インフォメーション
薬師寺みちよ先生は国会内外で多方面にわたってご活躍されている前参議院議員です。
参議院議員として国会では聴覚障害や手話、電話リレーサービス、デフリンピックのことなどを何度も取り上げてくださいました。
全国を飛び回り、昨年は秋田まで講演にいらしてくださいました。
薬師寺みちよ前参議院議員のFacebookから、そのご活躍のほんの一部ですが、以下、転載してご紹介します。
転載元はこちら↓
1月28日、第198回国会が開会いたしました。
皆様から6年間という機会を与えて頂き、これまで医療・福祉はじめ様々な政策に関わってまいりました。
この国会は私にとっても正念場です。いよいよ6年目の総仕上げをする時がやってまいりました。
私に与えられた時間はあとわずか。ゲノム医療法案、依存症対策、ケアラー支援、障がい者福祉施策、障がい者スポーツ施策、積み残した課題に一つ一つ向かい合ってまいります。
次の6年間を私に託していただくためにも、単なるパフォーマンスではなく充実した審議でこの6年間の成長をお示ししたいと思います。
今国会もご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
3月5日、いよいよ参議院日、来年度予算案の審議がまいりました。
今日は基本的質疑です。
テレビ入りの予定でしたが、時間が押してしまい、私の出番は夜8時近くになってしまいました。そのためNHKも夜12時からの放送となりました。
今日のテーマは「ケアラー」
日本語の「介護者」とは違う「ケアラー」という概念。
様々な角度から議論してみました。以下、概要をお示しいたします。 (手話で頑張ってみたのですが、いつも通りに気持ちが先走ってしまいました。お見苦しい点もあったかと思いますが、お許しくださいませ)
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1.ケアラーという言葉を知っているか。彼らが置かれている状況を理解しているか。(安倍内閣総理大臣)
①ケアラーとは、無償で介護等のケアをする人であると承知している。NPO法人が行った調査によれば、ケアを行うことで睡眠の中断、自由時間の制約、趣味やボランティア活動等の社会活動の減少に加え、心の不調や孤独感を感じているという状況にあると承知している。
2.いまも10万人が介護離職していることについてどのように感じているか。(厚生労働大臣)
①2020年代初頭までに約50万人分の介護の受け皿整備や相談支援の強化等、取組を推進している。 ②処遇改善や就業促進、職場環境の改善による離職の防止、人材育成の支援をしている。 ③働く方が離職せずに仕事と介護を両立できるように、育児・介護休業法に基づく介護休業等の周知徹底など、職場環境の整備にも取り組んでいる。 ④家族の介護により離職を余儀なくされた方に対しては、ハローワークにおいて個々の求職者の実情に応じたきめ細かな職業相談、職業紹介を実施している。
3.退職前の予防をお願いしたい。(厚生労働大臣)
①育児・介護休業法があるので、介護休業などの周知徹底など、職場環境の整備が大事だと考えている。
4.ヤングケアラーの問題について、文部科学省ではどのように受け止めているか。(文部科学大臣)
①小中学校あるいは高等学校など学校現場において、家族の中にケアを要する方がおり、その世話や介護などを担っている児童生徒がいることは承知している。 ②網羅的な調査は行っていないが、例えばスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー活用事業の実践事例については毎年度報告があり、例えばスクールソーシャルワーカーがおばあちゃんの介護や家事を担う生徒の相談を受けて、生活保護担当のケースワーカーと連携して介護保険の導入などの支援を行ったりした事例があるというように承知している。 ③スクールソーシャルワーカーを活用するなどして関係機関による支援につなげるということが私どもの課題であるし、そういうことをしっかりと進めていきたいと考えている。
5.厚生労働省で始まった調査であるが、文部科学省でも協力いただきたいがいかがか。(文部科学大臣)
①厚生労働省の実態調査の結果も踏まえ、厚生労働省とも連携してこうした児童生徒に係る事例について具体例も含めて把握する。 ②全国の教育相談の担当者が出席する会議などにおいてしっかりと共有することにより、本当にこういうが事例ないのかということのアンテナを張っていくなど、きめ細かい対応をしっかりと進めていきたい。
6.もう一言!(文部科学大臣)。
①例えば、いじめや児童虐待など、二十四時間子供SOSダイヤルやSNSなどを活用した相談など様々な相談窓口が今設置をされているが、こういった事柄を通じて児童生徒が必要な支援を受けられるようにしっかりと相談体制の整備に努めたい。 ②具体的にどのような調査、対応が必要かということについて厚生労働省としっかりと打合せをしていきたい。
