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2018-12-29 19:00:00

2018年も国会は大荒れですが、そんな中でも薬師寺みちよ参議院議員が国会で様々な課題を取り上げられ内容の濃い質疑をしてくださいました。

 

また全国を飛び回り、各地のイベントに足を運んでくださり、9月8日には秋田でも講演をしてくださいました。

 

幅広い活動の中の一部ですが、薬師寺みちよ参議院のFBから転載してご紹介します。

 

薬師寺みちよ参議院議員のFBより 演説付.jpg

 

 

2018-3-5 参議院予算委員会より.jpg

 

3月5日、今日も予算委員会では嵐の様な風が吹き荒れました。私は私、いつもの様に薬師寺流の質疑を行わせて頂きました。いつもの様に拙い手話ですが、見ている方に何かを感じていただければと願っておりました。

 

しかし、今日はいつもと違います。質問を行いながら目頭が熱くなってしまいました。だから女は困ると言われてしまえばそれまでですが、うちの秘書も同様だったようです。

 

安倍総理は「頑張ります!」

 

加藤厚労大臣は「私共も、これからも障がいのある人々の支援を頑張ってまいりたいと思います。」

 

突然、手話が飛び出し、思いが共有できたことに胸がいっぱいになってまいりました。野党無所属の一議員の質疑です。障がいをお持ちの皆さまが抱える課題については、与党も野党も政党も関係ございません。真剣勝負で臨めば道は開けます。また、それ以上に答弁の内容も前向きで一刻も早く皆さまにお伝えしたいものばかりです。

 

総理から、緊急通報システム(NET119)の整備も行っていただく旨の答弁がございました。外国人も含めた障がい者に対しても、前向きに取り組んでいきたいと、海外旅行客へも配慮も期待できそうです。

 

今回の働き方改革では、障がいをお持ちの皆さまへの施策も充実されます。少しお時間をいただき、字幕を入れ編集を行ってFBにもアップさせていただきますね。

 

今日の質問は、

①NET119の普及について総務大臣に問う

②緊急通報用電話の整備について総理大臣に問う

③来日する外国人障がい者の交通運賃などの割引について総理大臣に問う

④障がい者の働き方改革について

⑤障がい者の学びなおしについて

以上の5点でした。

 

まだまだ予算委員会は続きます。 もうひと頑張りです!

 

 

*動画を↓の参議院インターネット審議中継 から見ることができます。

 

国会中継 参議院.jpg

 

(視聴方法)

①↑のバナーをクリック 

②左側カレンダーの下の予算委員会をクリック

➂予算委員会の開会日平成30年3月5日を選択(または30年3月5日を検索)する

④発言者一覧から薬師寺みちよ(一番下)を選択します。

 

*薬師寺みちよ議員の質疑開始は7:03:35頃~、

安倍首相の「頑張ります」は7:08:16頃、

加藤厚労大臣の「私共も、これからも障がいのある人々の支援を頑張ってまいりたいと思います。」は7:19:44頃です。

 

 

2018-3-29 障がい者と就労より.jpg

 

予算委員会開催中、3月後半、厚生労働委員会もやっと店開きです。

 

3月20日、厚労大臣の所信を聴きました。働き方改革に主眼を置いた内容となっており、さらに法案審議の際にも深掘りしていかねばなりません。

 

3月22・27日、大臣所信を受け質疑させて頂きました。私がテーマとしたのは、「障害者と就労」 働き方改革というのであれば、障害をお持ちの皆様も労働者として日本の産業を支えて頂く力となっていただかねばなりません。

 

しかし、現状、一般の就労に向け必要な知識や能力を習得してもらうため雇用契約を結び働く場を障がい者へ提供する「就労支援A型」では問題が山積しているのです。

 

事業所も利用者もうなぎ登りで増えております。障害を持っていても働きたいという意欲の表れとして歓迎すべきことです。残念ながら、国から補助金が支給されるため、安易な儲かる産業として、一部「貧困ビジネス」の様相を呈しているのです。

 

真面目な取り組みを行い、障がい者の新たな可能性を引き出してくださっている事業所も多々ございます。その事業所の足を引っ張る様に、次々と事業所が閉鎖、100名単位で障がい者が放り出されてしまっているのです。

