になる」という宣言をする式です。

 

最近は法人の事業活動を通じて、手話講習会などで人前に立ったりニュースで取り上げていただくことも増えてきました。でも本当は人前に出ることや上手に話すことが苦手なのです。

 

お声を掛けていただいた時、LGBTも聴覚障害もですが自分を堂々と見せられる人は素敵だなと思っていたので、会場に足を運びました。 

 

 

LGBT成人式.jpg

 

LGBT成人式は全国で開催されていて、この秋田が第50回目だそうです。これまでに参加された皆さんが書いた寄せ書きが飾られていました。 

 

  

入り口花と耳マーク.jpg

 

入り口にはお花が飾られていて耳マークもありました。ろうLGBTの方も参加しているからです。

 

県外からお二人が参加されると聞いていて、ご紹介していただきました。少しだけお話しをさせていただいたのですが、「LGBTも少数派、耳が聞こえないことも少数派」 という言葉が印象的でした。  

 

 

成人式 パンフレット等.jpg

 

プログラムの最後に嵐の「ふるさと」をみんなで合唱するのですが、手話通訳の方が即興で歌詞に手話表現をつけて、それをろうLGBTの方が一緒に歌ってました。 

 

とても素敵な成人式で、今日はたくさんのパワーをいただくことができました。

 

  

7月27日の記事です。

 

 

8月12日に「秋田LGBT成人式」がアトリオンミニコンサートホールで開催されます。昨年のイベントでご一緒(ブースが隣でした)した「性と人権ネットワークESTO」様から、ろうLGBTの方も参加されるという事を伺いました。せっかくの機会ですので私もお邪魔させていただくことになり、ご紹介します

 

 

秋田LGBT成人式 1面.jpg

 

 

LGBT 2面.jpg

 

 

秋田■北東北性教育研修セミナー2017夏
「秋田LGBT成人式-多様性は無限の可能性/Free Yourself!-」
日時:2017年8月12日(土) 13:30-16:30
会場:アトリオン4F ミニコンサートホール(秋田駅前)
基調講演:薬師実芳さん(東京)NPO法人ReBit(リビット)代表理事
岩手来賓:三代目 井上成美さん(三味線演奏者)
青森来賓:宇佐美翔子さん(北東北性教育研修セミナー実行委員会共同代表)
参加費:無料 (定員100名)
主催:北東北性教育研修セミナー実行委員会
協賛:一般財団法人日本児童教育振興財団内日本性教育協会
事務局:北東北セミナー秋田事務局(性と人権ネットワークESTO)
協力:特定非営利活動法人ReBit,NPO法人いきいきFネット秋田

受付開始■6月12日(月)0時から 受付〆切■8月10日(木)24時まで

【完全予約制】アフターパーティー 受付〆切■8月6日(日)24時まで

Twitter:@LGBT18116553
https://twitter.com/LGBT18116553
※決定した内容をTwitterで公開いたします。
フォローをよろしくお願いします!

<会場へのアクセス>
アトリオン4F ミニコンサートホール
秋田市中通2-3-8
※秋田駅西口より徒歩5分
※駐車場は周辺の有料駐車場をご利用ください。
http://www.atorion.co.jp/access.html

<開催目的>
「成りたい人になる(=成人)」を祝福し、自分を誇れる場として秋田でもLGBT成人式を開催します。誰もが「ありのままで生きられる」北東北の環境づくりと、自分らしく活躍できる人材を育てていくことを目的としています。LGBT成人式を最初に企画して全国に広めてきた薬師さんに基調講演をお願いし、岩手と青森のLGBT当事者に自己実現を果たしてきたロールモデルとして記念演奏や参加者へのメッセージをいただきます。

<参加対象者>
セクシュアリティや年齢を問わず、セクシュアルマイノリティ当事者とアライ(支援者・理解者)の皆様にご参加いただけます。ご家族、パートナー、ご友人の皆様もぜひいらしてください!

<服装>
ドレスコード不問。お好きな服装でご参加下さい。暑いのでTシャツに短パンなどの軽装でも大丈夫です!