7.障害者の家族の問題について。介護者が自分の人生を生きられるための施策というものを充実させていただきたいがいかがか。(厚生労働大臣)。
①障害のある家族がいる場合、自分の家族を介護するのが使命だと思い、仕事や勉強などを我慢する、あるいは冠婚葬祭を始めとする社会的な活動を何もかも我慢して、自分の人生を犠牲にしてまで介護を行わなければならないという思いを持たれている方もいる。 ②障害児支援策の中では、子供の障害を受け止め、前向きに捉えることができるようにするとともに、自分が独りぼっちで子育てをしているのではないことを実感し、保護者が子供に向き合うゆとりと自信を回復することを目指している。 ③障害者本人のみならず家族の負担軽減等の支援も重要であるとの認識の下に、児童発達支援、放課後等デイサービスなどの障害児サービスのメニューの充実、普及、これらのサービスにおいて、子育て等の悩みを保護者が自分だけで抱え込まないための相談対応、子供の育ちを支える力を付けるための家庭内養育支援といった支援、また、これらのサービスを中心に、自治体、学校、医療機関等の関係機関が連携して支援を行うことによる家族の孤立防止という取組を実施している。 ④こうしたサービスについての周知を徹底し、必要なサービスメニューを適切に利用していただく ことで、障害のある子供を持つ親や兄弟姉妹も自分自身の人生を生きることができるようにより一層尽力していきたい。
8.厚生労働省は初めてマニュアルを作成したが、しっかりと法律にしていくべきではないか。(内閣総理大臣)
①要介護者自身がデイサービスやショートステイなどの各種サービスを活用することは、こうした 家族内の介護を担っていただいている方にとってレスパイトケアとしての側面や他の生活との両立が可能となるといった側面があり、こうした在宅介護サービスの拡充を図っている。 ②加えて、介護を行う方本人に着目した支援も重要であることから、昨年度、市町村や地域包括支援センター向けの家族介護者支援の充実を図るためのマニュアルを作成し、全国に周知をしたところ。 ③家族介護者への支援については、社会全体で要介護者とその家族を支えていく機運の醸成を図るとともに、それに向けてどういった対応が考えられるか、よく研究させてみたい。
9.消費税増税分をケアラーのために使ってほしいが、いかがか。(内閣総理大臣)
①我が国の介護保険制度では、適切な介護サービスの提供によって介護者本人への支援を行うとともに、家族など介護を行う方の負担軽減を図っている。 ②具体的には、消費税財源を活用した地域医療介護総合確保基金により介護サービスの受皿整備を図っているほか、家族介護支援等も含めた地域支援事業の費用は介護保険制度の中で賄われており、これらの充実を通じて、家族など介護を行う方への支援を図っていきたい。
3月25日、予算委員会集中審議(安倍内閣の基本姿勢)
今日は、6年間の任期で最後のテレビ入りになるかもしれません。 以前より訴え続けてきたことの総括と思い、
1.適切な医療を今後も享受するための普及・啓発
2.障害・病に対する支援を、行政の縦割りを廃し、人を中心とした切れ目無い支援に変えるべきではないのか
3.NHKの予算委員会放送への字幕付与を一刻も早く実現して欲しい
4.リアルタイムでの字幕には限界があるため、参議院のインターネット審議中継に事後でもよいので字幕をつけて欲しい。
5.手話で会話することで優しい社会を目指して欲しいが総理の考えは
以上の5点の質疑を行いました。
手話の部分については後に詳しくご報告させていただきます。
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1.必ずしも医療目的でなく病院の処方を利用するようなことが、社会全体として適切な医療を受けられなくなる可能性にもつながることについて、国民の理解を喚起してほしいがいかがか。
(内閣総理大臣)
・少子高齢化の進展や疾病構造が大きく変化する中で、国民皆保険を維持し、持続可能な医療制度を実現していくためには、国、地方自治体、医療提供者の取組だけではなく、医療全体を支えるシステムに対する国民の理解が欠かせないと考えている。
・予防、健康づくりに対する保険者のインセンティブの強化によって、国民一人一人が健康維持増進に関心を持ち、健康寿命を延ばしていくとともに、給付と負担の見直しにより医療保険制度の持続可能性を確保することに加えて、医療従事者、国民双方のメリットにつながる上手な医療の在り方のために必要な情報提供や適切な医療の選択をサポートする取組などを進めている。
・多剤投与あるいは重複受診等々、今までも様々な課題があり、取り組んできたところだが、人生百年時代を見据えた改革を進めるためにも、社会保障、医療の現状についての国民の積極的な情報提供や普及啓発を通じて、国民自らが改革に参画している意識醸成を進めてまいりたい。
