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2018-06-30 15:30:00

手話はカッコイイ.jpg

 

丸山浩路さんの著書に「百万人の手話」という本があります。

 

初版は昭和55年ですからもう40年近く前の本ですが、今の時代にあっても学ぶべきことがたくさんある名著です。

 

「恥ずかしい話」という印象に残ったコラムがあります。

 

丸山さんが聾唖の友人と電車に乗っていて、二人で手話で会話しているときのことです。

 

乗り合わせていた五歳くらいの男の子が「ね、ね、あの二人踊っている。」そんなことをお母さんに話しました。

 

お母さんは「いけません。あれは耳の聞こえない人の手真似というの。耳の聞こえない人達の言葉なの。」そんな説明を男の子にしていました。

 

続けてお母さんの声が聞こえました。

 

「ね、あなたも遊んでばかりいて勉強しないと、あんなふうになるわよ」

 

・・・・恥ずかしい話です。

 

丸山さんは聴者ですが、このお母さんは二人ともろう者だと思って発した言葉なのでしょう。ろう者や手話が今よりもはるかに無理解で偏見や蔑視があった時代です。

 

とはいえ、差別の連鎖は大人が、そして親が生み出すものです。

 

私は娘と手話で会話していた時、全く対照的なことがありました。

 

3年ぐらい前のある日、娘と病院の待合室にいた時のことです。

 

娘が「ジュースが飲みたい」と言い、私は隣の薬局に薬を取りに行かなければいけなくて「後で」と返事をした時に近くにいたお母さんの声が聞こえてきました。

 

エピソード1-650.jpg

 

そのとき待合室にいたあるお母さんが私たちのやり取りを見て

 

お手手でお話しているよ~。 かっこいいね~!

 

と2人の子どもたちに話していました。

 

子どもたちも「すごーい」って感じでこちらを見ていました。障害があるからとかではなく自然に子どもたちに話していたことが、とてもうれしかったです。

 

その後、お会いしたことはありませんが、今でもとても印象に残っています。

 

こんな素敵なお母さん(大人)が増えてくれたら、社会はきっと変わります。

 

2018-06-29 17:00:00

京都府向日市(むこうし)の手話を学べる動画「手話でふれあう向日市」をご紹介します。

 

向日市は2016年12月19日に「古都のむこう、ふれあい深める手話言語条例」が成立し(全国で64番目)、2017年3月3日に施行されています。

 

向日市の手話動画を知ったきっかけはYAHOO!ニュースJAPANの記事

「ハイブリッド?ユニバーサル?向日市役所が作った手話ビデオが地味に面白い」

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamuratomohiko/20180613-00086412/

 

中村智彦神戸国際大学経済学部教授の記事ですが、動画を見たらそのコンセプトの秀逸さにうなづけました!!

 

動画に登場するのは主にろう者の方と手話通訳者(市役所職員)と手話勉強中の職員の3人。「あいさつ」、「買い物」、「ホテルのフロント」、「駅」、「病院」、「急病」の6話で構成されていて各回とも10分前後ですがとても実用性の高い内容となっていました。

 

基本的な手話を学ぶ・覚えるだけではなく、向日市の特産品や観光名所、歴史文化にも親しむことが出来ます。

 

製作には約1年間をかけたそうで、向日市の美しい四季の風景も楽しめる手話動画となっています。

 

<動画の視聴方法>

 

↓のURLをクリックすると手話を学べる動画「手話でふれあう向日市」/向日市ホームページに移動します。移動後(*)、画面中央あたりにある手話動画メニューから見たい回をそれぞれクリックします。

 

http://www.city.muko.kyoto.jp/kurashi/kenko_hoken/fukushi/3/1521806850551.html

 

 

(*参照:手話でふれあう向日市」/向日市ホームページより)

手話を学べる動画「手話でふれあう向日市」

                     更新日:2018年3月28日

 

本市では、平成29年3月3日(耳の日)に「古都のむこう、ふれあい深める手話言語条例」を施行しました。その取り組みのひとつとして手話動画を配信します。これは、手話を学べるとともに聴覚障がい者の暮らしを知っていただけるもので、向日市内の施設や観光スポットで収録しています。市民のみなさまには身近に感じていただき、市外の方々には向日市に関心を持っていただけたら幸いです。(全6回 1回約10分)