<合唱>
参加者の皆様にご協力をいただき、プログラムの最後を合唱で締めくくりたいと思います。曲は、嵐の「ふるさと」です。参加者の皆様にも一緒に歌っていただければと思います。歌えない方や歌いたくない方にも、どんな曲なのか事前にご確認をいただけましたら幸いです。

<スケジュール>
13:00 開場
13:30 開会挨拶・来賓の祝辞(15分)
13:45 成人の誓い(5分×3人)
14:00 基調講演:薬師さん(50分)
14:50 休憩(10分)
15:00 岩手(井上さん:演奏)(30分)
15:30 青森(宇佐美さん:トーク)(30分)
16:00 合唱「ふるさと(嵐)」
16:30 閉会挨拶
17:00 閉場

※当日は10時から会場内の準備室にて着替えが可能です。成人式後は18時までに片付けを終えて、アフターパーティー会場に移動します。

<LGBTとは?>
L:レズビアン(女性として女性が好きな人)
G:ゲイ(男性として男性が好きな人)
B:バイセクシュアル(恋愛対象が男女を問わない人)
T:トランスジェンダー(性別に違和感がある人)
の略語です。LGBは性的指向を表す言葉で、Tは性別違和(性同一性障害)などにより性別を変えたり、変えたいと思っている人です。
LGBTは、セクシュアルマイノリティ(性的少数者)の総称として使われることがあります。



事務局■北東北セミナー秋田事務局
(性と人権ネットワークESTO)
E-MAIL:akita-lgbtseijinsiki@estonet.info
※あっとまーく@に◎を変更して送信してください
TEL:080-6049-8843(非通知不可)
※留守電のときはメッセージをお願いします。
FAX:050-1450-6768 (非通知不可)

協力■NPO法人いきいきFネット秋田
秋田県中央男女共同参画センター内
E-MAIL::akitawmc◎alpha.ocn.ne.jp
※あっとまーく@に◎を変更して送信してください
TEL:018-836-7853
FAX:018-836-7854 
※ 秋田県中央男女共同参画センターは、
下記の時間のみ電話・FAXが可能です。
平 日 9:00-21:00
土日祝 9:00-17:00
WEBサイト http://akitawmc.com/index.html


≪お問合わせ全般はこちらまで≫
-性と人権ネットワークESTO-
Sexualities and Human Rights Network ESTO
〒010-8691 郵便事業(株) 秋田支店 私書箱32号
WEBサイト http://estonet.info/

登録番号 No.232   日時 8月12日(土) 13:30~16:30
2017-12-31 06:00:00

10月12日・13日は「あきた起業家交流フェスタ2017」起業家交流展にブース参加してきました♪ 会場は秋田拠点センター・アルヴェ1Fのきらめき広場です。

 

手話秋田普及センターの活動や手話、聴覚障害のことを広く知っていただくことと、参加される起業家の皆さんとの交流の機会になればと昨年に引き続きの参加です。

 

秋田県内を拠点に事業を行っている49の創業・起業家が出展されていました。

 

10月13日 ブース全景.jpg

 

2Fから撮った全景ではちょっと分かりづらいですが、当センターは画像右上の位置にブースがあります。2枚パネルが使えたので手話のイラストや手話カレンダーや講習会&ワークショップのポスター、Y-SMILE.株式会社様から提供いただいている聴導犬や指文字のポスターなどを展示しました。

 

10月13日 ブース.jpg

  

13日は出展者によるプレゼンテーションがあって、私も手話であいさつをしましたが、やはり緊張してしまいますね。

交流展には草彅幸子様(中央画像の左側)と高橋利枝様(左画像の右側)も出展されていたので一緒に写真を撮りました。

  

起業家交流展 紹介写真.jpg

  

Happiness&Emotion代表の草彅幸子様は昨年の交流展でお会いして、今年「手話の活用を考える講習会&ワークショップ」の第1回「接客」と11月12日の第4回「観光」の講師をお願いした方です。

高橋利枝様は私と同じく2年前の第3回ビジネスプランコンテストに出場されたいわば同期で、今年、NPO法人あきた美遊路を設立されてご活躍されています。

 

12日は第5回あきたビジネスプランコンテストが2Fの多目的ホールで開催され、井出彩名さんの【「AIUから地域貢献!」オリジナル英語接客マニュアル制作します】がグランプリを、準グランプリは尾崎美由紀様の【「また生きたくなる」ストレスマネジメントセミナー事業】が受賞されました。おめでとうございます!