 

今日は厚労省・中小企業庁とともに、さらに事業所の質を高め、安易な参入を規制し、障害をお持ちの皆様も収入が得られる仕組みについて共有いたしました。思いの外、中小企業庁も協力いただける様で、経営改善に関してもアイディアを頂きながら厚労省も手を入れてくださることとなりました。

 

3月23日、予算委員会から各常任委員会へ付託され、各省庁の予算を審議いたします。これは参議院ならではの仕組みで、より細かく省庁別に予算を審議することが出来ます。ここでは、厚労省のメンタルヘルス支援事業について質問いたしました。

 

メンタルヘルス対策等事業で「こころの耳」ポータルサイトをご覧いただいたことがありますか? まだまだ普及いておりませんが、とても「使える」サイトです。eラーニング等の仕組みも組み込まれております。

 

ストレスチェックテストも義務化されましたが、集団分析結果の活かし方が次への課題です。こころの耳ポータルサイトの相談から見えてくる課題を施策に反映させるための仕組みもまだありません。

 

また来年度、療養・就労両立支援指導料・相談体制充実加算が新設されますが、その適応は「がん」だけ。治療と仕事の両立という看板を掲げるのであれば、すべての疾患に適応すべきです。

 

まだまだ議論すべき点は多々ございます。これから本格的に厚労委員会は法案審議にもはいります。 機会を見つけ、自分なりの感性を活かし質疑を展開してまいりたいと思います。

 

2018-3-20障害者と就労.jpg

 

 

こころの耳のホームページはこちらから↓

こころの耳  バナー.jpg

 

 

2018-5-31  ヤングケアラーより.jpg

 

5月31日、厚生労働委員会、今日は2階建て。

午前は生活困窮者自立支援法改正案、午後は一般質疑。毎日の様に続く質問に追われながらも一つ一つ丁寧に議論したいと努めております。

 

一般質疑は「ヤングケアラー」について質問いたしました。

 

ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。

 

この様な子ども達の存在は「お手伝いして偉いね」と片付けられてまいりました。

 

しかし、高齢化や共働き等、家族構成の変化によって、お手伝いの域を超え、子ども達の生活に大きな負担となっているケースも少なくありません。

 

昨年、「残夏」というろう者の皆さまが中心となり造り上げた素晴らしい舞台を見た際に、コーダ(ろう者の親を持つ聴者)の苦悩が描かれていたことが強く印象に残っておりました。

 

新聞の社説で「ヤングケアラー」の問題について取り上げられたのを拝見し、介護を担っている子ども達も同様に悩みを抱え、それを開放できずにいるのではないのかと調べておりました。

 

大阪府内の高校生の調査からは20人に一人が介護に携わり、その半数がほぼ毎日であることも分かってまいりました。 しかし、この様な状態を学校も把握していないのです。 南魚沼市や藤沢市の教員調査からも、学校が認識していても家庭の事情にまで踏み込めない現状が分かりました。

 

2012年に総務省が発表した調査によると、家族を介護する15~29歳は約17万7千人にものぼり、この数は年々増加の傾向にあるといわれています。 残念ながら、厚労省も文科省もヤングケアラーの存在は認識しながらも現状把握を行うことなく放置してきたのです。 ケアラーとなることで、孤立し子どもらしく過ごせる時間を奪われ、将来のキャリアも閉ざされてしまうことになりかねません。

 

日本ケアラー連盟も「ヤングケアラー」を支援するためのプロジェクトを立ち上げ、調査研究の結果も公開しています。 まずは行政がヤングケアラーの存在を認識し、支援策を考えていかねば解決にはつながりません。

 

イギリスでは、すでにヤングケアラーをサポートするための居場所づくり等の施策を充実させております。 全国的な調査を行い、学校でのマニュアル作成等、厚労省と文科省にお願いいたしました。 連携し、話し合わせてもらいとの回答。

 

これからも、じっくりとこの課題に向き合ってまいりたいと思います。

 

30年5月31日ヤングケアラー.jpg

 

 

2018-6-11  デフリンピック日本招致より.jpg

 

6月10日に開催された全日本ろうあ者大会において、「デフリンピック日本招致に関わる特別決議」が行われ、会場において承認されました!

