インフォメーション
薬師寺みちよ先生は、医師として前参議院議員として手話の普及や聴覚障害への理解、そしてデフリンピックのPRに取り組んでくださっています。
そして薬師寺先生がライフワークと仰られているデフリンピックが、5月にブラジルのリオデジャネイロで開催されました。
薬師寺先生もメディカルチームの一員と参加されました。残念ながらコロナ感染者が出てしまい日本チームは途中棄権となってしましましたが、手話の出来る医師が帯同されたことは選手やスタッフの皆さんにとっても大変心強かったことでしょう。
当センターでもデフリンピックを皆さんに知って欲しくて2018年9月に、薬師寺先生を秋田にお招きして講演していただきました!
出発前の心境と7月2日・3日の「関東ろう女性集会」での思いを記事にされていましたので、薬師寺みちよ前参議院議員のFacebook(2022/4/23と7/16)から以下、転載してご紹介します。
いよいよ今日は、コロナワクチン接種お手伝いの最終日。これで心置きなく、26日出発するブラジルデフリンピックの準備を進めていくことが出来ます。
コロナ禍のデフリンピックという事もあり、思った以上に準備が大変です。 連日連夜、全日本ろうあ連盟の皆様と作業致しておりますが、次から次へと問題が発生し対応に追われております。 ろうあ連盟の皆様も休日返上でご対応頂いておりますが、開催地が地球の裏側ブラジルという事もあり、スピーディーな連携という訳には参りません。
全日本ろうあ連盟でも、ブラジルデフリンピックHPを特設頂きました。
https://www.jfd.or.jp/sc/brazil2021/
このサイトは、皆様も応援メッセージも書き込めます。
メディカルチームの一員として、アスリートが最大限の力を発揮し、無事に日本に帰国出来るように 、私も力を尽くして参ります❗
応援よろしくお願い致します🙇
7月2・3日は「関東ろう女性集会」でした。
2日は分科会にて、医師として『豊かな老後「健康に過ごすためには」』の助言者
3日は全日本ろうあ連盟デフリンピック準備室アドバイザーとして『2025デフリンピックを東京で!』
を担当させていただきました。
『豊かな老後』では、社会参加がフレイル(虚弱)予防にいかに大切なことなのか、そして、オーラルフレイル対策(お口の健康)が全身の健康に繋がること、年を取れば取るほど、積極的に運動し、様々な食材からたんぱく質を摂取することで筋肉を維持していかねばならないのかのミニレクチャーをいたしました。
皆様からは腰痛が登山で良くなったというご意見や、年を取ってもこの様な集まりに出て繋がりを大切にしていきたいというご意見、また、たんぱく質の取り方など質問もございました。
3日の講演では、私が視察した夏季トルコ大会、冬季イタリア大会、そして帯同医として参加したブラジル大会の実情と2025年開催のために必要なことをお話させていただきました。
私も東京大会招致に関わり9年近くになります。
デフリンピックに懸ける思いをお話させていただきました。
折しも、東京都6月議会で手話言語条例が制定されたことを受け、東京大会を皆で盛り上げていきたいという機運が高まっております。
皆様は「デフリンピック」に興味津々でいらっしゃいますが、多くのろう者にとって「デフリンピック」は遠い世界のこと、実際に見たことがある人は会場にもいらっしゃいませんでした。
それが東京にやってくるとなれば、「自分も応援し何か協力しなければ」と多くの方々から温かいお言葉もいただきました。
ブラジル大会ではコロナ感染対策について組織委員会やICSDとも意見調整が出来ず、多くの感染者を出してしまい日本チームは途中棄権することになってしまいました。
最終的に選手を守ることが出来なかったことを、メディカルチームの一員としてお詫びいたしました。
だからこそ、東京大会では「他の世界大会と同じレベルの感染対策」を行い、まずは選手の安全を健康を確保できる体制を全日本ろうあ連盟の皆様と共に造り上げていきたいと説明いたしました。
9月のICSD(国際ろう者スポーツ委員会)で2025年夏季デフリンピックの開催地が決定されます。
残すところあと2か月。
私の持てる力を全て注ぎ込み、皆様と共に東京大会を捥ぎ取りたいと思います!
女性部の皆様、貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました!