2.障害を持ったり、病を得たりすることがペナルティとなる社会ではいけない。縦割り行政による継ぎ接ぎの支援ではなく、普通に生活できる社会を構築することに努めていただきたいがいかがか
(内閣総理大臣)
・ライフステージに応じた切れ目のない支援を提供することで、障害のある方が活躍することのできる社会を築いていくことが重要である。
・通学や通勤の支援については、特別支援学校などに就学する場合の通学費の支援や、あるいは事業主が障害者の通勤支援を行った際の助成など、これまでも様々な施策を講じてきたところ。
・障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業は多様な事業に活用可能であり、地域によっては、関係機関の連携の下、障害のある方の通学や通勤の支援を行っている事例もあると聞いている。厚生労働省が今年度から実施している実態把握のための事業も活用し、まずはこうした取組の共有を図ることとしたい。
・政府としては、厚生労働省や文部科学省など関係省庁はもとより、国と地方が相互に連携しながら、各省庁の縦割りを排し、また国と地方というこの壁も取り去り、障害のある方がバリアなく安心して通勤通学できるように総合的な施策に取り組んでいきたい、また各ライフステージにおい てこの支援をしていきたいと考えている。
3.点字ブロックというものがあるが、参議院議員会館の中にはない。これは、国会が障害者差別解消法の適用除外であるためにこのように鈍感になっているのではないか。我々の名前や部屋の番号の点字表示も見当たらない。以前よりお願いしている、予算委員会のNHK中継に字幕を付与すべきではないか。
(上田NHK会長)
・国会中継に関しては、事前の取材などにより正確さを高いレベルで確保できるだけの準備が可能だと判断した場合に字幕を付与しており、昨年、2018年10月の臨時国会では、所信表明演説や代表質問に字幕を付与し、今の国会でも政府演説、代表質問に字幕を付与した。これに対し、聴覚障害がある方を含む視聴者から好意的な反響を寄せられた一方で、字幕の誤りを指摘する声も寄せられた。
・高いレベルで正確さを確保するよう努めているが、聞き取りにくい言葉を字幕でうまく表示できないなど、誤りを完全になくすことは難しく、正確に字幕が付与できる状況は限定的だと認識している。とりわけ、委員会のように発言があらかじめ想定しづらい場合には、正確な字幕付与はより難しくなる。
今後も、正確性、公平性を損なわず、国会審議の放送に字幕を付与できる条件が整う場合については実施できるように努めてまいりたい。
4.参議院のインターネット審議中継に字幕を付与することはできないのか。
(参議院事務総長)
・現在の参議院インターネット審議中継に字幕は付与されていないが、字幕を付与することは、聴覚障害者や高齢者の方にとって、国会審議の情報を得るための手段の一つとして有用であることは認識している。ただ、字幕を付与した場合の中継映像を一般に公開するときには、誤変換や、公式な記録である会議録との関係が問題になり得ると考えている。また、仮に音声認識システム等を利用した字幕表示システムを導入する場合には、多額の費用が必要となる。
・インターネット審議中継における聴覚障害者や高齢者の方への配慮については、各会派の御協議を踏まえて対応してまいりたい。
5.簡単な手話について、国会の中でも広げていく必要があると考えているが、総理の意見をうかがいたい。
(内閣総理大臣)
・指摘のとおりであり、そういうところから始めていくことがバリアをなくしていくことにつながっていくのだろうとおもう。
・ありがとうございました(手話)。
(平成31年3月25日参議院予算委員会 Special thanks 薬師寺みちよ参議院議員)
【追記です】薬師寺みちよ参議院議員からパネルを譲っていただきました!(^^)! 4/2から北都銀行様のロビー展で展示しています。ぜひ、ご覧ください♪
平成最後の日に
平成という時代に、皆さまも様々な思いを馳せられていらっしゃることでしょう。
私も平成元年に医師となり、その後愛知の皆さまから推していただき国会へと送り出していただきました。
私にとって、激動の平成という時代が終わろうとしております。
本日も平成最後の天皇陛下のお言葉に、心が揺れ動いております。
国会が開会する際には、陛下が必ず参議院にお出まし頂き、開会のお言葉を頂戴することになっております。
また、新年祝賀の儀において拝謁させて頂き、お言葉を賜るという貴重な機会も頂いてまいりました。
この6年間で一度だけお言葉を交わさせていただいた事は、私の宝物でございます。
天皇陛下御即位30年宮中茶会にて、私共国会議員にも親しくお話しをいただきました際、私の目の前にもいらしてくださり「ご苦労様」とお声をかけてくださいました。
緊張した私の口を突いて出たのは、新年一般参賀に「手話通訳」をつけていただいた感謝の念でございました。
