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薬師寺みちよ参議院議員(無所属クラブ/愛知選挙区)です。
2016年10月13日の参院予算委員会の審議で安倍首相が手話で「うれしい」をしたという画期的な記事がありました♪
《外部リンク》日本経済新聞/首相 手話で「うれしい」聴覚障害巡る質疑
記事を辿っていくと薬師寺みちよ参議院議員が質疑で手話を取り入れて、それに対して安倍首相が手話を使ったのだと分かりました。
何よりも薬師寺みちよ参議院議員の質疑の内容が素晴らしすぎます(@_@)
薬師寺参議院議員からFBの記事の転載をご了解いただきましたので、多岐にわたる活動の中から手話や障害に関連する記事を中心にご紹介します。
10月13日、本日は予算委員会集中審議です。
今日の話題は「デフリンピックとスペシャルオリンピックス」 そして、質疑で初めて手話を取り入れるという無謀な挑戦をいたしました。
本日は、私のたどたどしい手話と質疑でしたので、長文ですが私の質問内容を一つ一つ書かせていただきます。
まず、障がい者スポーツについて、その経験を総理に尋ねましたが、体験したことはないと。
であれば、その素晴らしさをご理解いただきたいと、車いすバスケ・車いすラグビー・ゴールボールなど様々な障がい者スポーツを体験し、魅了されたことをお話しいたしました。
そしてタイムリーな話題といえば、「全国障がい者スポーツ大会」です。
今年は岩手で22日から開催されますが、今回で16回を数えるこの大会が各県で持ち回りで開催されることで、受け入れた県のバリアフリーが進み、地域の方々の障がいへの理解も進んでいることを大臣からご報告いただきました。
塩崎大臣へは、障がいや障がい者の概念が時代遅れなのではないか、制度疲労を起こしているのではないかと問題提起をいたしました。
その例えとして、別名小人症と呼ばれている「軟骨無形性症」を取り上げました。
手足が短く身長も成人で130センチ程度、全身に様々な疾患を合併している方もいらっしゃいます。
実は、パラリンピックの参加資格に低身長が含まれているのですが、障がい者手帳は低身長だけでは取得できないのです。
私もリオパラリンピックの水泳の会場で、この疾患の外国人アスリートを応援いたしました。
そろそろ厚労省も医学的モデルではなく、社会的モデルで障がいや障がい者を捉える時期ではないのかと再度お願いいたしました。
ここからは本日の本題です。 「デフリンピックとスペシャルオリンピックス」 2020年のパラリンピック開催に向け、障がい者スポーツも以前より目にする機会が増えました。
しかし、残念なことに、パラリンピックの陰に隠れて忘れ去られてしまいそうな大会や活動もございます。
それが「知られざるオリンピック」と称されることが多い「デフリンピックとスペシャルオリンピックス」です。
聴覚障がい者はパラリンピックに出場することができず、聴覚障がい者のためのデフリンピックが開催されています。
知的発達障害者もパラリンピックの競技の一部に参加が認められているだけで、パラリンピックとは別にスペシャルオリンピックスが開催されています。
10年前に内閣府が行った調査においても、デフリンピックという言葉は2.8%、スペシャルオリンピックスは12%の方々にしか理解されておらず、まだまだ一般的とは言い難い状況です。
そのため、周囲から理解を得られず、聴覚障害や知的障がいをお持ちの皆さまがスポーツ活動を行うにも十分な協力が得られにくい現状があります。
文科大臣はこの現状をご存知で、さらに周知啓発を行っていきたいとご答弁いただきました。
現在、パラリンピックは国家プロジェクトとして国や企業を上げて 開催のムードが高まっております。
障がい者スポーツの普及・啓発や経済的な支援などの施策も強化されておりますが、残念ながらその支援はパラリンピックに偏りがちです。 聴覚障害者は、お住まいの地域のスポーツクラブに参加をことわられてしまうことも少なくありません。
全国のスポーツ施設やスポーツクラブに聴覚障害者が日常的にスポーツ活動に参加できるよう、振興対策を講じ必要があると思われます。