 

「手話=ビジネスプラン?」と思われるかもしれませんが、法人事業を継続していくうえで経営的視点は必要不可欠です。参加された方はみな独創的なアイデアと素晴らしい行動力をお持ちの方ばかりで、とても刺激を受けました。

今回も出展して多くの方と交流させていただいて、今後の活動を広げていくうえでも有意義な交流展となりました♪

 

 

 

10月5日の記事はこちら

 

10月12日(木)・13日(金)に「あきた起業家交流フェスタ2017 起業家交流展」が開催され、当センターも出展します。

昨年も参加したのですが、その時お会いした方たちから、手話カレンダーを掲示していただいたり講師をしていただいたりFBで交流させていただいたりしています。

 

2017起業家交流会.jpg

 

 

また、12日は併せてビジネスプランコンテストも開催されます。会場は秋田拠点センターアルヴェです。新しい自分なりのスタイルで起業した(される)方のプランを見るのをとても楽しみにしています♪

 

2017起業家交流会フェスタ.jpg

 

 

当センターのブースを見かけたら、お気軽に声をおかけくださればうれしいです。

詳細はこちらからどうぞ ↓

H29起業家交流会バナー.jpg

2017-12-31 05:00:00

仁・実さんが自費出版された「手話ろうよ」の2冊セットが届きました!

 

作者の仁・実さんはろう者で、「しゃべろうよ」(画像右側)はろう者と聴者が「通じあう」をテーマに描かれています。「手話ろうよ!川田くん」(画像左側)も「ただ、お話がしたい」そのために「手話を覚えないと」という微笑ましいストーリーとなっています♪

 

「娘にもいつかこんな出会いがあるといいなぁ」と思いながら読みました(#^^#)。この2冊は期間限定販売でしたので現在は購入できませんが、北都銀行様の営業店で開催しているロビー展などで機会があれば展示したいと思っています。

次回作も今からとても楽しみしています♪

 

手話ろうよ 2冊セット.jpg

 

 

仁さんとの出会いはマンガ「耳が聞こえる人が基準の社会の中で」からでした。

 

私には「耳が聞こえる人が基準の社会」というフレーズがストンと胸に落ちました。そうです、社会の仕組みは多数派が基準になっていて全ての障がい者は少数派です。多数派(健常者)がそれぞれの障害による基準の違いを理解していけば偏見や差別の解消につながっていくはずです。でも「耳が聞こえないこと・聞こえにくいこと」って、多数派(聴者)には見えなくて分かりづらいのです。

 

聴者からみれば当たり前のことでもろう者や難聴者にはとても大変ということはたくさんあります。また逆に手話でコミュニケーションをするろう者に対して、どのような対応をしたらよいか戸惑うこともたくさんあると思います。

 

仁さんはろう者の視点から聴者に理解して欲しいことをマンガを通じて分かりやすく発信されているのです。

 

耳が聞こえる人が基準の社会の中で の紹介.jpg

 

私も4月11日の北都銀行様での手話講習会の時に本の中のコラムを活用させていただきました。多くの人に知って欲しいので、北都銀行様の営業店でのロビー展でも展示しています。

 

「聞こえる人が基準の社会の中で」は千葉聴覚障害者センター様で販売されていますので、ぜひご一読ください。 

 

 

聞こえる人が基準の社会の中で.jpg

 

 

 

関連記事.jpg

 

2017-04-19/  北都銀行新入行員の皆様に手話講習会を開催しました。

 

2017-10-04/  北都銀行様の営業店でロビー展を開催しています。

 

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