 

これで、「2025年デフリンピック日本招致活動」が本格的に始まります。日本で初めてのデフリンピック開催に、会場中のきらめく拍手が高く高くあがりました。

 

今後、開催地はじめ、費用負担のあり方や支援体制の構築など検討事項も多く、国会でも議員連盟ワーキングチームで情報共有しながら進めていかねばなりません。

 

私も昨年開会式に参加したトルコサムスンのデフリンピックは、規模・費用共に過去最高のデフリンピックであったと評されております。開会式の会場も溢れんばかりの人人人・・・ ボランティアも手話で会話することに楽しみを見いだしている様で、選手を見かけると積極的にコミュニケーションをとっていました。

 

町に繰り出せば選手はヒーロー。 一緒に写真をとってほしいと子供たちが集まってまいります。

 

それと同じ状態を日本でも造りだしたいのです。 日本手話・国際手話等の研修も行わねばなりません。市民の皆様にも手話に興味を持っていただき世界中から集まってくるろう者への理解を深めてもらわねばなりません。

 

そのためのツールも作成せねばなりません。 来年には正式にICSD国際ろう者スポーツ委員会へ手を上げる事になります。音の無い中で戦う彼らの素晴らしさを1人でも多くの方に届けたい。宣言を聴き、ぎゅっと手を握りしめ、天を仰ぎました。

 

招致活動も、皆様の協力なしでは実現できません。少しずつ確実に前進出来るように、私も全力を尽くしてまいります!

 

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(2017年7月 デフリンピック開会式にて)

 

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(2017年7月 デフリンピック会場) Special Thanks 薬師寺みちよ参議院議員

 

 

2018-7-20 受動喫煙対策について.jpg

 

7月18日、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が成立いたしました。私も7月5日から参考人質疑を含め計4回、厚労委員会の質疑に立たせていただきました。

 

これまで努力義務だった受動喫煙防止を義務化することになり、望まない受動喫煙をなくすことができます。

 

住宅や旅館、ホテルの客室を除くすべての施設や公共交通機関など多くの人が集まる施設は原則として屋内禁煙とし、違反者には罰則を適用されます。

 

しかし問題もいくつか残りました。その一つが、飲食店のうち個人や中小企業が経営する客席面積が100平方メートル以下の既存店には例外を認め「喫煙可能」などと標識で示せば喫煙を認めことになったことです。

 

今回の規制が施行されても、飲食店のうち約55%の店に例外措置が適用されて喫煙できることになります。5年で3割強の飲食店が入れ替わるとされており、例外が適用される店は徐々に減っていくことが予測されます。

 

しかし、面積で区切り、喫煙可能とする施策はスペインの失敗例として世界的にも採用されておりません。

 

また、学校や病院、児童福祉施設、行政機関などは敷地内を禁煙とすることにも問題が。屋外に喫煙場所を設けることはできるのです。

 

改正法では、急速に普及している「加熱式たばこ」も対象になりますが、健康影響が未解明として、紙巻きたばこよりも規制は緩く、加熱式たばこ専用の喫煙室では飲食も可能なのです。禁煙エリアに灰皿などを設置した施設管理者に50万円以下、禁煙エリアで喫煙した人に30万円以下の罰則もあり、都道府県知事らの指導や勧告、命令に従わない場合に適用されます。

 

すでに受動喫煙防止条例のある神奈川県や兵庫県では一度も罰則を適応されておらず、その実効性については疑わしい点も残ります。

 

細かい点を上げれば、様々なご意見もあることでしょう。しかし、たばこを吸う人と吸わない人の対立を煽る事がこの法律の本来の目的ではありません。ルールを守りながら、お互いに心地よい環境を整備することが出来ればそれに超した事はありません。

 

この法律には5年後の見直し規定が入っております。5年後に向かってすでに次への検討が始めなければなりません。今回の法改正を最低限のルールとして、さらに残された課題についてもしっかり取り組んでまいります!