文科大臣より、ガイドラインをさらに普及し、障がい者差別解消法にもある様に、疾患や障がいのみでスポーツ施設などの使用を断ることはできないということをさらに周知徹底するとご答弁いただきました。
デフリンピックは選手が力を競うだけではありません。
その大会を通して社会へ聴覚障害の理解を啓発していくことに、大きな意義があります。
デフリンピックは、1924年パリ大会から長い歴史を誇りますが、夏季大会・冬季大会共、日本で開催されたことが今まで1度もありません。
昨年の冬季デフリンピックでは、金メダル3個獲得と、輝かしい成績を上げております。
聴覚障がいに対する理解を進めるためにも、総理が先頭に立ってデフリンピックを日本に招致していただきたいとのですがいかがでしょうか?とお尋ねいたしました。
具体的な相談があれば、内容に応じてしっかりとバックアップをしていきたいと「手話を交えて」ご答弁いただきました。
さらに、スペシャルオリンピックスについてもお尋ねしました。
オリンピックという名称がついている大会の中でもこのスペシャルオリンピックスだけはオリンピックスとSが最後についております。
このことを関係者の皆様はとても大切に思っていらっしゃいますが、それは何故なのか、文科省はスペシャルオリンピックスの活動をどの様に応援してくださっているのか、大臣ご説明いただけますでしょうか?
大臣からは、Sの意味と少々頼りない文科省の関わりが紹介されました。
スペシャルオリンピックスはオリンピックの様に競技会だけを指し示す言葉ではありません。
スポーツを通じた知的障害者の自立と社会参加の促進、及び知的障害のある人たちを生産的な市民として認め受容する社会を実現するための活動です。
世界・日本・地域で様々な活動が行われていることを示すため、Sがついているのです。
知的障害のある人たちに年間を通じて、スポーツトレーニングと競技の場を提供することで、知的障害をお持ちの皆さまにも、それを受け入れた地域社会にも大きなプラスの効果をもたらすことが分かっております。
残念ながら日々の活動はボランティアやご父兄に支えられているため、練習場所はない、指導者がいないなど、活動が徐々に縮小されている地域もあるようです。
この様な活動は、制度が出来、国の予算がつけば成功するものでもありません。
身近な地域の皆さまの地道な支援があって、初めて成り立つムーブメント、社会運動です。
最後に、総理、この様なムーブメントこそ、主導していただきたいと思いますがいかがでしょうか?とお尋ねいたしました。
総理からは必要な活動なので、応援するとの答弁も。
我々国会議員も大会があれば挨拶に行くだけではなく、このような地道な地域の活動を邪魔にならぬように応援することは可能だと思います。
スペシャルオリンピックスはユニファイドスポーツ、障害がある人とない人が一緒にトレーニングや競技会にチームを組んで参加する活動に取り組んでくださっております。
是非、皆さまも一緒にスポーツに参加して欲しいと訴えました。
障がい者は知らないのではありません。
知る機会を与えられていないだけです。
障がい者はできないのではありません。
挑戦する機会を与えられていないだけです。
貧困の格差も大切ですが、この様な情報の格差にも着目して今後とも施策を進めていただけることを願い、質問を終わらせていただきました。
私の拙い手話で、なかなか上手く表現できなせんでした。
終わってみるとあっという間の20分でした。
手話の質問は3問。
間違いばかりの手話でしたが、少しでも聴覚障害の皆さまへ私どもの思いが伝わればと挑戦させていただきました。
これからも手話の学習も続けてまいります。
今回も皆さまから応援いただき、本当に心強い思いがいたしました。
ありがとうございました。
御礼
先日の予算員会を受け、「大変なことになっている!」という位の反応をいただき、ありがとうございます。
私自身、思いもよらぬことで、ただただ驚いております。
今まで私のFBやブログを読んでいただいている方であれば、障がい者スポーツは今回初めて取り上げたことでもなく、デフリンピックやスペシャルオリンピックスの件は、今年初めの予算委員会でも触れたことをご存知だと思います。
一医者として災害対策委員会では障がい者の避難や避難所の在り方について、一産業医として厚生労働委員会では障がい者雇用や障がい者認定の在り方について、一市民として障がい者に対する差別偏見の解消について、国会の質疑でも何度何度もも取り上げてまいりました。