 

手話動画メニュー

 

(第1話~第6話)*それぞれをクリックします。

 

 

向日市 動画紹介.jpg

 

(手話を学べる動画「手話でふれあう向日市」/京都府向日市ホームページより)

 

私自身とても勉強になりましたし、手話言語条例と郷土のPR動画としても大変参考になると思います。向日市の手話を学べる動画「手話でふれあう向日市」をぜひ、ご視聴してみてください。

 

2018-06-21 10:00:00

6月10日、武内伸文秋田市議会議員に時間を取っていただき、お話しをお伺いしました。 武内市議は、2015年に「秋田県聴覚障がい児を持つ親の会」で私が「子育てサロン」を担当していた時から参加してくださっていました。

 

昨年、当センターで開催した講習会&ワークショップでもご来賓としてお招きしていて、聴覚障害者団体と深く関わってくださっている議員さんです。

 

 

プロフィール武内伸文 .jpg

 

 

Q.本日はよろしくお願いします。HPでプロフィールを拝見しましたが、外資系のコンサルティング会社で勤められた後、イギリスへ留学されています。

 

武内市議:コンサルティング会社での専門は「組織・人の変革」で、8年間勤めました。仕事を経験していく中で、「社会の変革」に携わりたくなり、知識と経験を求めてイギリスへ留学しました。

 

Q.イギリスではどのようなことを学ばれましたか?

 

武内市議:大学院で環境にやさしい持続可能な社会づくりをテーマに研究していました。英国の社会は誰もが気軽に社会活動に参加できます。私も環境団体のボランティアを通じて、たくさんの経験をさせてもらいました。

 

Q.帰郷後に社会活動を始められました。

 

武内市議:家業と親の介護をしながら、社会活動団体「SiNG」を立ち上げました。「わらしべ貯金箱」「ベロタクシー」の運営などイギリス留学の経験を活かした社会活動を10年以上続けてきました。他にも「竿燈市民パレード」「グリーンドリンクス」「新春!!夢綱引き!」「ボクシンク」「アキタ・バール街」等の様々な地域活動に取り組んでいます。

 

Q.市議会議員を目指されたきっかけを教えてください。

 

武内市議:秋田市には人口減少や高齢化など多くの課題が山積みです。これまで様々なテーマの社会活動に取り組む中で、いろいろな人とのつながりが出来てきました。地域の課題に立ち向かい、社会を変えていくスピードをもっと早めたいと思ったので3年前に市会議員に立候補しました。

 

Q.当選1期目で会派「そうせい」の会長をされています。

 

武内市議:慣例や前例など既存の枠組みやしがらみにとらわれず、常に市民としての目線で議論し、提案し、行動したく、新しい会派をつくり、会長を務めています。

 

Q.会派では「市民セミナー」などを開催されています。

 

武内市議:「そうせい市民セミナー」は市民とともにまちづくりを議論する場です。今後もまちの主役である市民とともに意見交換できる場を積極的に作っていきます。

 

Q.手話通訳をつけるなど「情報保障」にも取り組まれています。

 

武内市議:会派「そうせい」の市民セミナーでは、ろう者も参加できるように手話通訳をつけることにしてます。この取組を他団体へもPRしながら、情報保障が当たり前になるような社会づくりに努めたいですね。

 

Q.聴覚障害や手話に関わったきっかけを教えてください。

 

武内市議:竿燈市民パレードのメンバーの中に手話サークルに入られている方がいます。その方を通じて聴覚障がい者との交流が始まったのがきっかけです。

 

Q.以前にFBの記事を転載させていただいたことがありますが、印象に残っていることがあるそうですが。

 

武内市議:秋田県聴力障がい者福祉大会に出席したところ、休憩時間、会場席にて衝撃的な体験をしました。私以外のほとんどの参加者が手話で会話を始めたのです。まず孤独を感じ、この感覚は初めて外国に行った時の感覚に似ていると思っておりましたが、次の瞬間、会場の大多数がろう者であって、日常においては立場が逆転していると気づきました。

 

できるだけ、ろうの方にとっても、社会参加しやすい環境づくりをしなければという思いを強くした瞬間でした。

 

Q.東京・秋葉原で開催された「情報アクセシビリティ・フォーラム2015」にも参加されました。

 

武内市議:社会参加しやすい環境づくりに何が必要かを学びたくて東京へ足を運びました。手話が大切なことは勿論ですが、ICTの活用や他自治体の取り組み例などが参考になりました。

 

Q.手話サークルに入られていると聞いていますが。

 

武内市議:手話を覚えるのは大変ですが、ろう者の方とのコミュニケーションがとても楽しいです。

 

Q.今後の聴覚障がい者への取り組みで課題は何だと思っていますか?