陛下は、「そうだったのですね。手話も勉強したら難しいものですよね。」と、手話に対する私の思いを静かに聞いてくださいました。
御代替わり、それぞれの思いで明日5月1日を迎えることと思います。
令和の時代を如何に創っていくのか、それは我々国民一人一人に問われていることだと思います。
残すところあと1時間半。
私なりに回答を出してまいりたいと思います。
支援者の皆様へ
平素より『薬師寺みちよ』に対し、格別のご支援を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。
本日、自由民主党衆議院愛知県第二区公認候補予定者となりましたことを、ここに御報告させて頂きます。
6年前の夏、参議院議員選挙において旧みんなの党から立候補し、34万7,411票を頂戴し初当選致しました。投票して頂いた皆様への感謝は忘れることは出来ません。一寸先は闇の政界の中で旧みんなの党が1年足らずで解党してしまいました。それからは『良いものは良い、悪いものは悪い』と言う是々非々の信念のもと一貫して無所属としての活動を続けてまいりました。
次第に私が掲げる政策を応援いただける方が増え、気が付けばその輪は全国に広がっておりました。皆様の御支援を頂くことで歩むべき道が明確になり』自分にしか出来ない政策』を追及する日々が始まりました。今日までその姿勢を貫き通すことができたのは、支援者の皆様、政策立案にご協力頂いた方々、ボランティアスタッフ、身近で支えてくれた家族と秘書、その全ての皆様のお力があったことで前に進むことが出来ました。本当に本当に感謝しております。
専門分野の医療、介護、産業保健に加え、障がい者福祉、障がい者スポーツの分野で多くの成果をあげることが出来ました。しかし、これらの政策を実現できた陰には、私の政策に賛同頂き応援頂いた自民党議員の皆様の協力がありました。どんなに正しいことを主張しても、政策は一人では実現できません。
任期満了となるこの1年、私の政策を実現する為には、どうすれば良いのか考えた結果、自由民主党に入り新たなステージで新たな挑戦をする決断を致しました。
この決断に至ったことを現在、大変多くの皆様からご支持を頂いていることに感謝致しております。
しかし、全ての皆様に私の決断を支持して頂けないかもしれません。これからの薬師寺みちよの政治姿勢を見て、これまでの政治スタイルを変えることなく歩み続けていく中で、一人でも多くの方々にご理解いただける様に尽してまいりたいと思います。
不器用な私でございますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
最近の国会の状況についてお知らせいたします。
私は今国会、厚生労働委員会と予算委員会、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会(拉致特)に所属いたしております。
3月で予算委員会が終わり、一気にどの委員会も走り始めましたが、いつもの通り厚生労働委員会は激務が続いております。
・医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律案
・女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案 の2本の法律を成立させ、現在は
・障害者の雇用の促進等に関する法律の一部を改正する法律案 を審議中です。
障害者雇用に関しては、参考人質疑が行われ、全日本ろうあ連盟の石野理事長などにもご参加いただき、障害当事者の皆様や支援者の方々よりヒアリングを行いました。
なぜ地元に帰れないのかと尋ねられることもございますが、毎週火曜木曜はびっちりと委員会が入っており、無所属クラブの私は毎回必ず質問にたっております。
水曜金曜は本会議やその他会議が入り、日中は全く身動きが取れません。 土日は基本的に地元におりますが、県内を走り回っております。
選挙の近いかもしれないのに大丈夫かとご心配をいただいておりますが、この通常国会が閉幕するまではこの状態が続きます。
私も許される限り、自らの議員活動を全力で全うしたいと思います。
また、今国会では、拉致特で官房長官や外務大臣に国際的な調査に乗り出して欲しいと要望し、議院運営委員会では参議院議員歳費自主返納法案を提案者として答弁させていただくという機会もいただきました。
厚生労働委員会もまた法案が2つ残っております。
一つは児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律案です。
この法案は子どもたちを虐待から守るために絶対に通さなければなりません。
選挙も近く浮き足立った様子も見られるのではないかと思われがちですが、参議院はいつも通り良識の府としての役割を果たしております。
参議院として残すところあと少しの任期を全力で駆け抜けようと思います!