しかし、今回も皆さまからメッセージをいただいております様に、何も変わってはいないのです。
政府は当事者の声を聴いているのか! と言いたいくらい、他人事の様に「取り組みは進んでいる。制度はある。予算もとった。」と冷たい反応を繰り返すばかり。
動かぬこの現状に2020年パラリンピックというゴールに向かい、いいえ、利用し、本当の意味でのバリアフリーを確立したい、文化を育てたいと本気で考えております。
もともと耳鼻科医として聴覚障害をお持ちの患者様との接点が多かったこと。
産業医として一番コミュニケーションが難しく、上手に思いを組むことが出来なかったデフの従業員の方との会話の経験。
スペシャルオリンピックスで活動している友人との関わりなど、代弁者としてはまだまだ頼りない私ですが、今度こそ私のホンキ度を他の議員や総理、大臣に理解して欲しいと、手話という表現を取り入れてみました。
以前から、国会放送を見ても字幕が無いので何を言っているのかわからず困っている、興味が持てないと、聴覚障がいを持っている友人から政府の配慮の無さについてお叱りを受けていたこともございます。
「総理の方向を見てやってはテレビからは何やっているのかわからないよ」という助言をいただき、テレビに映る方向へ向かって「つたない」手話を披露いたしましたが、こんなに反応を頂けるとは思ってもいませんでした。
皆さまからのメッセージを感謝いたしております。
私が考えていた以上の問題が山積している事実、色々な活動が全国で展開されている頼もしさを、これからどの様に我々国会議員がサポート出来るのか、皆で相談し、一日も早く行動に移してまいります。
今後ともご指導いただければ幸いでございます。
本当にありがとうございました。
今日は、皆さまへ嬉しいお知らせが二つございます。
皆さまは、日本障がい者サッカー連盟(JIFF)をご存知でしょうか?
これまで、障がい者サッカーはその障がい毎に、切断障がい、脳性麻痺、精神障がい、知的障がい、電動車椅子、視覚障がい、聴覚障がいの7つの団体がバラバラに活動しておりました。しかし、だれもが、いつでも、どこでも、身近で、安心・安全にサッカーを楽しめる環境を造り出すために、日本サッカー協会(JFA)協力の基、障がい者サッカー競技団体を統括する団体、障がい者サッカー連盟が、2016年4月1日設立されました。
サッカー好きの国会議員も黙ってはおられぬと、「障がい者サッカーを応援する国会議員連盟」を設立して応援しようではないかとその設立に向けての会合が持たれました。私も是非協力させていただきたいと会合に参加し、JIFFについてのお話を伺ってまいりました。やはり、障がい者サッカーの置かれた状況では課題が山積しており、これから支援出来ることは何か、議員連盟の中で話し合う必要性があることが確認されました。
以下、日本障がい者サッカー連盟のHPに動画がございます。
是非、皆さまもご覧いただき、一緒に応援いただければ幸いです。
http://www.jiff.football/2
また、本日、全日本ろうあ連盟の理事でいらっしゃる久松事務局長、倉野スポーツ委員会事務局長が議員会館へいらして下さいました。 先日の予算委員会の質疑について意見交換をさせていただき、今後の展開についてもご相談いたしました。
私一人では小さな力しかございません。しかし、多くの議員から支援したいとのお声がけをいただいております。
「デフリンピックを知らなかったが是非応援したい」,「デフスポーツをしている仲間がいるが、どの様に応援したらよいのだろうか」
これからは同僚議員の力を借り、デフリンピックの啓発と日本開催実現に向け、私も走り続けてまいります。
これからもますます手話を学ぶ楽しさが増してまいりました。来年は夏季デフリンピックはトルコ・アンカラ(サムスンに変更になったと情報をいただきました)での開催です。少しでもお役に立てる様に、一人でも多くの議員へ働き掛けてまいりたいと思います!
今日も、皆さまに嬉しいお知らせがあります。 本日開催された「障がい者スポーツ・パラリンピック推進議員連盟」で、『スペシャルオリンピックス支援ワーキングチーム』が設置されました!
