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秋田中央郵便局で「ヘレン・ケラー秋田訪問80年記念切手展」が開催中です。
ヘレン・ケラー(1880~1968年)が初来日されたのが1937年(昭和12年)で、秋田をご訪問されたのが同年の6月12日~16日です。今年は80年の節目に当たり、犬好きで秋田犬の神風号が贈られたというエピソードがあります。
秋田犬は海外でも人気で、パネルの左下の記事はロシアのプーチン大統領にも「ゆめ」という秋田犬が寄贈された時のです。中央下の記事はプーチン大統領からは猫の「ミール」が贈られた時のです。そして「聾つながり」というか「猫つながり」で特別に当センターの「手話切手シート」も展示(パネルの左下)させていただきました!(^^)!
6月10日、再びお伺いしてゆっくりお話しを聞いてきました。「ヘレン・ケラーは誰でも知っているけど、女史が秋田犬が大好きでアメリカに連れていったことも知って欲しい」と言っていました。昭和12年6月15日の秋田魁新聞で、小笠原一郎巡査より神風号が寄贈された時の記事(上のパネルの中央左側)なども展示されています。
改めて、入り口から見て左側、正面、右側の展示の様子を撮ってきました。とても希少で珍しい切手も展示されていて見ごたえ充分です。
秋田県立聾学校「創立百周年記念誌」によると、初来日された昭和12年の6月16日に秋田県立盲唖学校にご来校されました。(下の画像は同誌によるものです。)
入場は無料で、最終日ですが6/12の9時~16時に開催されます。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
6月4日の記事はこちら
ヘレン・ケラーはアメリカの教育家・社会福祉事業家で、今から80年前の1937年(昭和12年)に初来日しました。同年の6月12日~16日に来秋され、6月16日に県記念館で講演後、秋田県立盲唖学校(昭和23年に盲聾分離し校名を秋田県立聾学校に改称⇒平成28年から秋田県立聴覚支援学校)にご来校されました。
ヘレン・ケラーは秋田犬が大好きだったようで、訪日にあたり秋田犬の「カミカゼ号」と「ケンザン号」の2頭が贈られました。帰国後にヘレン・ケラーに連れられた愛犬カミカゼ号が初めてアメリカに持ち込まれた最初の秋田犬となったそうです。
秋田訪問80周年を記念して、記念切手展が開催されるのでご紹介します。
偉人は切手に使われることが多く、左下の切手は「ヘレン・ケラーとサリバン先生(アメリカ発行)」で彼女(たち)を描いた切手は多くの国で発行されています。中央下の切手「ベートーヴェン(モルジブ発行)」はドイツの大作曲家ですが、彼が使ったとされる4個の補聴器が描かれています。右下の切手「ツィオルコフクキー(セント・ビンセント発行)」はロシアの科学者で9歳の時に聴覚を失いながらも「ロケットの父」と呼ばれる研究をされた方です。
上の切手は以前に、この切手展の出品者で私の伯父でもある加賀谷長之からお借りしたものです。またヘレン・ケラーの来秋記念ということもあり、特別に当センターの手話切手シートも展示いただけることになりました!
ちなみに秋田犬は普通切手の2円の絵柄として使われています。切手展の様子は改めてUPしますが、たくさんの方にご来場いただければうれしいです。