インフォメーション
手話秋田普及センターが目指しているのは手話がもっと身近で「手話がどこでも見られる社会」になることです。
残念ながら手話はまだまだ多くの人にとっては遠い世界の言葉。。。
そこで今年も手話カレンダーを作製し、昨年以上に多くの場所に掲示していただくことで、手話を身近に感じていただくきっかけになればと思っています。
昨年同様に「医療機関向け」と今年は新たに「普及版」の2種類合わせて1,200部を作製しました。この手話カレンダー事業の費用の一部には「秋田菓子宗家かおる堂」様より頂戴した募金も全額充てさせていただきます。
共同製作者でもある秋田県立聴覚支援学校に伺うこと数度(といっても毎朝、娘を送っていますが)、11月中旬に「医療機関向け手話カレンダー」が出来ました。
医療機関でよく使われそうで、なおかつ簡単な手話を選んで描いてみました。
この医療機関向け手話カレンダーは昨年同様、秋田市医師会に所属の先生へ600部を無料配布しました。待合室など目につきやすい場所に掲示していただければ大変うれしく思います。
当初は医療機関向け650部、普及版350部の合わせて1,000部を目標としていましたが、急遽、普及版を200部増刷しました。
時間的には厳しい時期でしたが、協力してくださった聴覚支援学校にはたいへんありがたく思っています。
それは秋田県内全ての小学校・中学校・特別支援学校・教育委員会(合わせて約360部)と県立図書館をはじめとする県内73の図書館にも無料配布することにしたからです。
普及版は手話でのあいさつをイラストしました。手話ではある単語とある単語を組み合わせることがよくあって、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」もそれにあたります。設立2年目にして秋田県内全ての小学校・中学校・特別支援学校・教育委員会とほぼ全ての図書館に配布することが出来て自分でも少しビックリしています。
*昨年「販売してほしい」という声もいただきましたが、県立聴覚支援学校との共同製作で「非売品」ですので、こちらは来年以降の課題とさせていただきます。
小さな法人の小さな活動ではありますが、ご理解とご協力をしてくださった人たちがいるからこそで心より感謝申し上げます。
昨年の記事ですが、手話カレンダー事業への思いが書かれていますので合わせてお読みくだされば幸いです。
(平成27年11月18日、秋田さきがけ新聞の記事です。)
手話秋田普及センターでは「手話で気持ちを伝えられたら」と思い、昨年から手話くっきーやバウムクーヘンを商品化しました(7/4で販売終了)が、平成28年7月5日より新商品「手話サブレ」の販売を開始しました。
新商品のコンセプトは「秋田を代表する製菓店に作っていただくこと」です。
そこで製造を依頼したのは「秋田菓子宗家 かおる堂」様です。
かおる堂様には私が大好きなカオルサブレという商品があります。このカオルサブレに私が描いた「手話でありがとう」のイラストをプリントして、商品化しようと思いました。
サンプルが出来て、娘に試食してもらった時の感想です♪
娘のお墨付きをもらい、平成28年7月5日から販売を開始することが出来ました!(^^)!
当センターは専業主婦だった私とサラリーマンの夫が手話の普及を目的に設立した法人です。小さな法人ではありますが、手話サブレが「手話に関心を持つきっかけになれば」とてもうれしいです。
平成28年7月6日の秋田さきがけ新聞でも記事になりました♪
<秋田魁新報社許可 160708-083号>
8月までの期間限定でですが、かおる堂様のご厚意で手話サブレのPRになるようにと、かおる堂大町店様と由利本荘店様でも販売していただきました。
かおる堂大町店様
秋田市大町四丁目 赤れんが郷土館通り TEL018-823-8377㈹ FAX018-864-5854
かおる堂由利本荘店様
由利本荘市美倉町交差点角 TEL0184-23-3731 FAX0184-22-6699
また手話サブレ(ありがとう)だけではなく、秋田を代表する夏祭り”竿燈まつり”に合わせて、7月下旬から手話サブレ(竿燈バージョン)も期間限定で販売しました。
両店での手話サブレの売上金額の2割は2017年版手話カレンダーの事業費に充てるため募金箱も置いていただきました。両店ともレジの横の一番目立つ場所に手話サブレを置いていただいて、とてもありがたく思っています。
いただいた募金額は2店舗で合わせて14,535円でした。全額を手話カレンダーの事業費に使わせていただきました。かおる堂様をはじめ募金にご協力してくださった皆様には心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
当初は手話カレンダーを1,000部の予定でしたが、1,200部作製しました。昨年以上に多くの場所に掲示して手話の普及につなげたいと考えております。
今後とも当センターの事業にご理解とご協力をお願い申し上げます。
2023年3月をもちまして手話サブレの販売は終了いたしました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
手話秋田普及センターでは平成28年2月11日より「手話でありがとう」とイラストされているオリジナル切手シート(大型サイズ)の通信販売を開始しました。
「手話をイラストした切手」があって、多くの人が使ってくれれば、それもまた手話の普及につながると思っていました。しかし手話のイラストをあしらった切手は海外では僅からながら発行されていますが、日本国内では見つけられませんでした。
そこで「無いんだったら作る!」のコンセプトのもと、手がけてみました。