スペシャルオリンピックス日本会長の三井さんも議連にいらしていただき、ご挨拶下さいました。 また、その際に事務局長の馳先生から「デフリンピック支援についても、今後整備していく」旨の発言がございました。
私の夢が一つ一つ実現していく・・・嬉しいですよね。他の先生方とも思いを共有しながら、多くの先生方の支援もいただき、障がい者スポーツ支援が日々前進しています。これは東京オリンピック・パラリンピックのお祭り騒ぎのためではありません。スポーツによって社会的な課題を解決していくために、今、このタイミングを逸してしまう訳にはいかないのです。
私の持っている力などありません。 しかし、政治にしか動かせないものもあるのです。 馳先生や笠先生、小松先生に朝日先生、多くの力は一つになってそれぞれの役割を大切に、その活動の幅が拡がってまいりました。 専門家・研究者の皆さまだけではなく、パラリンピアンやアスリート・サポーターの皆さまも参画いただき、多角的な施策に成熟させなければなりません。 さあ、ここからです。 これからの展開がますます楽しみです!
11月8日、全日本ろうあ連盟の理事でいらっしゃる久松事務局長、倉野スポーツ委員会事務局長、デフリンピックの日本選手団 総監督でもいらっしゃるスポーツ委員会 粟野国際事業部長 と、前文科大臣の馳 浩先生をお尋ねいたしました。
目的はただ一つ、デフリンピック支援策を検討するためにも、まずデフリンピックを知っていただくこと!
今日は、資料を使い、手話通訳者を交えて意見交換をさせていただきました。 馳先生からは、今後の支援策について、いくつかのご提案をいただき準備に入ることになりました。
これが実現できれば、デフスポーツだけではなく、聴覚障害への理解も大きく前進することになります。
会議の最後に、馳先生も「ありがとう」という手話を覚えてくださいました。お相撲で勝ったお相撲さんが懸賞をもらう時に「心」という字を空中に書きます。手話のありがとうは、その動作を象ったものだと言われています。まさに、心を込めてありがとう という意味です。皆様も日常で使ってみられてはいかがでしょうか?手話での会話は心が和みますよ。
11月15日、本日の厚労委員会は年金法案の2日目。今日は障害年金について審議いたしました。
年金とは、年をとった際にもらえる「老齢年金」だけだと思っていませんか?
年金制度には、現役世代にも関わらず、障害になった時に役に立つ「障害年金」という制度もあるのです。 しかし、厚労省の調査の結果、一般では障害年金の制度を4割以上の方が知らないという結果が出ているのです。
身体障がい者手帳をお持ちの方には広報しているとの答弁をいただきましたが、実際、身体障がい者手帳を持っているが障害年金を受給していない方のサンプル調査では、○障害年金の制度を知らなかった (19%)○障害年金に該当しないと思った (13%)○手続き方法がわからなかった ( 5%)との結果がでています。
このうち、「障害年金の制度を知らなかった」、「手続方法がわからなかった」などと回答した 102 人に戸別訪問などにより年金請求の勧奨を行った結果、27 人が障害年金を受給することになったのです。
障害年金を受給できる可能性がある障がい者手帳をお持ちの方でさえこの制度を知らなかったり、制度が複雑で制度を理解できていないことが大きな問題であることを大臣とも共有できました。
しかし、またその広報が悪い。
日本年金機構のウェブサイトを見て下さい。
http://www.nenkin.go.jp/index.html
ここには、字幕付手話通訳付きの「障害年金を説明した動画」が見つかるはずなのですが、皆さまは分かりますか?