 

武内市議:まず、目指すべき社会として、障害があってもなくても誰もがチャレンジ出来るような環境づくりが必要だと思っています。 秋田県は昨年4月に条例が出来て変わってきていることもあるけど、もっとスピード感をつけていくこと。例えば2020年東京オリンピック・パラリンピックまでに何をしていくのか、1年づつ区切ってゴールを決めることが大切です。

 

今年であれば11月に秋田で「全国ろうあ青年討論会」が開催されるのでそれに向けて盛り上げていく必要があると思っています。 大事なのは市民それぞれの意識作り、これまでの社会活動をさらに活発にしていくことで、いろんな人が住みやすい社会にしたいと思っています。

 

そうですよね。「障がい者が住みやすい社会はみんなが住みやすい社会」とよく言われています。当センターもこれから活動を通じて、少しでもみんなが住みやすい社会に近づけたいと思っています。

 

本日はお忙しいところ、ありがとうございました。今後の更なるご活躍を祈念しています。

 

6月10日 武内市議にインタビュー.jpg

(2018年6月10日、インタビュー後の記念写真です。)

 

関連記事.jpg

 

2016-12-30/  秋田市が「意思疎通支援条例」の制定を明らかにしました。

 

2018-06-17 09:40:00

6月10日に大阪で開催された全日本ろうあ者大会で「デフリンピック日本招致に関わる特別決議」が行われ、会場において承認されたそうです。

 

昨年7月、トルコでデフリンピックが開催されました。日本ではパラリンピックに比べて知名度は少ないですが、もし日本で開催出来たらとても素晴らしいことです。

 

全日本ろうあ者大会に参加された薬師寺みちよ参議院議員が、FB(H30/611)で日本招致についての思いを述べられていますので、転載してご紹介します。

 

薬師寺みちよ参議院議員のFBより 演説付.jpg

 

6月10日に開催された全日本ろうあ者大会において、「デフリンピック日本招致に関わる特別決議」が行われ、会場において承認されました!

 

これで、「2025年デフリンピック日本招致活動」が本格的に始まります。日本で初めてのデフリンピック開催に、会場中のきらめく拍手が高く高くあがりました。

 

今後、開催地はじめ、費用負担のあり方や支援体制の構築など検討事項も多く、国会でも議員連盟ワーキングチームで情報共有しながら進めていかねばなりません。

 

私も昨年開会式に参加したトルコサムスンのデフリンピックは、規模・費用共に過去最高のデフリンピックであったと評されております。開会式の会場も溢れんばかりの人人人・・・ ボランティアも手話で会話することに楽しみを見いだしている様で、選手を見かけると積極的にコミュニケーションをとっていました。

 

町に繰り出せば選手はヒーロー。 一緒に写真をとってほしいと子供たちが集まってまいります。

 

それと同じ状態を日本でも造りだしたいのです。 日本手話・国際手話等の研修も行わねばなりません。市民の皆様にも手話に興味を持っていただき世界中から集まってくるろう者への理解を深めてもらわねばなりません。

 

そのためのツールも作成せねばなりません。 来年には正式にICSD国際ろう者スポーツ委員会へ手を上げる事になります。音の無い中で戦う彼らの素晴らしさを1人でも多くの方に届けたい。宣言を聴き、ぎゅっと手を握りしめ、天を仰ぎました。

 

招致活動も、皆様の協力なしでは実現できません。少しずつ確実に前進出来るように、私も全力を尽くしてまいります!

