インフォメーション
平成28年3月13日、ろう俳優の寸劇で学ぶ「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」と題した学習会が秋田市にぎわい交流館AUにて開催されました。
一般社団法人日本聴覚障害ソーシャルワーカー協会様の主催で、主管は一般社団法人秋田県聴力障害者協会様です。
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きこえないから我慢してきた・・・。いつのまにかこころが壊れてしまった・・・。これってどんな症状?
誰かが自分の悪口を言ってる? 誰かに嫌がらせされてる? 幻聴? 妄想?
私たちは自分のこころを守るために何が必要か学習し予防につとめなければなりません。
「聴覚障害者のためのメンタルヘルス」は、ろうの俳優による手話の寸劇(オムニバス)を用いた学習会です。
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(秋田開催の案内パンフレットより転載しました。)
ソーシャルワーカーによる相談コーナーも設けられていて、このような活動をされている協会があることは、保護者としてありがたいし、大変心強いです。
聴覚障害は結局「コミュニケーション障害」に行きつくともいわれています。「伝えられないから」「(障害が直接)見えないから」、周りの人にはなかなか分かりづらいのです。
この学習会にはろうの俳優として、庄崎隆志さんと河合祐三子さんが出演されました。
庄崎隆志さんは2009年6月、(財)全日本ろうあ連盟創立60周年記念映画「ゆずり葉」(早瀬憲太郎さんが監督)で今井絵理子さんとともに主役を演じていました。「office 風の器」を主宰されていて、俳優、演出家としてとてもご活躍されている方です。
河合祐三子さんはNHKの「子ども手話ウィークリー」や「手話ニュース845」に出演されています。社会福祉法人トット基金「日本ろう者劇団」(黒柳徹子理事長)に所属されています。
私は日程の都合がつかなかったためこの学習会には参加できずに残念な気持ちでいましたが翌日(3/14)、ソーシャルワーカーの館脇さん、保泉さんとともに聾学校にワークショップで来てくださいました。
庄崎隆志さんは、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」を演じてくださいました。NHK「みんなの手話」では見たことがあるのですが、生で観ることが出来て感激です!!
館脇さんからは「なかま事業」の事業内容等についてご紹介がありました。
庄崎さんと河合さんは手や身体をつかった表現の仕方を、日本語を使わなくても、手や表情や体だけの表現で伝えていました。手話がよくわからない人にでも伝わったと思います。動きに合わせて手や足を動かしたり、お題に合わせて一人一人が身体で表現していました。
参加した生徒たちがとても楽しそうだったのが印象的です。即興劇では、生徒たちがそれぞれ役割分担を相談しながらすばらしい表現力、創造力で演じました。
終わってからお二人にご挨拶をさせていただきました。
これから東京へお帰りとのことで、少ししかお話しができなくて残念でしたが、また秋田にいらしてくださればと思います。