2018-12-31/ 薬師寺みちよ参議院議員の講演会を開催しました♪
志方弥公さんの作品「夢のなる木」をイラストにした「パラリンアート」のTシャツがイオンで販売されています。
*イオンの「パラリンアート」のサイトはこちらから↓
https://aeonretail.com/list/f-paralymart/
(イオン秋田中央店2F店舗の様子/2022年5月撮影)
『「パラリンアート」とは、一般社団法人障がい者自立推進機構が実施する障がい者が生み出すアートを通し、彼らの社会参加と経済的自立を推進する活動です。パラリンアートを通じ、売上の一部がアーティストの報酬となるので、購入していたあいたお客さまも支援活動に参加できます。』
(イオンHPより引用)
*一般社団法人障がい者自立推進機構のサイトはこちらから↓
https://paralymart.or.jp/association/
(北都銀行山王支店様で開催時の様子)
志方弥公さんは聴覚障害を持っている女流画家で、様々な賞を受賞したり壁画や個展など多方面でご活躍されています。また自費製作絵本「きせきのいのち」を児童養護施設に寄贈する活動を行っています。
当センターとも交流があり、「きせきのいのち」や作品の一部は、北都銀行様でのロビー展にて展示させていただいてます。
また当センターが作製した「十人十色Ⅱ」「See~聴覚障がい児・者をみる(医療編)」にもご執筆をいただきました。
これからも素敵な作品を届けてくださることを心待ちにしています♪
公式サイトはこちらから↓
(Special thanks 志方弥公様)
冊子「See ~聴覚障がい児・者をみる(医療編)2021~」公開ページ
冊子「十人十色Ⅱ~見えない・障害を考える2020~」公開ページ
藤木和子様が書籍『「障害」ある人の「きょうだい」としての私 』(岩波ブックレット682円)を出版されました。多くの方に読んでいただきたいのでご紹介します。
藤木さんは”聞こえない弟”がいる”聞こえる姉”として育ち、「聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ&家族の会」代表として活動されています。
当センターとも交流があり、2019年に作製した「十人十色」にご執筆くださったのを皮切りに2020年7月19日に開催した「第3回 見えない障害を考える講演会」の講師をしてくださいました。その後の「十人十色Ⅱ」「See~聴覚障がい児・者をみる(医療編)2021」でもご執筆くださっています。冊子の執筆や秋田での講演会の講師をお願いしたときもとても謙虚に対応してくださり、飾らない人柄とその行動力には、いつも尊敬しています。
私は「母親」として藤木さんは「きょうだい」という立場で活動していますが、どちらも身近だからこそデリケートな問題やなかなか言い出せない葛藤を抱えることもあります。
「はじめに」の章で誰にも言えなかった思いを吐露するところから家族や進路、恋愛、結婚、ヤングケアラーの課題まで深く考えさせられる大切なテーマが詰まっている一冊です。
また「兄・姉・弟・妹やひとりっ子、障害・病気の有無ではなくひとりの人間としての私を見てほしい」という普遍的なメッセージもストレートにこの本には込められています。
本の中では聞こえない弟を持つ「きょうだい」の立場で書かれていますが、弁護士として旧優生保護法による強制不妊手術に関する裁判でも弁護団として寄り添われています。誰でもが一人の人間として「自分が望む幸せ」を選択し、決断できる自由と権利についても分かりやすい言葉で繰り返し語りかけられています。
*下記の岩波書店のサイトから試し読みができますのでぜひご一読ください。
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b603044.html
☆藤木和子様プロフィール☆
”聞こえない弟”がいる”聞こえる姉”として育つ。
聞こえないきょうだいをもつSODAソーダ&家族の会代表。
全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会本部、シブコト障害者のきょうだいのためのサイト共同運営。
20代で「きょうだい」という言葉に出会ったのが転機となる。きょうだい、、ヤングケアラーを含む家族支援に取り組み、公私にわたり障害児者、家族、支援者に多く関わる。
筑波技術大学非常勤講師(聴覚障害学生に法律を講義)
高松手話通訳弁護団、全国優生保護法被害弁護団。
NHK、AmebaTV出演、新聞各紙に掲載。
全国で講演多数。
冊子「See ~聴覚障がい児・者をみる(医療編)2021~」公開ページ
冊子「十人十色Ⅱ~見えない・障害を考える2020~」公開ページ
手話秋田普及センターでは、手話を身近に感じていただくことを目的に2016年版から「手話カレンダー」を作成して、秋田市内の医療機関や秋田県内の学校等に無料配布しています。
7年目となる今年も2022年版手話カレンダーを1,400部作成しました。
2022年版手話カレンダーは、秋田市の医療機関(640部)や県内の学校等(320部)や図書館(80部)や県や市町村の障害福祉課等に配布しました。
多くの場所に掲示いただくことによって、聴覚障害や手話への理解に繋がれば幸いです。
手話秋田普及センターでは、2021年度は医療機関向けに冊子を作って配布する活動を行うことにしました。コロナ禍のため、残念ですが講演会の開催は見送りました。
「令和3年度 秋田市地域保健・福祉活動推進事業」です。
同じ聴覚障害のお子さんを持つ今井絵理子参議院議員へZoomインタビューをさせていただき、その内容を8ページにわたり掲載しています。
(参議院本会議で令和元年度決算質疑に立つ今井絵理子議員)
そして秋田市障がい福祉課、中澤操様、朽木秀雄様、伊藤芳浩様、渡辺敦生様、モハメドリーム様、佐藤万美様、藤木和子様、田村剛様、志方弥公様、中山隆子様、薬師寺道代様からご執筆いただきました。
冊子は全70P(本文は白黒)です。
助成事業の性質上、販売等はしておりませんが、多くの方に読んでいただきたいのでホームページで公開(一部加工あり)しております。
【公開しているページはこちらから↓】
「See ~聴覚障がい児・者をみる(医療編)2021~」公開ページ
冊子は900冊作製して、秋田市内の医療機関をはじめ秋田県内の障害福祉課や関係団体、秋田県議会議員、秋田市議会議員、図書館等へ配布しました。
(秋田県医師会にも寄贈しました。写真右は小玉弘之会長。)
多くの方にご一読いただいて、聴覚障害や手話への理解に繋がれば幸いです。
冊子「See ~聴覚障がい児・者をみる(医療編)2021~」公開ページ
冊子「十人十色Ⅱ~見えない・障害を考える2020~」公開ページ
冊子「See~聴覚障がい児・者をみる(災害対応編)2022~」公開ページ