 

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(2017年7月 デフリンピック開会式にて)

 

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(2017年7月 デフリンピック会場) Special Thanks 薬師寺みちよ参議院議員

 

2018-06-16 09:00:00

6月9日(土)に秋田駅前フォンテ6Fで行われた川崎ツトムさんの「夏のギターコンサート」へ3人で行ってきました♪

 

夏のギターコンサート .jpg

 

川崎さんは東京で30年近くプロミュージシャンとしてご活躍され、秋田に帰ってきてからも精力的に音楽活動をされています。ストレートに響き渡っていてとても素敵なギター演奏でした♪

 

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手話ソングにも取り組まれていてソロ演奏の後、相方の鈴木ちかこさんがハナミズキなど三曲に手話表現をつけて披露されていました。観客の中には前列で一緒に手を動かしていたり熱心に手話表現を見られている音楽家の方もいられました♪

 

6月9日 夏のギターコンサート.jpg

 

川崎さんとは何度かお会いしてお話しをしていますが、先日、改めて手話ソングに取り組まれたきっかけ等についてお尋ねしました。

 

<川崎さん>

自分の作る音楽や演奏で何かに貢献したい!という思いを強く思うようになった時に、相方の鈴木ちかこさんに「手話ソングを一緒にやってくれませんか?」とお願いされたのが手話ソングを始めたきっかけです。

 

以前に「いぬねこネットワーク」で活動していた時、耳が聞こえない娘さんとその親御さんとのやり取りを見てハッとしたことがあります。その時のことを思い出してトライしてみようと思ったのです。自分の得意なギターで貢献出来るのはとても幸せな事だと思っています。

 

更にビックリしたのは、仙台で若い頃に一緒にバイトしてた方が手話の講師をされてて、偶然にも鈴木ちかこさんの先生だったという事実を知り、これは偶然ではなくて必然なんだろうなと感じました。

 

中島さんや手話サークルのゆっきーさん(酒井敬幸さん)に思い切って声をかけた事も、きっと何かが背中を押してくれたんだと信じてますよ。手話はなかなか覚えられませんが、こうやってギターでバックアップすることで前に進むならそれも善しと考えてます。

 

<3月11日の震災イベントについての思いを後日、FBに書かれていました。>

 

<川崎さん>

遊学舎で行われた3.11に思いを向けたイベントに参加しました。去年から「手話ソング」というものにチャレンジしてたので、何かしらこの3.11につなげたいと考えてました。

 

ところがつなげるも何も被災されて亡くなった方々の死亡率が、聴覚障害の場合ですと倍近くになってる事を知りました。3.11以降すぐに避難所を慰問して回りましたが、そんな事実はこれっぽっちも知らずに回ってたんですね・・・

 

避難所を60箇所回りましたが、聴覚障害のある方には自分の演奏は聞こえていなかったということも手話ソングを始めてから気づきました。

 

自分は元々動物愛護活動に関わってたので、避難所でのペットの扱い等には目は向いていたと思います。そうペットの中にも障害を持った子達が居ますよね?今まで知らなかった事、気がつかなかった事、色々あると思いますが、まずは知る事から始めましょうと伝えるようにしています。

 

3月11日 あゆむ~共に明日を~  紹介用.jpg

(3月11日 遊学舎で開催された「歩む~共に明日を」でのステージ)

 

<ろう者とのこんなエピソードもありました。>

 

<川崎さん>

某イベント等で一緒になるA君とお友達なんですが、彼がろう者という事は全く知らず一生懸命話しかけてたんですよ。ニコニコしてるだけで何も答えてくれない事に「シャイなんだろうな?」ってずっと思ってました。

 

それがアルヴェで行われた市民活動の時に中島さんと手話でやり取りしてるのを見て「そうだったのか」って気付かされたんですよ。

 

だからと言って彼との関係は今までと変わりなくフレンドリーで居ると思います。それは彼を取り巻く人達がわざわざ「Aくんは聞こえないんだよ」とは説明してくれなかった事から悟ったんです。一般社会の中で揉まれるには、わざわざ説明しなくても本人に体験として積ませる前向きな気持ちだったんだろうって・・・

 

なので何も出来なくても理解してあげるだけでもと考えて行動して行きたいと思っています。

 

川崎さんはいつも聴衆の皆さんに演奏だけではなく、聞こえない人のことや手話についてもお話しされていて、とても嬉しく思っています。素敵なギター演奏とインタビューありがとうございました。鈴木ちかこさんとの手話ソング、今後ともご活躍を楽しみにしています♪

 

関連記事.jpg

 

2018-03-16/  3月11日に開催された「歩む~共に明日を~」に参加しました。

 

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