 

2018-7-18 受動喫煙対策.jpg

 

 

2018-7-25 通常国会閉幕によせて.jpg

 

第196通常国会が182日間の会期を終え閉会いたしました。

 

今国会では、厚労委員会の質問回数34回、11時間40分。予算委員会18回、3時間35分。少数野党だからこそ頂ける質問時間を最大限に活用し、政策を動かしてまいりました。

 

しかし、終わってみると今国会は政治的な動き振り回された国会となりました。

 

まず、前半の予算委員会では、もりかけ問題・獣医学部新設問題に多くの時間を費やしてしまいました。証人喚問を行うも新たな事実は明らかにならず、さらに公文書の書き換えという異常事態。政府の姿勢が改めて厳しく問われることとなりました。

 

予算委員会で本来取り上げられるべき財政規律・社会保障等、国の根幹に関わる本質的な議論が行われず、政府への批判ばかりが目立ち、建設的な議論が交わされることはほとんどございませんでした。

 

中盤では、一部野党の18日間に及ぶ審議拒否という前代未聞の事態に加え、通常国会真っ只中で野党の離合集散のために委員会運営等も混乱を来すという、国会議員として国民の皆様にお詫びしてもしきれない程、政治が混乱を極めてしまいました。

 

一方で、この様な国内の混乱をよそに、海外では米国を巻き込んだ朝鮮半島の駆け引きが活発化いたしました。南北首脳会談、そしてシンガポールで行われた歴史的な米朝首脳会談と、歴史を変える重要なその時に、国会では相変わらずの混乱ぶり。この様な外交問題についても真面な議論はほとんど交わされる事はございませんでした。

 

皆さまに「日本の未来は大丈夫だろうか」と不安を与え、「国会議員はもっとしっかりしてくれ」とお叱りを受けても仕方ございません。

 

「政治不信に陥った日本において、政治を諦めたくない!」その思いを訴え、私も5年前に初当選をさせて頂きました。

 

参議院議員としての任期はあと1年。国会の内情を知れば知るほど、落胆と失望が連続する5年間でございましたが、それでも私は、この国の未来を諦めたくないのです。ただ前のみを見つめ、自分の信じた政策を1人でも多くの皆様に賛同いただき、歩んでまいりたいと思います。

 

今後も皆様から頂いた声を政策に活かし、国を動かして参りたいと思います。

 

薬師寺先生と秘書.jpg

 

 

2018-10-24 国会中継の演説に字幕がつきます♪.jpg

 

10月24日、いよいよ本日から第197回国会が開会いたしました。

 

今日、初日は安陪総理大臣の所信表明演説、麻生財務大臣の財政演説がございます。

 

午後2時から衆議院本会議場の様子がNHKで生中継されます。

 

その演説に今回から「字幕」がつくことになりました。

 

また、今月末に予定されている各党の代表質問の一部にも(の予定でしたが、質問と答弁「すべて」に字幕がつくように努力していただけるとのこと!)字幕がつく予定です。

 

すべての委員会での議論やその他の中継で字幕がつくというところまではまだまだ到達しておりませんが、NHKも議論を重ね、実現に向け一歩一歩努力してくださっています。

 

字幕を付けるためにはそれ相当の労力が必要です。リアルタイムで字幕を打つには3・4人で連携していかねばなりません。またそれを確認する人、画面に合わせて字幕の位置やタイミングを決め画面に載せる人等々、多くの方々の素晴らしい連係プレーで成り立つものなのです。

 

私も現場を見せていただき、息つく暇もない緊張し張り詰めた中での業務に感服いたしました。

 

NHKで、それも国会中継ということになれば、さらに正確性を求められることでしょう。

 

まずは、皆様もご覧いただきご意見いただければ幸いです。

 

私は、今国会も、議論の場を「厚生労働委員会」・「予算委員会」・「復興特別委員会」に頂きました。

 

与えられた時間を一生懸命に議論させていただきたいと思いますので、今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。

 

10月24日 臨時国会.jpg

(Spcilal Thanks 薬師寺みちよ参議院議員)

 

 

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2018-12-29/  薬師寺みちよ参議院議員のFBより/2018年電話リレーサービスの普及推進