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6月9日(土)に秋田駅前フォンテ6Fで行われた川崎ツトムさんの「夏のギターコンサート」へ3人で行ってきました♪
川崎さんは東京で30年近くプロミュージシャンとしてご活躍され、秋田に帰ってきてからも精力的に音楽活動をされています。ストレートに響き渡っていてとても素敵なギター演奏でした♪
手話ソングにも取り組まれていてソロ演奏の後、相方の鈴木ちかこさんがハナミズキなど三曲に手話表現をつけて披露されていました。観客の中には前列で一緒に手を動かしていたり熱心に手話表現を見られている音楽家の方もいられました♪
川崎さんとは何度かお会いしてお話しをしていますが、先日、改めて手話ソングに取り組まれたきっかけ等についてお尋ねしました。
<川崎さん>
自分の作る音楽や演奏で何かに貢献したい!という思いを強く思うようになった時に、相方の鈴木ちかこさんに「手話ソングを一緒にやってくれませんか?」とお願いされたのが手話ソングを始めたきっかけです。
以前に「いぬねこネットワーク」で活動していた時、耳が聞こえない娘さんとその親御さんとのやり取りを見てハッとしたことがあります。その時のことを思い出してトライしてみようと思ったのです。自分の得意なギターで貢献出来るのはとても幸せな事だと思っています。
更にビックリしたのは、仙台で若い頃に一緒にバイトしてた方が手話の講師をされてて、偶然にも鈴木ちかこさんの先生だったという事実を知り、これは偶然ではなくて必然なんだろうなと感じました。
中島さんや手話サークルのゆっきーさん(酒井敬幸さん)に思い切って声をかけた事も、きっと何かが背中を押してくれたんだと信じてますよ。手話はなかなか覚えられませんが、こうやってギターでバックアップすることで前に進むならそれも善しと考えてます。
<3月11日の震災イベントについての思いを後日、FBに書かれていました。>
<川崎さん>
遊学舎で行われた3.11に思いを向けたイベントに参加しました。去年から「手話ソング」というものにチャレンジしてたので、何かしらこの3.11につなげたいと考えてました。
ところがつなげるも何も被災されて亡くなった方々の死亡率が、聴覚障害の場合ですと倍近くになってる事を知りました。3.11以降すぐに避難所を慰問して回りましたが、そんな事実はこれっぽっちも知らずに回ってたんですね・・・
避難所を60箇所回りましたが、聴覚障害のある方には自分の演奏は聞こえていなかったということも手話ソングを始めてから気づきました。
自分は元々動物愛護活動に関わってたので、避難所でのペットの扱い等には目は向いていたと思います。そうペットの中にも障害を持った子達が居ますよね?今まで知らなかった事、気がつかなかった事、色々あると思いますが、まずは知る事から始めましょうと伝えるようにしています。
(3月11日 遊学舎で開催された「歩む~共に明日を」でのステージ)
<ろう者とのこんなエピソードもありました。>
<川崎さん>
某イベント等で一緒になるA君とお友達なんですが、彼がろう者という事は全く知らず一生懸命話しかけてたんですよ。ニコニコしてるだけで何も答えてくれない事に「シャイなんだろうな?」ってずっと思ってました。
それがアルヴェで行われた市民活動の時に中島さんと手話でやり取りしてるのを見て「そうだったのか」って気付かされたんですよ。
だからと言って彼との関係は今までと変わりなくフレンドリーで居ると思います。それは彼を取り巻く人達がわざわざ「Aくんは聞こえないんだよ」とは説明してくれなかった事から悟ったんです。一般社会の中で揉まれるには、わざわざ説明しなくても本人に体験として積ませる前向きな気持ちだったんだろうって・・・
なので何も出来なくても理解してあげるだけでもと考えて行動して行きたいと思っています。
川崎さんはいつも聴衆の皆さんに演奏だけではなく、聞こえない人のことや手話についてもお話しされていて、とても嬉しく思っています。素敵なギター演奏とインタビューありがとうございました。鈴木ちかこさんとの手話ソング、今後ともご活躍を楽しみにしています♪
2018-03-16/ 3月11日に開催された「歩む~共に明日を~」に参加しました。