インフォメーション
平成28年10月1日に聴覚障がい者・児やそのご家族等の相談対応や社会参加に向けた情報提供などを行う「秋田県聴覚障害者支援センター」が開設しました。
秋田県聴覚障害者支援センターは手話通訳、要約筆記、盲ろう者向け通訳・介助の技術を有した職員がおり、障害の種別に関わらずどなたでも利用することができ、概要は下記のとおりです。
1.名 称: 秋田県聴覚障害者支援センター
2.場 所: 秋田県秋田市旭北栄町1-5 秋田県社会福祉会館5階、6階
3.連絡先等: TEL 018-874-8113
FAX 018-862-1820
E-mail center@akita-chokaku.net
ホームページ http://akita-chokaku.net
4.業務内容:・相談事業
・手話・字幕入りDVD制作及び貸出事業
・手話通訳、要約筆記、盲ろう者向け通訳・介助者の養成及び派遣
・情報機器の貸出事業
・災害時等の情報発信や情報拠点としての機能
5.設置主体:秋田県
6.運営主体:秋田県聴覚障害者支援協議会
秋田県聴覚障害者支援センターは、聴覚障がい者への福祉向上を目的として、身体障害者福祉法第34条及び身体障害者社会参加支援施設の設備及び運営に関する基準に定められた基準を満たした施設です。
身体障害者福祉法
(視聴覚障害者情報提供施設)
第34条 視聴覚障害者情報提供施設は、無料又は低額な料金で、点字刊行物、視覚障碍者用の録音物、聴覚障害者用の録画物その他各種情報を記録した物であって専ら視覚障害者が利用するものを製作し、若しくはこれらを視聴覚障害者の利用に供し、又は点訳(文字を点字に訳すことをいう。)若しくは手話通訳者等を行う者の養成若しくは派遣その他厚生労働省令で定める便宜を供する施設とする。
9月30日、プレオープンセレモニーが行われたので「秋田県聴覚障がい児を持つ親の会」の役員と一緒に参加しています。
セレモニーには関係者約40人が出席され、佐竹敬久秋田県知事(写真中央)、工藤憲一県聴覚障害者支援協議会会長(写真左)、東海林洋県議会議員(写真右)によるテープカットでセンターの誕生を祝いました。佐竹敬久知事からは「聴覚障がい者の社会参加が進むことを期待する。」との挨拶がありました。
5階は事務室や交流スペース、キッズスペース付きの個室相談室を置き、6階にはDVD制作を行うスタジオが設けられています。
<第一回秋田県聴覚障害者支援センター運営懇談会に参加してきました。>
12月5日(月)に、秋田県心身障害者総合福祉センター3階会議室において、 第一回秋田県聴覚障害者支援センター運営懇談会が開催され参加してきました。
聴覚障害者支援センターの運営や各事業に対して聴覚障害児・者の関係団体や関係機関から意見や要望をいただき、より良いセンター運営につなげていくことを目的に開催されたものです。
当センターを含め9団体14名の出席のもと、聴覚障害者支援センターへの要望や意見交換が行われました。
当センターからは手話を学べる場所の紹介など、聴覚障害者支援センターから様々な情報を発信してほしいという要望をさせていただきました。
また聞こえない子供を持つ家族の不安を解消するためのネットワークの必要性や普通校で学ぶ難聴児学級との連携のあり方や就労支援も支援センターを中心としたハローワーク、障害者就業・生活支援センターとの連携のあり方、災害時への支援などについてたくさんの意見が交わされました。その後、支援センターの見学会があり、そこでもハード面に対する意見や要望が出されていました。
これまではどうしてもそれぞれの支援団体が個別に対応していた部分がありました。聴覚障害者支援センターが「情報拠点が一元化され情報がスムーズに得られるようになること、障害の有無・種別に関わらず誰もが利用しやすい場になること」によって総合的な支援を受けられるよう期待しています。
《センター運営懇談会出席団体》(順不同) ・秋田盲ろう者友の会 ・秋田県立聾学校同窓会 ・秋田県聴覚障がい児を持つ親の会 ・(一社)手話秋田普及センター ・きこえのさぽーとあきた ・秋田県聴覚言語障害研究会OB会 ・グリーンローズ親の会 ・秋田県教育庁特別支援教育課 ・秋田県聴覚障害者支援協議会 〔座長〕秋田大学医学部付属病院耳鼻咽喉科 佐藤 輝幸 助教授