9日、日本福祉大学美浜校のオープンキャンパスに行ってまいりました。
こちらの大学はスポーツ科学部があり、障がい者スポーツのアスリートやサポートするスタッフの育成にも力を入れてくださっているのです。
最新の機器を揃えた体育館では、バトミントン、ボッチャ等の演技披露もございました。
デフバドミントンは元デフリンピアンの秋山雅彦選手が競技や大会の説明を行ってくださいました。
今日は愛知県内の聾学校の生徒さんもオープンキャンパスに参加してくださったとのこと。
この様に障がい学生に対しても手厚いサポートをしてくださる大学が増えてくることで、彼らの将来の選択肢も増えてくることでしょう。
いえ、それだけではございません。この様な機会をもっと活かすことが出来れば、きっと10年後20年後の日本の姿は変わっていることでしょう。
その期待を胸に、オープンキャンパスを楽しませていただきました。
6月11日、超党派「障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟」を開催いたしました。
この議員連盟には3つのワーキングチームがございます。
・2020年パラリンピック東京大会成功ワーキングチーム
・スペシャルオリンピックス支援ワーキングチーム
・デフリンピック支援ワーキングチーム
それぞれの団体から現状報告をいただき、我々国会議員も情報共有をいたしました。
全日本ろうあ連盟からは久松事務局長・倉野理事にご出席いただき、2025年デフリンピック日本招致に向けた取り組みについて発表いただきました。
スペシャルオリンピックス日本の活動については、三井会長よりドバイでの世界大会の報告や今後はユニファイドスポーツに力を入れていく旨のご説明をいただきました。
参議院の任期の中では、これが最後の障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟になることでしょう。
この議員連盟の中に、デフリンピックとスペシャルオリンピックスのワーキングチームを立ち上げて頂けたことは、事務局長の馳先生はじめ多くの同僚議員の皆さまのご支援あってこそ。
私の様な無所属の一年生議員の儚い夢でも、真剣になって向き合ってくださった先生方に感謝しても感謝しきれない思いで、今日はこの場に座っておりました。
しばらくはこの議員連盟にも参加出来ないかもしれません。
しかし、私の思いはこの議連の中で引き継がれていくことでしょう。
今後も私なりに出来ることを応援し続けてまいりたいと思います。
6年間の総まとめをする時間ですが、厚労委員会はいつもの様にフル活動、虐待防止のための児童福祉法改正の議論を続けております。
頑張らねば!
6月26日、最後の本会議が閉会し、参議院での会議は全て終了いたしました。
参議院議員として初登庁は2013年8月3日。
愛知県選挙区みんなの党からの当選でした。
新党ブームも下火で、逆風を受けながら巨大政党にたった一人で立ち向かう選挙でした。支援団体もなく、選対も5人。脆弱な基盤の中で347,411人の皆様よりご支援をいただき、国会に送り出していただきました。
この6年で共に政策を語れる仲間が増え、愛知だけではなく、全国に大きく根を生やし輪を拡げることが出来ました。
みんなの党は1年足らずで解党。その後は党に所属することなく無所属の5年間、必死に政策と向き合ってまいりました。
女性政策、子育て支援、依存症対策、障害者スポーツ支援、労働衛生、障害者福祉等々、予算委員会や厚生労働委員会での質疑を通して様々な施策を実行に移してまいりました。
思い出に残る質疑は予算委員会での「電話リレーサービス」。現在、総務省で検討会が開催されております。聴覚に障害があっても、いつでも誰でも無料で電話や緊急通報が出来るシステム構築に関する結論が間もなく出されようといたしております。
障害者スポーツにおいては、パラリンピックの陰に隠れたデフリンピックやスペシャルオリンピックスの支援も、やっと骨太の方針に入れていただくことが出来ました。依存症支援では、ギャンブル依存、アルコール依存、ネット依存等々様々なお悩みに応えようといたしましたが道半ばです。
医療については医師としても拘りがございます。4年かけて「ゲノム医療を推進するための立法案」をまとめ、次の国会へとそのバトンを渡すことになりました。
私にしか出来ない政策を!その思いに変わりはございません。
しばらく国会で議員としての活動はお休みすることになりますが、政策を温めながら次のステージへと準備の駒を進めてまいります。
皆様には感謝の言葉しかございません。
ここまでお支えいただき本当にありがとうございました。
薬師寺は薬師寺らしく、今後とも歩んでまいります!
