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2022-07-18 15:00:00

薬師寺みちよ先生は、医師として前参議院議員として手話の普及や聴覚障害への理解、そしてデフリンピックのPRに取り組んでくださっています。

 

今年5月にブラジルのリオネジャネイロで開催されたデフリンピックに薬師寺先生もメディカルチームの一員と参加されました。残念ながらコロナ感染者が出てしまい日本チームは途中棄権となってしましましたが、手話の出来る医師が帯同されたことは選手やスタッフの皆さんにとっても大変心強かったことでしょう。

 

当センターでもデフリンピックを皆さんに知って欲しくて2018年9月に、薬師寺先生を秋田にお招きして講演していただきました!

 

7月2・3日の「関東ろう女性集会」での思いを記事にされていましたので、薬師寺みちよ前参議院議員のFacebook(2022/7/16)から以下、転載してご紹介します。

 

薬師寺みちよ先生のFBより 演説付.jpg

 

 

7月2・3日は「関東ろう女性集会」でした。

2日は分科会にて、医師として『豊かな老後「健康に過ごすためには」』の助言者

3日は全日本ろうあ連盟デフリンピック準備室アドバイザーとして『2025デフリンピックを東京で!』

を担当させていただきました。

 

『豊かな老後』では、社会参加がフレイル(虚弱)予防にいかに大切なことなのか、そして、オーラルフレイル対策(お口の健康)が全身の健康に繋がること、年を取れば取るほど、積極的に運動し、様々な食材からたんぱく質を摂取することで筋肉を維持していかねばならないのかのミニレクチャーをいたしました。

 

皆様からは腰痛が登山で良くなったというご意見や、年を取ってもこの様な集まりに出て繋がりを大切にしていきたいというご意見、また、たんぱく質の取り方など質問もございました。

 

3日の講演では、私が視察した夏季トルコ大会、冬季イタリア大会、そして帯同医として参加したブラジル大会の実情と2025年開催のために必要なことをお話させていただきました。

私も東京大会招致に関わり9年近くになります。

デフリンピックに懸ける思いをお話させていただきました。

 

折しも、東京都6月議会で手話言語条例が制定されたことを受け、東京大会を皆で盛り上げていきたいという機運が高まっております。

皆様は「デフリンピック」に興味津々でいらっしゃいますが、多くのろう者にとって「デフリンピック」は遠い世界のこと、実際に見たことがある人は会場にもいらっしゃいませんでした。

それが東京にやってくるとなれば、「自分も応援し何か協力しなければ」と多くの方々から温かいお言葉もいただきました。

 

ブラジル大会ではコロナ感染対策について組織委員会やICSDとも意見調整が出来ず、多くの感染者を出してしまい日本チームは途中棄権することになってしまいました。

最終的に選手を守ることが出来なかったことを、メディカルチームの一員としてお詫びいたしました。

だからこそ、東京大会では「他の世界大会と同じレベルの感染対策」を行い、まずは選手の安全を健康を確保できる体制を全日本ろうあ連盟の皆様と共に造り上げていきたいと説明いたしました。

 

9月のICSD(国際ろう者スポーツ委員会)で2025年夏季デフリンピックの開催地が決定されます。

残すところあと2か月。

私の持てる力を全て注ぎ込み、皆様と共に東京大会を捥ぎ取りたいと思います!

 

女性部の皆様、貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!

 

  

2022年7月-関東ろう女性集会.jpg

 

 

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2018-12-31/  薬師寺みちよ参議院議員の講演会を開催しました♪

 

薬師寺みちよ前参議院議員のFacebookより