おそらくですけど、法人で「手話をイラストした切手」を販売目的で作ったのは国内初ではないでしょうか?(もしあれば、教えていただけるとありがたいです。)
82円切手が10枚ですが、日本郵便㈱様からオリジナル切手として作ってもらったので、もちろん使えます。
大型サイズの特徴はそのサイズ、3.2センチ&3.2センチなので見ごたえがあります。
比較用に秋田を代表する竿燈まつりの切手、秋田犬の普通切手と並べてみました。
2/21よりは「手話でありがとう・切手シート(花柄)」の通信販売も始めました。
こちらも82円切手10枚のオリジナル切手シートで、もちろん使えます。背景色も4種類ありますので、それぞれに楽しめると思います。
大きさの比較ですが、左側が3.2センチ&3.2センチの大型サイズ、右側が花タイプですがこちらは2.4センチ×2.4センチです。見ごたえで選ぶなら「大型サイズ」、かわいさで選ぶなら「花柄」でしょうか。
8月5日より、「52円はないの?」という要望にお応えして52円切手シートも販売を始めました。こちらは52円切手が20枚で1シートで1,700円です。
(平成29年6月1日よりハガキ代金は62円に改定になります。52円切手シートは在庫がなくなりましたので4月29日、販売を終了しました。)
この切手を多くに人に使っていただくことにより、手話の普及につながれば大変うれしいです。
商品代金は大型サイズ・花柄どちらも1シート1,500円に郵送料となります。
郵送方法ですが原則として「対面でお届けし受領印をいただく」レターパックプラス(+510円)又は「郵便受けへお届けする」レターパックライト(+360円)とし、どちらかを選んでいただきます。
なお、5シート以上ご購入いただいた場合は郵送料を当方負担とし「レターパックプラス」にて送らせていただきます。
【ご購入例】
①1シートをレターパックプラスで申し込まれた場合
1,500円+510円=2,010円
②1シートをレターパックライトで申し込まれた場合
1,500円+360円=1,860円
➂5シートを申し込まれた場合
1,500円×5シート=7,500円
*ご注文のかたは「通信販売のご案内」をご確認のうえ、「お問合せ・ご注文」のフォームからメール、またはFAXにてお申込みくださるようお願い申し上げます。
また、手話サブレと一緒に購入したい場合はその旨をお書きください。できるだけご負担のかからない方法を検討してお見積りを送らせていただきます。
2016年8月14日~17日にかけて秋田市雄和で「第20回AKITA花まるっCUP」が開催されました。
この大会のため来秋された東京ヴェルディサッカースクールの子供たちに、8月14日の夕方6時から手話講習会を開きました。
場所は秋田市雄和の県営トレーニングセンター宿泊棟です。
当センターとしても手話講習会は初めてのことなので、講師と手話通訳者を依頼して臨みました。お盆期間でしたが快く引き受けてくださったお二人には感謝でいっぱいです。
講師の佐藤先生はフットサルもされていて、手話での挨拶や指文字だけではなく、子供たちにデフサッカーのことやフットサルとのルールの違いなども教えてくれて適任でした。
娘もちょっとだけですが、みんなの前に立ってお手本を見せてくれました。
当初は東京ヴェルディサッカースクールの子供たち18名とのことでしたが、途中から同泊しているエレファントという他のチームの子供たちも参加してくれて40人近くが集まってにぎやかな講習会になりました。もちろん、ウェルカムです!
子供たちは来秋されたばかりで日中は試合に練習にと疲れていたことでしょうしご飯前という時間帯でしたが、熱心に手を動かしている姿にとても嬉しく思いました。
手話講習会が終わってからみんなで「手話でI LOVE YOU」のポーズで集合写真を撮りました。
東京ヴェルディサッカースクールの子供たちには手話講習会の記念に絵ハガキをプレゼントしました。中段の「サッカー」と「がんばる」は娘が描いたイラストです。
今回の手話講習会は当センターにとっても、とても貴重な機会になりました。帰りに「手話でありがとう!」って見送ってくれたお子さんがいて、こちらこそ「ありがとう!」っていう気持ちでいっぱいです。
東京ヴェルディサッカースクールのコーチや参加してくれた子供たち、講師の佐藤先生や手話通訳者、その他ご協力していただいた皆様、ありがとうございました。
手話秋田普及センターでは、10月13日、秋田駅前西口(秋田市中通)にある居酒屋「かまくらの郷」様で手話講習会を開催しました。
「かまくらの郷」様はとてもおいしい新鮮な料理とその種類の多さも魅力ですが、雪国・秋田が凝縮された凝ったつくりの店内と「なまはげショー」が必見のお店です。
ことのきっかけは、9月3日に行われた「秋田きこえのバリアフリー体験(秋田県聴覚障がい児を持つ親の会主催)」の前夜祭が「かまくらの郷」様だったこと。
ろう者の方も参加していたので手話を使っていたら、なまはげに「手話でありがとうってどうやるんだ?」と訊かれました。そこで、なまはげに教えて実演していただいたのです。その時の画像がこちらです。
この画像をFBにUPしたところ、なまはげが手話をしている画像が珍しかったのか、とても反響がありました。
そこで後日、店長に「これまで以上にろう者や手話に理解のあるお店になって欲しい」旨と合わせて「手話講習会の開催」を打診したところ、快諾をいただきました。
ろう者で秋田大学文化教育学部、同医学部、国際教養大学の手話サークルで手話指導をされている仁村隆司様に講師をお願いし、全国手話通訳問題研究会秋田支部から手話通訳者を派遣していただきました。
仁村様には参加された皆様に「ありがとう」や「いらっしゃいませ」をはじめ、初心者向けで飲食店でよく使われそうな手話を教えていただきました。
なまはげも真剣に教わっています!