7月28日、私、薬師寺みちよの参議院議員としての仕事は任期満了で終了いたしました。
様々な分野で多くの皆さまに教えを受け、ただひたすらに「国会議員」として歩んできた6年間でした。
6年前、初めての「当確!」という文字を見た瞬間、私には「喜び」ではなく「恐怖」が沸き上がってまいりました。
3年間の浪人期間、毎週の様に街頭に立ち政策を訴え、今か今かとその瞬間を待ち続けていたにも関わらず、それが正直な気持ちでした。
本当に私に国政が担えるのか、皆さまの期待に応えることが出来るのか。私の肩にずっしりとその「責任」がのしかかってまいりました。
一つでも多くの声に応えたい。愛知県選出、それも無所属で活動した5年間、国会議員として最弱の私にも関わらず、全国から沢山の声をいただきました。
私に届く声はどれも切実なものばかり。どなたも役所、議員のたらい回しにあい、疲れ切ってたどり着く、そんな様子に心が痛みました。
有難いと思い、真正面からその課題に取り組ませていただくことで、私の「恐怖」が「やりがい」に変わり同時に「疑問」が湧いてまいりました。
多くの団体や当事者・支援者の皆さまは一生懸命に取り組んでくださっているにも関わらず、なぜ政策実現できないのか。
それは押す場所とタイミングが違っているだけなのです。
それを微調整するだけで物事が動き出す、私の役目は軌道修正するだけ。
政策に真摯に向き合う議員が増えてきたらもっと日本は変わるのに。
票にならない案件はやらない、その様な考えでは日本は変わらないのに。
見たくもない国会議員の裏の顔を見せつけられ、政治不信に陥った時期もございました。
しかし、同時に政治の持てる力も痛感しておりました。
バッチにしがみ付くのではなく、バッチに誇りを持って仕事をしたい。
それが私の願いです。
6年間安泰の参議院、それは特権にしがみ付く者にとって心地よい響きです。
「自分の政策を本気で実現したいのなら衆議院に来い。」
「本当の意味での政治家となり、国を動かしてみないか。」
私は挑戦することを選択いたしました。
小さな声や声にならない思いに応えてこそ、初めて本物の政治が出来るのではないか。
今の政権に足りないもの、それは社会的弱者(この言葉も好きではありませんが)の視点。
そしてその社会的弱者の個性を価値に変える政策。
国民一人一人がもっと強く自信に満ち溢れ、笑顔で未来が語れるための政策。
私は本気でこの国を変えたいと思っています。
これから、私は愛知2区(千種区、名東区、守山区)より次期衆議院選挙に出馬するため、準備に取り掛かります。
政治スタイルは何も変わりません。
与えられた所に座り話を聞くのではなく、必要があれば全国どこへでも出かけて行きお話を伺わせていただきたいと思います。
議員活動で忙しく出来なかった学びや視察、ご地元の皆さまとの交流、やりたいことがいっぱいです。
新たに2区に事務所も設けなければなりません。
どこにどんな事務所を造ろうかしら。
今、考えただけで、未来に向かってそのワクワク感が止まりません。
誹謗中傷お構いなし。
これからも自分の道を歩んでまいりますので、皆さまご指導の程、よろしくお願い申し上げます!
(薬師寺みちよ前参議院議員のFBのカバー写真より)
薬師寺みちよ参議院議員のFBはこちら↓
(Special thanks 薬師寺みちよ参議院議員)
昨年11月の国会で薬師寺みちよ参議院議員の質問に、安倍首相がこれまで担当が曖昧だった電話リレーサービスについて「総務省総合通信基盤局が担当する。」と画期的な返答をしてくれました(@_@)
電話リレーサービスは「ろう者」のためだけではなく、全ての者に必要な公的サービスとして提供すべきものです。
薬師寺みちよ参議院議員のFacebookから2019年の進捗状況を、以下、転載してご紹介します。
NHKでは、1月18日(金)に、「おはよう日本」で電話リレーサービスの現状と普及への課題について特集する予定です。
私も、担当者とお話しさせていただきました。
一人でも多くの皆さまに、このサービスの重要性を理解していただきたいという熱い思いで取材していらっしゃいます。
NHKではこの放送のために電話がないことによる困りごとについて、皆さんからのご意見や体験談を募集しています。当事者の生の声を放送で取り上げて頂くことで、さらに多くの皆さまの「気づき」につなげることが出来ます。
電話が出来ない人がいる
ほとんどの聴者は考えたこともない、気づくきっかけもないのです。ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
「電話リレーサービス」は、聴覚・発語に障がいがある方々に代わって電話を代行するサービスです。現在、日本財団に登録した障がい者のみ、無料で提供されております。
110番や119番等の緊急通報の在り方を含め、24時間365日使用出来る公的サービスとして整備して欲しいと、何度も政府にお願いしてまいりました。
昨年の予算員会の場で、やっと電話リレーサービスの担当が総務省だと決まりました。これから総務省内に電話リレーサービスのワーキングチームが立ち上がり、本格的な議論が行われることになっております。
これは障がいをお持ちの皆さまだけのサービスではございません。私も使用し、今まで電話できなかった聴覚に障がいを持つ友人と連絡を取りたいのです。欧米諸国では当たり前の様に整備されている電話リレーサービスを日本でも!