回答は・・・右下の「年金のはなし」という所をクリックしてください。障害年金ガイドという動画を見る事ができます。
これでは探せないですよね。(それとも私だけでしょうか?)日本年金機構のHPを障がいを持った皆さまにもわかりやすく作り変えていただけると、大臣がお約束いただけました。
さらに、障害年金制度と障害者手帳の制度は別物です。障がい者手帳の対象外でも(例えばがん等の疾患でも)障害年金を受給できる可能性があるのです。
しかし、ここでもやはり制度が周知徹底されていないために、申請が行われていない方も多い事が予想されます。今後、医療者へも障害年金制度の研修などを徹底していただき、対象者への広報に一役買ってもらえるようにお願いしました。
備えあれば患いなし。現役世代の年金とも呼ばれる「障害年金制度」。もしもの時に備えるためにも、しっかりと保険料を納めておく必要があります。年金保険料未納者を減らし、将来の無年金者を作らぬためにも、もっと年金制度のメリットを知ってもらう努力が必要だと訴え本日の質疑を終えました。
(*追記:11/18のFBより)
先日の厚労委員会の質疑を受け、早速、日本年金機構が動いてくださいました。
障害をお持ちの皆さまにも情報を分かりやすく伝えるために、すぐにできることとして暫定的ですが、日本年金機構のHPの左に、手話・字幕付き動画というバーナーを張ってくださいました。
http://www.nenkin.go.jp/index.html
いかがでしょうか?
また、以下、ファックスにより相談窓口も分かりやすく更新していただけました。
http://www.nenkin.go.jp/section/soudan/guidance/fax.html
このHP自体が分かり辛く、今後、抜本的な見直しが必要かと思います。どの様なHPであれば使い易いのか、工夫してほしい点など、皆さまからのご意見をいただけると幸いです。日本年金機構の皆さまも迅速な対応をいただき、本当にありがとうございました。
11月17日、厚労委員会。
厚労省に対し、障がい者への配慮が欠けていることを問い質し、少々ですが、情報保障を前進させることができました!
今月11日に開催された社会保障審議会の障害者部会において、車椅子にて出席予定であった委員が会場に入れず出席を断念したという報道がございました。 共生社会を先導すべき厚労省であってはならぬことです。
前回の委員会においても、障がい者が「がん」に罹患した際に抱える問題について、厚労省では議論したことがないとわかりました。 そこで、先日「がんば聾」の皆さまから伺った話を、同僚委員とも共有しようと披露いたしました。
点滴で手話が使えず言語を失ってしまう苦しみ、医療者のマスクで表情が読み取れなくなってしまう不安、3分診療なのに手話通訳を挟んでの会話は時間がかかり十分な情報交換ができないこと。
「電話ができないなら抗がん剤治療ができません」と治療を断られた聴覚障害をお持ちの患者さん。 同僚委員だけではなく、大臣や政務も真剣に聞き入ってくださいました。
医学教育や看護教育等、医療関係者の育成課程においても、障がい者に接する機会を頻繁に作り、障がい者が不安を抱えず医療を受けられる心遣いについて学びを充実させると、文科政務官からもご答弁いただきました。
しかし、これだけではありません。 厚生労働省では、障がい者への配慮に欠ける施策がしばしば見受けられるのです。
例えば、ねんきんダイヤル、過重労働解消相談ダイヤル、自殺対策の相談窓口などの情報は、電話番号のみが記載されています。 中途聴覚障害の方から指摘され、私もハッといたしました。
「ダイヤルだけでは、電話できない聴覚障がい者は相談するなということじゃないか。」
今後は、聴覚障がいの方々を含め、皆が利用できるように、FAX・メールの相談窓口も併記する旨、大臣からお約束いただけました。
また、内閣府の障害者政策委員会では、正式な議事録が確定するまでの間、字幕・手話を用いた動画を内閣府のウェブサイトで公表しています。
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/
しかし、その取り組みは、他の省庁の審議会には広がっておりませんでした。 今回の事件を受け、この事件の発端となった厚労省の「社会保障審議会の障害者部会」でも、動画による音声・字幕に手話通訳をつけての情報保障を行っていただける事も、大臣がお約束くださいました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-hosho.html
… 次回からここで見られるはずです。
皆さまから頂いたご意見や要望が、厚労省の理解で少しずつですが前進できたこと、私も嬉しくてたまりません。
全てが解決できる訳ではございませんが、障害によって起こってくる具体的な課題を、これからも議論させて頂きたいと思います。 ご協力いただきました皆さま、本当にありがとうございました。 今日はホッといたしました。
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(Special Thanks 薬師寺みちよ参議院議員)