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2018-06-02 14:40:00

「ヤングケアラー」という言葉を始めて知りました。

 

ただ聴覚障害の問題に関わっていく中で、コーダ(聞こえない親を持つ子供)が幼い頃から「通訳代わりの生活」をしていて自分の時間が十分取れなかったという話や、障害のある兄弟姉妹がいる子供の複雑な思いが問題化する話は聞くことがあります。

 

「家族(子供・兄弟)なんだから当たり前」ではなく、理解と支援が必要です。

 

薬師寺みちよ参議院議員が「ヤングケアラー」についてご質問された内容を、ご自身のFB(H30/5/31)から転載してご紹介します。

 

薬師寺みちよ参議院議員のFBより 演説付.jpg

 

5月31日、厚生労働委員会、今日は2階建て。

午前は生活困窮者自立支援法改正案、午後は一般質疑。毎日の様に続く質問に追われながらも一つ一つ丁寧に議論したいと努めております。

 

一般質疑は「ヤングケアラー」について質問いたしました。

 

ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。

 

この様な子ども達の存在は「お手伝いして偉いね」と片付けられてまいりました。

 

しかし、高齢化や共働き等、家族構成の変化によって、お手伝いの域を超え、子ども達の生活に大きな負担となっているケースも少なくありません。

 

昨年、「残夏」というろう者の皆さまが中心となり造り上げた素晴らしい舞台を見た際に、コーダ(ろう者の親を持つ聴者)の苦悩が描かれていたことが強く印象に残っておりました。

 

新聞の社説で「ヤングケアラー」の問題について取り上げられたのを拝見し、介護を担っている子ども達も同様に悩みを抱え、それを開放できずにいるのではないのかと調べておりました。

 

大阪府内の高校生の調査からは20人に一人が介護に携わり、その半数がほぼ毎日であることも分かってまいりました。 しかし、この様な状態を学校も把握していないのです。 南魚沼市や藤沢市の教員調査からも、学校が認識していても家庭の事情にまで踏み込めない現状が分かりました。

 

2012年に総務省が発表した調査によると、家族を介護する15~29歳は約17万7千人にものぼり、この数は年々増加の傾向にあるといわれています。 残念ながら、厚労省も文科省もヤングケアラーの存在は認識しながらも現状把握を行うことなく放置してきたのです。 ケアラーとなることで、孤立し子どもらしく過ごせる時間を奪われ、将来のキャリアも閉ざされてしまうことになりかねません。

 

日本ケアラー連盟も「ヤングケアラー」を支援するためのプロジェクトを立ち上げ、調査研究の結果も公開しています。 まずは行政がヤングケアラーの存在を認識し、支援策を考えていかねば解決にはつながりません。

 

イギリスでは、すでにヤングケアラーをサポートするための居場所づくり等の施策を充実させております。 全国的な調査を行い、学校でのマニュアル作成等、厚労省と文科省にお願いいたしました。 連携し、話し合わせてもらいとの回答。

 

これからも、じっくりとこの課題に向き合ってまいりたいと思います。

 

30年5月31日ヤングケアラー.jpg

(Spcilal Thanks 薬師寺みちよ参議院議員)