なまはげには復習も兼ねて習った手話を実演していただきました。立ち振る舞いがダイナミックなので、とても見やすい手話でしたよ。
もちろん1度の手話講習会で覚えられる手話はほんのわずかです。ろう者との実際のやりとりとなれば筆談やジェスチャーのほうが多いでしょう。しかし「聴覚障がい者が店に来られたことがないのでどう接したらいいか分からない、失礼にあたるので予約をお断りした。」などというお店とは対極にあることを理解して欲しいと思います。
手話講習会終了後は、素に戻ってお店の前で仁王立ちした「なまはげさん」でした。
この度はお忙しい中、時間をとっていただいた「かまくらの郷」の皆様、講師の仁村様、手話通訳者様、お疲れさまでした。
当センターでは今後もこのような活動を続けることで、ろう者への理解や手話の普及につなげていきます。ご協力ありがとうございました。
平成28年11月6日の「秋田県喫茶飲食生活衛生同業組合」様が主催されている講演会に参加させていたきました。
秋田県喫茶飲食生活衛生同業組合様では、「フードサービスの新時代」と題し「受動喫煙防止対策」と「障がい者差別解消推進」をテーマにした講演会を開催しています。
その第三回目の湯沢会場(日程は11/2→11/6に変更になっています。)での講演会にて少し時間をいただくことが出来たため、夫と娘と三人で湯沢市に行ってきました。
「障がい者差別解消推進への取り組み」として手話サークルたんぽぽ会長の清水俊明様の講演のあと、私がお話しをさせていただきました。
手話をもっと身近な社会にしたくて法人を設立したことやあいさつなどの接客手話の重要性についてです。
手話(日本手話)での会話までとなると難しいけれど、あいさつなどの簡単な手話をいくつか覚えて使っていただくことは喜ばれる接客につながるはずという趣旨でお話しさせていただきました。
娘にもお手伝い(手話の実演)をしてもらったので、実際に手話を身近に感じる機会になってくれたのかなと思っています。
コラム1でも書きましたが差別は「正しく理解をしていない、正当な評価をしていない」ことから生まれると思っています。
主催者様には、手話や聴覚障がいに関する理解を深めていただくこのような機会を設けていただき深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
平成28年6月17日、秋田市のJR羽越線新屋駅舎内に "小さな図書館" がオープンしました。 開設されたのは秋田公立美術大美術学科助手の田村剛さんです。
ご自身の経験から、駅を利用する学生などに本に親しむ機会を増やしてもらおうと待合室に小さな図書館を作ることを考えられたそうです。
新聞の記事で知ったとき、とても素敵な取り組みだなーと思いました。
せっかくだから手話や難聴の本を置いていただけないかと田村さんに連絡をとってお会いして、手話や難聴や子育ての本などを寄贈させていただきました。
駅を利用される方が本を手にとってくれて、手話や難聴のことに少しでも興味を持ってくれたらうれしいです。
上の”小さな図書館”の画像を見て2つのことに気づかれましたか?
ひとつは「これからはじめる手話」と「ベビーサイン」の本の表紙が見えるように置かれていること。
これはオープンに立ち会った私に撮りやすいように配慮してくださったためで、もちろんこの時だけです(笑)。
もうひとつ、右上のハガキに気づかれましたか?
なんと、田村さんのご厚意により本棚の上に絵ハガキを置かせていただけることになりました!!
ハガキは「ご自由にお持ち帰りください」としていて時折訪ねては補充していきます。「手話のご紹介①」とあるのは②⇒➂と続けていきたいと思っているからです。
6月21日に「手話のご紹介②」を新たに置いてきました。4月に熊本地震があったことから、秋田からも発信になればと思い「くまモン」を描いてみました。
(こちらも撮影用に本等を動かしています。撮影後は元に戻しました。)
8月14日に「手話のご紹介➂」を置いてきました。昨年、手話カレンダー用に描いたイラストで医療機関向けに描いたものですが、「だいじょうぶ」や「おだいじに」はよく使われる手話なのでぜひ多くの人に覚えていただきたいです。
この素敵な”小さな図書館”の広がりとともに、手話に少しでも親しんでいただける機会になってくれたらうれしいです。田村さん、ありがとうございました。