この放送が機会となり、多くの皆さまの賛同を得て、制度化に向け更に前進出来ることを願っております。
(H30/8/29 電話リレーサービスの制度化を考えるシンポジウムより)
嬉しいニュースが飛び込んでまいりました!
総務省と厚生労働省の有識者検討会は、聴覚障害者がインターネットを使い手話や文字入力で電話できる「電話リレーサービス」について、国に公共インフラとして整備を求める方針を決めました。
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190628/ddm/012/040/028000c
中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/…/f…/list/CK2019062702000301.html
予算委員会、厚労委員会はじめ様々な機会に電話リレーサービスを取り上げ、各省庁とも交渉を続けてきた私にとって、本当の意味で肩の荷が下りました。
ここまできたらもう大丈夫です。
聴覚に障害があると電話が出来ない。
そのことにさえ気づかない聴者は多いのです。
連絡先に電話番号しか記入されていないレストラン、ショップ、そして銀行など金融機関の本人確認・・・
どれだけのご不便を感じていらっしゃったことでしょう。
これからは聴覚に障害があっても電話を便利に使用して頂ける社会になってくるはずです。
予算委員会で、総理が公共インフラとして整備する様にと総務省に指示していただいて7か月。
想定していたこととほぼ同等の出口を見出してくださいました。
しかし、緊急通報は今後の課題として残されております。
ここまでの道のりは長かった・・・
今回の制度化は日本財団、ろうあ連盟、研究者はじめ関係者の皆様の熱意が国を動かしました。
電話リレーサービスが公的サービスとして本格的に開始するまでに、私も国会に戻らねばなりません。
政治を諦めない!まだまだ課題は山積です。
政府が皆様のお困りごとを我がことと捉えるその日まで頑張るぞ~!
今日は嬉しいニュースが飛び込んで参りました!
総務省と厚生労働省の合同作業部会は、聴覚に障害がある方々がインターネットのテレビ電話による手話通訳を通じて、電話を利用できる「電話リレーサービス」を、2021年度中に公共インフラとして整備する方針を固めました。
多くの友人から喜びの連絡をもらい、電車の中で私も涙目になってしまいました。
一般の電話と同じように24時間365日利用可能。そして課題でもあった110番などの緊急通報にも使用出来る方向で調整が進んでいます。
専用サイトの通訳オペレーターが手話や文字でやりとりをすることで、聴覚や言語に障害があっても普通に電話出来る社会が間もなくここ日本でも実現出来るのです。
想像出来ますか? 現代にあって電話が使えない不自由さを。
その壁を作っているのは社会です。私も指摘されるまで恥ずかしながら気づきませんでした。
声にならない声がやっと政府に届き現実になるのです。
私は政治を諦めません。私も負けてはいられません。もっともっと当事者の声に耳を傾け教えて頂きながら歩んで参ります❗
(H30/8/29 電話リレーサービスの制度化を考えるシンポジウム/国会にて)
薬師寺みちよ参議院議員のFBはこちら↓
(Special thanks 薬師寺みちよ参議院議員)
2018年/ 薬師寺みちよ前参議院議員のFB)より/2018年「電話リレーサービス」普及推進
薬師寺みちよ先生は、参議院議員として手話の普及や聴覚障害への理解、そしてデフリンピックのPRに取り組んでくださいました。
私も皆さんに知って欲しくて昨年9月に、薬師寺先生を秋田にお招きして講演していただきました!
11月23日の岐阜市での講演の内容を、薬師寺みちよ前参議院議員のFacebook(2019/11/25)から以下、転載してご紹介します。
11月23日、岐阜市聴覚障害者協会にお招き頂き「デフリンピック誘致活動と手話」について講演させて頂きました。
私のライフワークでもある手話の普及とデフリンピック日本招致。
国会中継に字幕が無いため、聴覚に障害をお持ちの皆様は、自分に関係ある事でも何が議論されているのか知るよしもございません。(字幕はNHKとも交渉し代表質問のみ実現する事が出来ました❗)
国会や政治を身近に感じて頂くために、今日は電話リレーサービス・NET119について、私が予算委員会で質問し、総理が応えてくださっている様子も字幕付きで見て頂きました。
しかし、電話リレーサービス・NET119についてほとんどの方がご存知ない状態。岐阜でも2020年を目処にNET119導入予定ですが広報活動がまだまだ不足しているのです。
制度は出来ても使われなければ意味がありません。
今後の課題も浮き彫りになって参りました。
また、デフリンピックを見た事が無い方々の為に、2年前トルコで開催された夏期デフリンピックの視察の様子も見て頂きました。 スタジアムいっぱいの観客、手話でコミュニケーションをとってくれるボランティア。 来月12月にはイタリアで冬季デフリンピックも開催されます。
私も応援に駆けつけますが、是非皆様にも応援頂きたいとお願いいたしました。
情報保障が確保されていない為に命が守れ無い状況もある「聴覚障害」。
もっと行政は本気になって取り組むべきだと再確認した講演となりました。
2019-12-31/ 薬師寺みちよ参議院議員の講演会を開催しました♪
薬師寺みちよ先生は手話や聴覚障害にもっとも理解があり、参議院議員として様々な課題に非常に熱心に取り組んでくださいました。
手話の普及やデフリンピックのPR、そして「電話リレーサービス」を公的なインフラとして整備することを国会で訴えられていました。
12月12日にイタリアで開幕した冬季デフリンピックの応援に行ってくださっています!
薬師寺みちよ前参議院議員のFacebook(2019/12/13)から以下、転載してご紹介します。
12月12日、冬季デフリンピックイタリア大会の開会です!
町中の人々が通りに並び、その真ん中を選手団はそれぞれの国の国旗を持ち、堂々の入場行進です。
今回のICSD(国際ろう者スポーツ委員会)では、新たに台湾のKang Chenさんが委員長に選出されました。
彼は親日家としても日本のろう者の間で知られており、私も何度もお世話になっている間柄。2025年デフリンピック日本開催に大いに期待してくださっているお一人です。
ICSD改革委員会では筑波技術大学の大杉先生が先頭に立って頑張ってくださっております。
我々日本勢も今後のデフリンピック日本招致だけをゴールに設定しているのではありません。未来の子供たちのためにも、国際的にデフスポーツを主導していく立場で頑張っています。
いよいよここ寒いイタリアで熱戦が始まります。
皆様の応援、よろしくお願いいたします!
(Special thanks 薬師寺みちよ前参議院議員)
平成30年11月下旬、2019年手話カレンダーが完成しました♪
2019年版は1,300部を作製して昨年同様、秋田市の医療機関や秋田県内の小中学校・特別支援学校や図書館、行政機関などに無料配布しました。
手話が身近な社会になるように、掲示依頼があったときは、ぜひ、ご協力をお願い申し上げます。
この手話カレンダーは多くの人に見ていただけるよう無料配布を目的に作製していますので、販売はしておりません。趣旨をご理解くださいますようお願い申し上げます。
平成30年3月、手話を身近な社会にするために取り組んできた手話カレンダーの無料配布事業が、「平成29年度秋田県バリアフリー推進賞【活動部門】」に選定されました♪
3年間続けて手話カレンダーを作製し、医療機関や教育機関、行政機関、図書館などに無料配布してきたことを評価していただけました。とくに「聞こえのバリアフリー」への取り組みとして表彰を受けるのはとても光栄です。
昨年開催した「手話の活用を考える講習会&ワークショップ」でも少し触れましたが、私は「バリアフリー」という言葉にはこだわりがありました。
「聞こえる人と聞こえない人の間には目には見えないけれど大きな壁があって、その壁を壊したい」という思いが強くあります。
そのためにはハード面のバリアフリーだけではなく、相手に伝えたい・通じ合いたいという気持ちが大事なんだと思っています。
手話は言語であり大切なコミュニケーション手段です。このバリアフリー推進賞の受賞が広く発信の機会になってくれれば嬉しいです。
表彰式は3月22日、秋田県庁3Fの第一応接室で開催され、中島副知事から賞状と記念品をいただきました。
平成29年度は当センターも含めて7団体が受賞され、集合写真を撮りました。
せっかくの機会ですので中島副知事と記念写真を撮りました。
”継続こそが力”だと思っていますので、今後も手話カレンダー事業を続けていくことで「聞こえのバリアフリー」や手話への理解につなげていきたいと思っています。
<平成29年度秋田県バリアフリー推進賞表彰事例集>
pdfはこちら→ 平成29年度秋田県バリアフリー推進賞表彰事例集.pdf (1.8MB)